今回、タッチパネル型券売機を導入いただきましたのは東京都の大塚駅から徒歩3分のところに2024年11月、新しくオープンされた東京エイジングスパイス様。
「券売機を活用してお客様を待たせない、安く・早く・ヘルシーなスープカレーを提供したい。」
こう話すのは代表社員の片瀬様。
そんな思いをお持ちのスープカレー専門店に今回、タッチパネル型券売機と自動釣銭機の導入のお手伝いをさせていただきました。
東京エイジングスパイス


「実はスープカレーって2回3回と何度もリピートされにくいジャンルでして…。」
そう話すのは代表社員の片瀬様。スープカレーはスパイスにとてもこだわって作る店舗さんが多く、価格が高くて提供までの時間が長いお店が多いそうです。そんな業界の中で、東京エイジングスパイス様は『安い』、『早い』、『ヘルシー』といった真逆のコンセプトでオープンされました。
「当店では毎日食べられるおいしくてリーズナブルなお店を目指し、スープカレーを提供しています。基本的には具材は野菜のみですが、お客様に満足いただけるように野菜の種類を最大14種類までご用意しています。また、毎日食べていただくけるようカレーのベースも現在はレギュラーメニュー3種にトマトや海老などの限定カレー2種を増やした5種類を提供しております。」
「さらに、野菜だけでは物足りないと感じられる方には追加トッピングでとんかつやチキンレッグなどのお肉系を追加することも可能ですので、自分好みにカスタマイズして楽しんでいただければなと思っています。」
「味にはもちろんこだわりながら、尖らせすぎないことが東京エイジングスパイスとしての魅力だと考えているので、そのいい塩梅を表現できるように意識しながら商品開発を行っています。実際に、スープカレーが好きでよく食べるけど、『ここは本当に美味しい。』『また来ます。』といったお褒めの言葉をお客様からいただいていています。やはりスープカレーを褒めていただけるのはとても嬉しいですね。」
そんな片瀬様のこだわりとコンセプトから、お店はランチのピークタイムでは満席、オープンして約半年ながらリピーターの方や美味しいと言ってくださる方がたくさんいらっしゃるそうです。

1人でも回る店づくりを実現するための券売機運用

新規開業にあたり、1人でも店舗運営が成り立つオペレーション体制を目指されていたという片瀬様。
「スープカレーは、トッピングの選択肢が多いので、お客様に口頭で注文をいただく場合、内容の確認や伝達に時間がかかってしまいます。なので、券売機を利用してそこのオーダーミスを防止できるように。そして人数を最小限で運営できるようにしようと思ってました。」
「例えばスタッフがオーダーを受ける形式で営業した場合、お客様の注文を伺っている間に新たに来店されたお客様の注文が遅れてしまう可能性がありますし、例えば10名のお客様に対応するだけでも、1人あたり3分かかるとすれば、極端な話30分以上の時間を要してしまい、大きな時間のロスになります。こうした非効率な状況を排除することが、ワンオペレーションで円滑に店舗を運営していくためには必要だと考えていました。」
「券売機を導入すれば、お客様がメニューを選択する自由度を確保しつつ、スタッフは調理に専念できるような環境が作れると思っていました。注文ミスの防止にも繋がり、初めての来店でもスムーズに注文から会計までを完結できる仕組みが実現しています。特に、ランチなどの繁忙時間帯を効率よく乗り切るためにも、オープン初期からの券売機導入は欠かせない選択でした。」
迷わず使える券売機で現場もお客様も安心
「数社を比較検討した中で、CASHIERさんを選んだ理由の一つが、新古品の自動釣銭機を購入することで、初期導入コストを抑えられた点です。他社では、新品の導入が前提となっているケースもありましたが、CASHIERさんはそうした点にも柔軟に対応してくださり、コスト面で大きな魅力を感じました。」
「また、他社さんのように正直あまり使わないような機能を多数備えているわけではなく、必要な機能だけがシンプルにまとめられている点も、新規開業をするとなった際に非常に相性が良かったですね。複数の企業さんのショールームを訪れて、それぞれの券売機を実際に見させていただきましたが、機能面で大きな差は感じなかったものの、CASHIERさんの券売機は画面の見やすさや直感的な操作性に安心感がありましたね。」
必要なものを備えたシンプルな構成で、過不足のない設計になっているのもCASHIERの大きな魅力です。機能が絞られている分、現場の運用に迷いが生じにくく、お客様にもスタッフにもすぐに使いこなしていただくことができます。

