【種類別】券売機の導入はいくらかかる?導入の流れからランニングコストも紹介 店舗DX

【種類別】券売機の導入はいくらかかる?導入の流れからランニングコストも紹介

券売機の導入を検討する際、最も気になるのが「導入費用はいくらかかるのか」ではないでしょうか。ボタン式やタッチパネル式などの券売機の種類、購入・リース・レンタルなどの導入方法によっても費用は異なります。店舗に最適な方法で券売機を導入することで、費用の負担軽減につながるでしょう。

そこで本記事では、次のポイントをわかりやすく解説します。

  • 券売機のメリット・デメリット
  • 導入の流れ
  • 券売機の費用相場
  • 新品と中古品どちらがお得か

飲食店など店舗運営者の導入判断に役立つ情報を解説しているので、最適な導入方法を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

券売機の種類別費用、導入方法ごとのコスト比較、中古と新品の選び方まで、導入時に知っておきたい情報をまとめて解説。

目次
1 そもそも券売機とは 1.1 券売機のメリット・デメリット 1.2 レジ・セルフレジ・券売機の違い 2 券売機導入の流れ 3 【種類別】券売機の導入費用はいくら? 3.1 全札対応型 3.2 定額紙幣対応型 3.3 ボタン式 3.4 タッチパネル式 4 券売機をレンタル・リースした場合の相場はいくら? 4.1 レンタル 4.2 リース 5 券売機のランニングコストはいくら? 5.1 購入 5.2 レンタル 5.3 リース 6 券売機は新品と中古のどちらがお得? 7 まとめ

そもそも券売機とは

券売機とは、お客様が商品やメニューを選び、その場で注文から会計までを完結できる機器です。飲食店ではラーメン店やファストフード店など、スピーディーな注文と会計が求められる業態で導入されています。

券売機の導入により、スタッフがレジ業務を行う必要がなくなるため、スタッフの負担軽減や人件費削減が可能です。近年では、タッチパネル式やキャッシュレス決済対応機など多様な機種が登場しており、店舗のニーズに合わせた導入がしやすくなっています。

券売機のメリット・デメリット

券売機の導入メリットは以下の3つです。

  • 人件費の削減
  • 会計ミス防止
  • 感染症対策

券売機は注文から会計までを効率化できるため、レジ業務にかかる人手を減らし、人件費の削減に貢献します。また、金額の入力ミスや釣銭の渡し間違いといったヒューマンエラーも防げるため、レジ締め作業の効率化にもつながります。さらに、非接触での会計が可能となり、感染症対策としても有効です。

一方で、以下のようなデメリットも存在します。

  • 初期費用が高額
  • 操作に慣れない顧客への配慮
  • トラブル時の対応が必要

券売機は業務効率化に役立ちますが、機種や機能によっては初期費用が高くなりがちです。高齢者や機械操作に不慣れなお客様が戸惑う場面もあるため、操作方法の案内やスタッフのフォローが欠かせません。加えて、トラブル発生時には機器の復旧対応が必要となり、スムーズな運用のためには保守体制の整備も重要です。

飲食店に多い券売機とは?メリットやデメリット、向いている業種を解説

レジ・セルフレジ・券売機の違い

レジ

セルフレジ

券売機

会計処理

スタッフ

お客様

(セミセルフレジの場合は商品スキャンをスタッフ、会計は顧客が行う)

お客様

レジ締め作業のスピード

時間がかかる

比較的早い

かなり早い

セキュリティ

不正やヒューマンエラーのリスクがある

現金・カードの誤操作によるトラブルのリスクがある

不正やミスが発生しないため防犯性が高い

メリット

接客対応ができる

人件費の削減、レジ待ち時間の短縮

人件費の削減、会計ミス防止、感染症対策

デメリット

人件費がかかる、操作ミスが発生する可能性がある

操作に不慣れな顧客のフォローが必要、設置スペースが必要

初期費用が高額、操作に慣れない顧客へのサポートが必要、トラブル時の対応が必要

有人レジは、スタッフが商品スキャンから支払い処理までを一貫して行う方法です。スタッフがレジ業務の全てに対応するため、柔軟性は高いものの、人件費やヒューマンエラーのリスクがあります。

