今回クラウドPOSレジのD3 MINIをご導入いただいたのは「レストラン Milano」と「アンカードレ」様。
「週2日の営業のため、できる限りオペレーションを効率化したい。」
そう語るのは、店長の吉川様。
吉川様は中山競馬場内に2店舗出店しておりまして、パスタやピザを取り揃えるイタリアンレストランの”Milano”と、こだわりのフルーツを使ったかき氷やフルーツジュースを楽しめるアンカードレでのご出店です。
吉川様は中山競馬場内にあるパスタやピザを取り揃えるイタリアンレストランで、140席を構える店内にはいつも競馬観戦に来る常連の方だけではなく家族連れもゆっくりできる広々とした空間となっています。
競馬場内のイベントスペース前のアンカードレ様ではこだわりのフルーツを使ったかき氷やフルーツジュースを楽しめます。
シェイブアイスからイタリアンの道へ

まず初めに、レストランMilano様のルーツをお伺いいたしました。
「水道橋が本店のTokyo Shave Ice アンカドーレというかき氷店がうちの運営会社です。今回中山競馬場に2つテナントに空きが出たため、メインであるアンカドーレの支店と合わせて新しい業態のイタリアンに挑戦することになりました。」
「アンカードレではかき氷やフルーツジュースなどを販売しております。フルーツ主体で営業しているので、質の良いフルーツが入荷できなかったらそのメニューは出さないんです。毎日その日一番高いクラスのいい果物を仕入れて、自社独自の製法でシロップを作っています。なので、季節によって販売できないメニューも多く、季節限定商品が多く楽しめるのが特徴ですね。」
スイーツ店をメインとして運営しているアンカードレ様。全く業態のイタリアン店舗をオープンする背景はどういったところからきたのでしょうか。
「代表が、元々調理学校出身でさまざまな種類の料理を経験して、チャレンジしてみたかった業態の一つでした。今までの経験から食材の仕入れルートが確保しやすいことあり挑戦しやすかった為、イタリアンでの出店を決めました。」
そんな代表様の想いから始まった、レストランMilano様はパスタやピザに加え、ナポリタンといった親しみやすい田舎の洋食屋さんのようなメニューもご提供されております。
「人気メニューはこだわりの十六代真っ赤卵 を使用したオムライスです。卵の色が鮮やかで、濃厚な味わいが特徴です。お酒を飲むお客様であればチーズプレートや、生ハムをよく注文いただいてます。」
店内には5台のモニターが設置されていて、食事やワインなどのお酒を楽しみながらレースを観戦することができます。特にレース開催日には、多くのお客様がくつろぎながら食事と競馬を楽しんでいるそうです。

特殊な環境だからこそシンプルなPOSレジで

今回”アンカードレ”で1台と”Milano”で2台、POSレジ D3-MINIをご導入いただいた吉川様。
元々水道橋の本店では別のレジを利用しており、キャッシュレス決済はご利用されず現金のみで利用されていたとのこと。
「中山競馬場は、土日などの休日しか営業しないので、自ずと出店店舗も営業日が限られてしまいます。そうなるとスタッフがレジ業務とかを覚えづらい可能性があるので、可能な限り簡単につかえるレジを探していました。」
基本的に週末しか営業できない競馬場という特殊な環境だからこそ、スタッフの業務工数や機器の利便性を重要視しておられました。
「水道橋の店舗では、別のレジを使っていて少し操作性が複雑だったので、今回の店舗ではスムーズに運営ができる様、細かい操作性も重視していました。」
実体験からお店の回転率を上げるために無駄な工数を減らしたいという要望をお伺いしている中で、我々からはクラウドPOSレジのD3 MINI をご提案させていただきましたが、導入前はいくつかレジの比較をされたと思います。最終的にCASHIERを選んでいただいた理由はなんでしょうか。
「CASHIERのレジを実際に使っている人におすすめで、簡単で使いやすい。と聞いていたからですね。電卓みたいにサクサクできるとも言ってました。」
「実際に大型レース開催日のピーク時も問題なく使えていましたし、何より直感的に素早く操作できたので、使いやすさを実感しています。」
営業は週2日間のため、回転率が重要視されます。いかに注文からお会計の工程を効率的にして、 お客様に入店していただけるのか、我々としても少ない工数でスピード感のある運用ができる方法を一緒に考えさせていただきました。

前精算でお店主導の効率的な店舗に

実は今回、ハンディやスマホのテーブルオーダーシステムも合わせて導入を検討していらっしゃいましたが、施設の構造上クラウドPOSレジD3 MINIのみ導入となりました。その導入の裏には、通信環境という大きな課題があったそうです。
「140席と店内も広いですし、ハンディや、スマホのオーダーシステムについては導入しようとしていたんです。特にスマホのオーダーシステムはお客様に注文して頂くので注文の効率化ができると思っていました。ただ、店舗の通信環境が良くなく、お客様がまともに注文できるような通信環境ではなかったので、回線環境を改善した上で導入しようと考えていましたが、回線を通すのに莫大な工事費用が発生するため、今回は断念し、POSレジを導入することに決めました。」
「導入後の使用感としてCASHIERのPOSレジは、画面にメニュー名と個数が表示されますし、削除や個数変更なども、同じ画面上から確認と操作ができるのでとても使いやすいです。週に2日しか営業がないのでスタッフの方がレジ操作を覚えられるかを懸念していましたが、操作性も非常によく、問題なくみんな順応して使えており、翌週に操作を忘れてしまうといったことも少ないですね。」
次に気になるのは実際の運用方法です。クラウドPOSレジを導入されてどのように扱われているのかをお伺いしました。
「レストランは食後にお会計をするのが一般的ですが、POSレジの導入となったので、思い切って今回は事前会計式にして運用を始めました。なので、お会計してからお料理を作ることになっていますね。」
「今思うと、お客様主体で注文するスマホオーダーですと一気にオーダーが来てしまった場合、キッチンがパンクして回らなくなってしまう可能性がありました。、ただPOSレジだけの導入で事前会計にしていることで、ある意味お店主体で注文の量をコントロールできるため、支障なく営業をすることができています。」
「特に有名な大型レースでは、ただでさえ満席でキッチンはギリギリだったので、もしもスマホのオーダーシステムでお客様から注文が来たらキッチンが注文に対応できず、お店が回らなず、お客様にご迷惑をおかけしてしまうところでした。」
「お客様から追加注文を頂く際も、テーブルで注文していただいて、先にお会計をしてから料理を作るような形ですね。」
回線が届いていないという逆風がありながらも、発想の転換と工夫で追い風に変えたレストラン Mirano様。営業を支障なくできていると伺い、我々一同も大変喜ばしい限りです。
お客様にくつろげる空間を

「競馬って男性が多いイメージですが、最近は家族連れや女性の方も競馬観戦をされることが増えています。」
「ぜひレストランMilanoで競馬を見ながらゆったりとお食事をして過ごしていただけたら嬉しいです。アンカードレは、競馬場のイベントスペースの手前にございます。レースの合間にイベントを見られる際は途中で足を運んでみてください。どちらのお店でもこだわりの素材を使ったメニューを揃えてお待ちしています。」
競馬場でゆっくりとお食事を楽しみながらレースを楽しむことができる店舗は少ないと思います。お客様の競馬体験、そしてアンカードレ、Milanoの両方のお料理を継続してお客様に楽しんでいただけるシーンを崩さぬ様、我々としても安定したサービス提供で、CASHIERとして店舗様の営業のサポートを継続していきたいと考えております。