注文から5分で提供可能なスープカレーの仕組み

CASHIERの券売機は、お客様に注文から会計をしていただきますと、注文情報がキッチンプリンターを通じて即座に厨房に伝達されます。
「券売機の導入により、店内の注文効率はもちろん、注文と伝達に人を介さないことで、オーダーミスや聞き間違いはないですね。お会計が済んだらすぐに調理に取り掛かっていただけるため、タイミング次第では、注文からわずか5分ほどでスピーディーに提供することも可能ですね。」
「大塚駅周辺は住宅だけでなくオフィスも多く、会社員の休憩時間は基本的に1時間程度しか無いですよね。提供に20〜30分かかってしまうと、実際に食事をする時間がほとんど取れず、移動時間を含めると、10分も食べる時間がないというケースも珍しくないです。なので、短時間での料理提供は必須で、CASHIERさんの券売機の活用することで、忙しいお客様にもスムーズに対応できる体制を整えることができていて、本当に助かっています。」
基本的にはセルフスタイルでありながら、店舗全体の提供スピードと顧客満足度のバランスを保つ最適な運用を確立されています。ワンオペレーションでも質の高いサービスが提供できているとのことで、我々CASHIERとしても非常に嬉しく思います。
「さらに、オープンから半年が経ち、最近では外国人観光客のお客様も増えてきました。スタッフの外国語対応なども今後の課題ではありますが、券売機が多言語対応しているため、皆さん問題なくご利用いただいており、とても助かっています。」

CSV抽出で現場に活きるデータ活用を実現

「現在は、CASHIERの管理システムを活用し、日別、月別の注文履歴や商品別売上の確認や、時間帯別の傾向の把握を行っています。」
「それ以外にも売上データを管理システム上からCSVで抽出し、独自にABC分析などの分析を行っています。今後は限定商品の評価や、将来的なレギュラーメニュー化、新規メニュー開発の判断材料としてもデータの活用範囲を広げていく予定です。」
「操作にやや手間のかかる部分もありますが、どの項目からでもCSVデータを抽出できる点は非常に助かっています。今後は販促の施策や運用の幅を広げていきたいですね。」
実際に、CASHIERの管理システムから、曜日別・時間帯別の売れ行きデータをもとに、仕込み量の最適化やメニュー構成の見直しを検討するなど、実務に直結するデータ運用をしていただくことが可能です。

健康で価値ある日常食を、お客様に届けたい


片瀬様がこのお店に込めた想いは、『SNS映えする料理ではなく、日常にちゃんと根ざした健康的で価値ある食事を提供したい』というシンプルで力強い信念にあります。
「最近はインスタ映えを意識した過剰な盛り付けや高価格な料理が目立ちますが、それが毎日の食事に本当に必要なのか。働く人や地域に暮らす人が、気軽に栄養のあるものを食べられる店がもっとあっていいのではないかと思います。」
実際に東京エイジングスパイス様は、複数の野菜が取れるヘルシーなスープカレーを880円で提供されており、他のメニューもほとんどが1000円前後と、リーズナブルな価格設定が魅力的です。さらに、トッピングは10種類以上と豊富で、毎日通っても飽きが来ないように工夫されています。
「私のおすすめは山盛小海老の海老東京スープカレーと痺辛山椒東京スープカレーです。特製の海老スープに山盛りの小エビをたっぷり乗せた海老づくしの一杯と、山椒の風味を存分に楽しめる、痺れる辛さがクセになる一品です。ぜひ一度食べにきてください。ご来店お待ちしております。」
日常で食べたくなるヘルシーで手頃なスープカレーを提供されている東京エイジングスパイス様の挑戦を、CASHIERは安定したワンオペレーション運営のサポートをしてまいります。