セルフレジは、顧客自身が商品をスキャンし、支払いまでを行う方法です。省人化やレジ待ち時間の短縮が可能ですが、操作に不慣れな人へのフォローが必要となります。

券売機は、会計だけでなく注文内容の入力まで自動化できる点が大きな特徴です。特に飲食店では、注文の聞き間違いを防ぎ、オペレーションの効率化を図れます。ピークタイムでも回転率向上を実現しやすく、店舗の売上に貢献するでしょう。

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券売機導入の流れ

券売機導入の一般的な流れは以下のとおりです。

ステップ1:ヒアリング・現地確認

券売機の導入目的やメニュー数、必要な機能などをヒアリングし、業者が現地確認にて実際の設置スペースを確認します。実際の設置スペースも確認したうえで、最適な券売機の機種を選定していきます。

ステップ2:お見積もり・プラン提案

購入・リース・レンタルといった導入方法の中から、店舗の予算や運用方法に合ったプランを提案。初期費用やランニングコストも含めた見積もりを出します。

ステップ3:導入決定・契約

見積もり内容や機器の仕様を確認し、正式に契約となります。

ステップ4:設置・設定作業

現地への設置およびメニュー登録、動作テストなどの初期設定を行い、操作説明を受けて準備完了です。

ステップ5:運用開始・アフターサポート

準備が整えば運用開始。導入後はトラブル対応やメンテナンスなど、継続的なサポートを受けられます。

導入時は、店舗の業態や状況に応じて柔軟に対応することで、スムーズな設置・運用が可能です。

【種類別】券売機の導入費用はいくら?

券売機は導入するのにいくらかかるのでしょうか。ここでは、種類別に券売機の導入費用相場を解説します。

全札対応型

全札対応型とは、一万円札や五千円札など、すべての紙幣に対応しているタイプの券売機です。すべての紙幣に対応できることから、高額であることが一般的です。しかし、顧客が紙幣を事前に準備する必要がないため、利便性は向上しやすい特長があります。 全札対応型の導入費用相場は120万円程度です。

定額紙幣対応型

定額紙幣対応型とは、千円札だけに対応しているタイプの券売機です。主に千円以下の安価な商品を販売する際に導入されることが一般的です。シンプルな仕組みであるため安価で済む一方、顧客が紙幣の準備をしなければならなかったり、高額紙幣の両替機を導入する場合には周辺機器の費用が別途かかったりします。 定額紙幣対応型の導入費用相場は50万円程度です。

ボタン式

ボタン式券売機は、従来から普及しているタイプのシンプルな券売機です。ボタンが羅列しており、各ボタンに各メニューを反映させておきます。金額が安価な一方、メニューの変更やはじめて来店するお客様がメニューを把握しにくいというデメリットがあります。 ボタン式券売機の導入費用相場は50万円程度です。

タッチパネル式

POSレジと一体化した券売機とは?概要やメリット、活用方法を解説 タッチパネル式券売機は、POSレジやセルフレジのように画面上にメニューの商品名や写真を掲載し、画面をタッチすることで操作する券売機です。高額な機器が多い一方、メニューの変更が簡単であり、メニューの説明やアピールも直感的に行えます。 タッチパネル式券売機の導入費用相場は50~200万円程度です。 相場に大きく開きがあるのは、機種により機能性の違いが大きいためです。例えば、タッチパネル式券売機には多言語対応や分析機能、POSレジシステムや他システムとの連携機能を備えている機種もあります。 券売機提供メーカーの多くは、基本機能の他にどのような機能をつけるのかオプションとして追加できるようにしています。そのため、自社に必要な機能を選んで取り入れることで、コストパフォーマンスを調整できるでしょう。 券売機の導入は、IT導入補助金(デジタル化基盤導入類型)や業務改善助成金などの助成金や補助金の対象です。費用に不安のある企業の方は、以下の記事もご覧ください。 関連記事:【2023最新】券売機導入に活用できる補助金とは?IT導入補助金について解説

券売機をレンタル・リースした場合の相場はいくら?

ticketmachine-cost-2 券売機の導入方法には、購入以外にレンタル・リースという2つの方法があります。 ここでは券売機をレンタル・リースした場合の相場を解説します。

レンタル

券売機をレンタルした場合の相場を以下にまとめました。 ●ボタン式券売機:月額1万5,000〜2万5,000円 ●ボタン式かつ高額紙幣対応の券売機:月額2万5,000円 ●タッチパネル式券売機:月額1万~3万5,000円 レンタルは途中解約や短期契約が可能であるため、長期で借りる際には割高になることが一般的です。 そのため、短期イベントやお試しで利用する際に適しています。

