お話をお伺いさせていただきましたのは、東京都港区赤坂に2024年2月にオープンされたラーメン翡翠様。
「ラーメンを食べて喜んでいただけるのが一番嬉しい。」
そう語るのはオーナーシェフの渡辺様。
今回、タッチパネル型券売機を導入された背景や、その後の具体的な運用・活用方法について詳しくお話をお伺いしました。
ラーメン翡翠(ひすい)


「20年間、飲食業界でさまざまな料理を作ってきました。今回一番好きで、一番情熱を注げる料理としてラーメンを選んで独立をしました。」
「飲食業界に長くいたと言っても、ラーメン業界は未経験でしたので、飲食店に勤めながら、約2年間ほどラーメン店でも働かせていただいていました。料理人として、レシピは自分で考えるべきものだと思っていたので、そこでは主に接客の姿勢やスタンスを学ばせていただきました。」
渡辺様には翡翠のラーメンについてもお話しを伺いました。
「翡翠のラーメンは、店内にある製麺機で麺から手作りしていまして、スープや具材に関しても、麺に使うかんすいを除き、添加物は一切使用していません。自分の今までの経験から、各素材の味の調和を楽しんでいただける一杯をお出ししてます。20年間料理をやってきたからこそ、ラーメンで、何か自分の表現力を活かしたいと思っていたので。」
ラーメンについてお話しを伺う中で、『特別こだわっているところはない』とお話しをいただきました。ラーメンと言えば、それぞれご自身の渾身の一杯を提供されるイメージがありますが、その言葉の背景にはどういった思いがあるのでしょうか。
「他の人から見たら、こだわっているように見えるかもしれませんが、自分にとっては当たり前なんです。だからこそ、やれることは全部やろうと思ってます。」
使用する食材はできる限り産地まで足を運んで選び、ラーメンのベースとなる醤油や塩も全国を回って厳選。ラーメンのどんぶりまでご自分で作られたそうです。
「作れるものは全て自分で作ることが私の当たり前ですね。素材の組み合わせとか、その素材の特徴みたいなものをそれぞれ生かして、美味しい一杯を提供できるように試行錯誤しています。」

現金トラブルの回避と進化する券売機

「開業にはどうしても初期費用がかかりますので、まずは自分の作りたいラーメンに集中できる環境を整えることが何よりも大切だと思っていました。だからこそ、人件費を抑えられる券売機の導入は、開業準備の段階から検討していました。食券システム自体はすでに完成された仕組みだと思いますし、ラーメン店のオペレーションにも非常に適しています。あとは、アナログのボタン型にするか、デジタルのタッチパネル型にするかという選択だけでしたね。」
いくつかの選択肢の中から、自分の店に最も適した券売機の検討を進められていた渡辺様。今回の導入にあたり、なぜキャッシュレス決済限定のタッチパネル型券売機を選択したのでしょうか。
「タッチパネル型の券売機であれば、メニューの変更にも柔軟に対応できますし、現金には極力触れたくなかったので、キャッシュレスで運営ができるタッチパネル型の券売機を探していました。」
長年飲食業に携わっていたからこそ、現金決済によるリスクも実感されていた渡辺様。
「現金会計は、釣銭の受け渡しミスや、盗難といったリスクがあります。実際にそういったトラブルも経験してきました。未然に防ぐという意味でも、キャッシュレスに対応した券売機は必須だと感じていましたね。」
券売機の導入にあたっては、4社から見積もりを取り、費用面や機能性を比較検討され、その結果、最もコストを抑えつつ、要件を満たしていたCASHIERのタッチパネル型券売機を選んでいただきました。
「実は、以前お手伝いしていた店舗でもCASHIERさんの券売機を使っていて、そのときの操作性や安定性への信頼感も大きな決め手です。」
「さらに、選定の決め手のひとつとなったのが、将来を見据えた機能性でした。多言語表示に対応していたり、スマートフォンのようにシステムのアップデートが可能だったりと、長く使い続ける上でのメリットも大きいと感じました。」
CASHIERでは、定期的にシステムのアップデートを行い、常に使いやすいサービスを目指して改良を重ねています。お客様に安心してご利用いただけるよう、日々の運用性や利便性の向上にも努めています。

