セルフレジで発生するトラブルとは?対処方法も徹底解説 POSの基礎知識

セルフレジで発生するトラブルとは?対処方法も徹底解説

2022/07/27

セルフレジは、レジ業務の効率化や人件費の削減など、店舗にさまざまなメリットをもたらします。しかし、オーナーの中には導入後のトラブルを懸念している方もいるでしょう。

そこで本記事では、セルフレジの導入で発生するトラブルやその対処方法についてお伝えします。

セルフレジで起こり得るトラブル

セルフレジのトラブルとは

セルフレジの有用性や利便性は広く認知されつつあるものの、トラブルを懸念して設置をためらっている事業者も少なくありません。ここでは、セルフレジの導入によって想定されるトラブルをご紹介します。

使い慣れないお客様からのクレーム

セルフレジは日本中で導入が進んでいますが、まだすべての店舗に設置されているわけではなく、使い慣れていない方も少なくありません。そのため、有人レジからセルフレジに切り替えることで、操作ができない顧客からクレームが入る可能性があります。できる限りシンプルな操作で決済を行えるよう、システムを整備する必要があります。

機器のエラーやシステム障害

セルフレジも精密機器である以上、使用中にエラーやシステム障害が発生するケースも想定されます。簡単な小銭の詰まり程度であれば、従業員が直すことができますが、本格的なシステム障害となると提供会社の保守担当者に連絡する必要があります。

万引きや精算忘れ

セルフレジでは、自動精算機や自動釣銭機での会計作業を利用客に任せるため、万引きや精算忘れなどのトラブルが発生する可能性があります。特に万引きなどの犯罪行為は、頻発すると店舗経営が成り立たなくなるおそれもあり、大きな課題といえるでしょう。

レジ待ちのお客様からクレーム

上記のようなトラブルが多発すると、レジ待ち時間が伸びてしまい、利用客からクレームが届くケースもあります。レジ周辺には行列が発生しやすくなり、顧客満足度の低下につながる可能性もあります。

セルフレジトラブルの対処方法

セルフレジのトラブル対処法
セルフレジの設置で懸念される上記トラブルは、事前の対策で予防が可能です。次は、セルフレジのトラブルを防止するための対処方法をご紹介します。

オペレーションを整備する

まず、初めてセルフレジを利用する方でも使いやすいよう、案内ポップを作成するなどオペレーションを最適化することが重要です。操作に困った方をサポートするためのスタッフを配置しておけば、使い慣れていないお客様からのクレームも減らせるでしょう。また、少ない手順で会計を終えられるよう、操作性がシンプルな端末を選ぶことも大切です。

保守サービスの充実した会社を選ぶ

機器設置後のエラーやトラブルのリスクを減らすには、保守サービスの充実した提供会社を選ぶのが良いでしょう。セルフレジは精密機器のため、不具合や故障のリスクをゼロにすることはできません。しかし、保守体制が整備されている提供会社であれば、連絡後すぐに対応してもらえるため、店舗運営に支障をきたす心配を減らせます。

防犯カメラなどを設置する

レジ会計時の不正を防止するには、防犯カメラの設置が有効です。「防犯カメラ稼働中」などの看板を出しておき、店舗側が犯罪を警戒している旨をアピールしましょう。コスト面から防犯カメラの設置が難しい場合は、レジの周辺に配置したサポートスタッフに不正を監視するよう指導することで、ある程度の抑止力は確保できます。

有人レジと併設する

そもそも、セルフレジ自体をあまり好まないお客様も一定数います。特に、高齢者などは自分で電子機器を操作することに慣れておらず、通常の有人レジで接客してほしいと思っているケースも少なくありません。

そのため、高齢のお客様が多いスーパーなどでは、セルフレジと有人レジを併設するのもひとつの方法です。また、商品登録は通常通りスタッフが行い、会計作業のみ利用客に任せるセミセルフレジを設置するのも良いでしょう。