リース

券売機をリースした場合の相場を以下にまとめました。 ●ボタン式券売機:月額1万〜2万5,000円 ●ボタン式かつ高額紙幣対応の券売機:月額2万5,000円 ●タッチパネル式券売機:月額1万~3万円 リースは途中解約ができず、長期契約であるため、レンタルに比べて月額料金は低価格に抑えられることが一般的です。 そのため、すでに利用したい機種が決まっており、その機能性についても熟知している場合におすすめです。例えば、新店舗を出店する際に、既存店舗と同じ券売機を利用したいときや、すでにお試し利用した機種を長期にわたり利用したいときなどが挙げられます。 リース契約の仕組みやメリット・デメリット、レンタルとの違いは以下の記事をご覧ください。 関連記事:券売機はリース契約がお得?価格相場や仕組みを解説

券売機のランニングコストはいくら?

券売機のランニングコストは、契約方法により異なります。購入・レンタル・リースのそれぞれのランニングコストについて解説します。

購入

券売機を購入した場合、自社の資産となるため月額料金はかかりません。必要になるのは、電気代や券のロール紙代程度です。 ただし、購入後のメンテナンスや保守を依頼する場合には別途契約料や利用料がかかります。券売機メーカーにより利用料は異なるため、見積もりを取って確認しましょう。

レンタル

券売機をレンタルした場合、ランニングコストの内訳は主に以下の3つです。 ●システム利用料(月額) ●料金プランに含まれていないメンテナンスや保守にかかる費用 ●電気代や券のロール代 レンタルの場合には、メンテナンスや保守サービスが含まれているのかどうかを事前に確認することが大切です。また、別途料金が必要なサポート範囲も把握しておくことで、トラブルを避けられるでしょう。

リース

券売機をリースした場合、ランニングコストの内訳は主に以下の3つです。 ●システム利用料(月額) ●メンテナンスや保守にかかる費用(契約料や利用料) ●電気代や券のロール代 リースの場合、メンテナンスや保守にかかる対応も自社で行わなければなりません。そのため、購入した場合と同様に契約料や利用料がかかります。

券売機は新品と中古のどちらがお得?

ticketmachine-cost-3 券売機は新品で買うことが必須ではなく、中古で購入している店舗も少なくありません。中古の券売機は安く入手できるため、人気があり、売り切れてしまうことも多くあります。例えば、新品と比較したときに、中古であれば数十万円割引された値段で購入できることも。 もちろん問題なく利用できるのであれば、中古の方が良いと考える担当者も多いのではないでしょうか。しかし、中古を購入する際には以下のリスクについて留意することが大切です。 ●メンテナンスが不十分で、耐用年数が本来より短くなる可能性がある ●欠品や不備がある ●部分交換ができない機種がある 券売機の内部に汚れがあったり、欠品があったりすると、稼働してはじめて不備が発見される可能性があります。外見だけはキレイにしていても、プリンターの印字ができなかったり、反応しないボタンがあったりすることも。特に注意したいのが、部品交換できない機種があることです。2024年にはお札の変更がありますが、識別機の変更ができないと券売機を使用できない事態に陥ることもあり得ます。 こうした注意点について理解したのち、購入を検討してください。また、はじめて券売機を導入する場合には、券売機提供メーカーがサポートしてくれる新品を導入することがおすすめです。

まとめ

この記事では、券売機の費用相場をまとめて紹介しました。 基本的に高性能になるほど高価になります。ただし、自社に必要な機能が搭載していない場合には、思ったような効果が得られないこともあるでしょう。そのため、まずは自社に必要な機能を確認することがおすすめです。 これまで多くの飲食店や小売店に券売機を提供しているCASHIERでは、タッチパネル券売機を提供しています。はじめて利用する方も操作しやすい21インチタッチパネルを採用。主要50ブランドのクレジットカードや電子マネー・QRコード決済に対応しており、販売機会を見逃しにくいのも魅力です。タッチパネル券売機を検討されている企業の方は、ホームページをご覧ください。 関連記事:CASHIER「タッチパネル券売機」 【以下のフォームを入力して資料を無料でダウンロード】↓ 「注文から決済までをセルフ化する」タッチパネル型券売機”

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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