券売機と管理システムの活用で、お客様に喜ばれるお店へ
売上管理の手軽さで日々の業務負担を軽減

「キャッシュレス決済のみの運営にしたことで、以前の職場では1時間以上かかっていたレジ締めの作業が不要になりました。売上データもリアルタイムでシステムに反映されるため、管理の手間がほとんどないですね。現金を扱わないのでで、お金に関するトラブルや、人による釣銭ミスなどのリスクがない点も非常に助かっています。」
「また、毎朝限定メニューなどの変更を行っているのですが、新しい商品の登録も短時間で完了し、すぐに反映できるのは大きな利点です。写真付きのメニュー情報を事前にストックしておけば、当日は数タップで更新できるので、冷やし中華やつけ麺といった日替わりのアイデアもすぐに券売機に反映することができています。」
「料理人としては、職業病のように、旬の食材を見つけると新しいメニューを開発したくなってしまうんです。その分、メニューの変更や追加も多くなるのですが、簡単に操作できる商品登録機能は、毎朝欠かさず活用しています。」
CASHIERでは、初期導入時のメニュー登録を無料でサポートしております。運用開始後も、商品登録やメニューの更新をサポートし、お客様ご自身でも簡単に追加や更新作業を行っていただけます。
戦略的にニーズを見える化し、最適な営業を
「売上データは管理システムからすぐにCSVで出力し、日々の管理に活用しています。」
「また、CASHIERさんの管理画面上では、売上データに加えて、トッピングなどの商品ごとに販売数や時間帯別のオーダー傾向といった情報をリアルタイムで確認できるため、たとえば、今日何杯出たか、どのトッピングが人気だったか、といった情報がすぐに把握できるのでいいですね。」
「こうした細かい数値を自分たちで集計しなくて済むのは、本当に助かっています。手作業でデータをまとめるのは大きな負担ですし、券売機と管理システムを入れて、業務の効率化に大きく貢献していると実感しています。」

言葉の壁を越える券売機で広がる来店機会
「翡翠がある赤坂は外資系企業が多く、外国人の方が非常に多いエリアです。さらにインバウンド需要も高まっているため、今後は外国語対応の必要性がますます高まってくると感じています。」
「現時点では、外国人のお客様の比率はそれほど高くありませんが、店舗の認知度が上がるにつれて、今後の来店増加を見込んでいます。そのため、多言語対応機能は今後積極的に活用していく予定ですね。」
CASHIERのタッチパネル型券売機には、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応した表示切り替え機能が搭載されており、日本語が読めない訪日観光客の方でも、簡単に操作できる仕様となっています。
「すでに機能として備わっているので、今後どんどん活用していきたいですね。」
と渡辺様は今後の展望を語ってくださいました。

家族に食べさせたいと思える一杯を

「ラーメンは、自分の感覚や経験を込めて作る料理。だからこそ、家族や子どもにも安心して食べさせられるものを提供したいんです。もちろん、お客様に喜んでいただきたいという想いはありますが、いつも自分の家族に食べさせたいという気持ちで、一杯一杯を作っています。」
20年以上の料理経験をもつ渡邉様がラーメンに込めるのは、こだわりではなく当たり前の積み重ねです。
「適当にやるのが一番いい」
と笑って話すその姿には、長年の経験に裏打ちされた自信と確かな信頼感がにじみ出ています。
「難しく考えすぎず、自然体で向き合うこと。そうすることでお客様にも喜んでいただけるんです。」
これからも、季節の素材を取り入れた新メニュー開発や、お客様の期待に応える柔軟な姿勢を大切にされている渡辺様の店作りを我々CASHIERは今後ともサポートさせていただきます。