レジを必要台数用意する

レジトラブルや使い慣れていない方のサポートによって他のお客様を待たせないためには、店舗の規模に合わせてセルフレジを必要台数用意することが重要です。トラブルが発生してもすぐに別のレジへ案内でき、スムーズに会計を終えられます。特に、スーパーなど一度に多くの方がレジを使用する店舗では、レジの必要台数を入念に確認する必要があります。

セルフレジのトラブル対策には、上記のような方法が効果的です。

セルフレジの導入が店舗にもたらす効果

セルフレジの設置を検討する際は、トラブルの可能性だけでなく店舗に与えるメリットも理解することが大切です。ここでは、セルフレジの導入によって期待できる効果を解説します。

レジ業務の効率化

セルフレジを設置すると、従来レジ担当者が行っていた作業が削減されるため、レジ業務の効率化につながります。お客様1人あたりの対応時間を減らすことができ、レジ待ち時間の短縮が期待できます。常にレジ前が混雑している店舗では、特に高い恩恵を受けられるでしょう。

衛生面の向上

セルフレジの設置によって利用客と店員間でお金の受け渡しがなくなり、衛生面の向上に役立ちます。コロナ禍に配慮した店舗運営が可能になり、顧客からの信頼度アップも見込めます。食品を扱うスーパーなどで重宝されるメリットです。

人件費の削減

セルフレジを導入して業務を効率化すると、レジスタッフの数を減らせるため、人件費の削減につながります。完全な無人レジを実現できれば、より大きなコスト削減効果が見込めるでしょう。

多様化する決済方法への対応

セルフレジには、キャッシュレス決済への対応機能も搭載されています。クレジットカードはもちろん、QRコードや電子マネー決済も導入できます。現在支払い方法が現金に限られている店舗や、クレジットカード決済を独立端末で行っていて故障した経験のある店舗などにおすすめです。

精算ミスのリスク低減

セルフレジでは、お釣りの計算を自動精算機に任せることができるため、会計ミスの低減に役立ちます。レジ締め作業の際に計算が合わない心配もなくなり、会計管理の最適化につながるでしょう。

セルフレジを導入すると上記のようなメリットをもたらします。

セルフレジの導入事例

セルフレジは、スーパーや飲食店などさまざまな業界で導入が進んでいます。ここでは、セルフレジの導入店舗の実例をご紹介します。

セブンイレブン

コンビニ大手のセブンイレブンでは、セミセルフレジが導入されています。商品バーコードの読み取りは通常通り店員が行い、支払いは利用客が手元の端末を操作して行う仕組みです。タッチパネルで支払い方法を選択できるようになっており、初めての方でも利用しやすい工夫が施されています。

ユニクロ

アパレル大手のユニクロでは、店員が介在しないフルセルフレジの導入が進んでいます。各商品にはRFIDが取り付けられており、レジ台に置くだけで自動的に点数や料金が算定される仕組みです。レジ周辺に配置する従業員を大きく削減でき、コストの最適化に役立っています。

イトーヨーカドー

大手スーパーのイトーヨーカドーでは、カート型セルフレジの導入が始まっています。ショッピングカートに専用端末とスキャナーが設置されており、商品を買い物かごに入れる際にバーコードを読み取ります。買い物が終了したらセルフレジ端末へ移動し、タッチパネルを操作して決済する流れです。買い物をしながら商品登録を進められるため、買い物時間の短縮にもつながります。

ダイソー

100円均一ショップのダイソーには、有人レジに加えてセルフレジが設置されています。各種キャッシュレス決済にも対応しており、通常のレジと同じように利用できます。それぞれのレジには防犯カメラが設置されているため、セキュリティ面も万全です。

上記のような大手企業もセルフレジの導入を進めています。

まとめ

セルフレジで発生し得るトラブルは、事前の対策で予防が可能です。顧客からのクレームやシステム障害などを懸念している場合は、今回紹介した情報を参考に対策を検討してみてはいかがでしょうか。予防策を講じた上でセルフレジを設置すれば、顧客満足度の向上と店舗運営の効率化を両立できます。

セルフレジ自体についてはこちらの記事でも解説しています。
参考記事:セルフレジとは?概要からメリット・デメリットを分かりやすく解説

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