今回、一体型POSレジ6800UAを導入いただきましたのは、パティスリーペトリコール様。
「自分の手でケーキを作り続けたい。」
と話すのは、オーナーシェフの安田様。2024年9月に神奈川県横浜市の下永谷にオープンされたテイクアウト専門のケーキ屋にてケーキや焼き菓子などの販売にご利用いただいております。
パティスリーペトリコール

オーナーシェフの安田さんは、20年以上ホテルにてパティシエとしてのキャリアを積み、ホテル内にて新商品の開発なども行われていたそうです。
「今回の独立のきっかけは、ケーキを作る作業時間が少なくなったことです。ホテルにて新商品の考案をしていくにあたり、ケーキを作ることよりもデスクワークが多くなりました。そこで私自身、『やはり職人でいたい。』『自分でケーキを作りたい。』と思う気持ちが強く、自分でお店を開こうと決断したんです。」
「店名のペトリコールは、私が好きな雨上がりに地面から立ち上る匂いを意味するギリシャ語で、開業当時に読んでいた小説で出会い、音の響きとイメージに惹かれて名付けました。」
開業されてから現在、安田様は毎日朝6時過ぎには厨房に立ち、仕込みや新メニューの開発などを行われているそうです。
「遠方からのお客様よりも地域のみなさんに愛される、『近隣の方が気軽に立ち寄れる日常のご褒美を提供するお店』をコンセプトに、お客様に来ていただけるお店を目指しています。」
「だからこそ、いつも同じ商品でお客様が飽きないように、季節感が伝わる旬のフルーツを使った新作商品をラインナップにしたいと思っています。そのため、開発する新作メニューはなるべく旬のものを活かした商品にしていますね。」
「今は、夏にぴったりな爽やかなパッションフルーツとフランボワーズや、ココナッツとパイナップルを使用したケーキを販売中です。」
「さらに、最近はパウンドケーキに力を入れていて、他にも、ほうじ茶とコーヒーを組み合わせた、このお店でしか味わえない個性的な商品の開発も積極的に始めました。」

誰でも使える操作性と売上データの可視化が決め手に

今回、一体型POSレジ6800UAを導入いただきました安田様。導入いただいた背景には、どのような思いがあったのでしょうか。
「ケーキ屋という業態上、お会計の際にショーケースから商品を取り出して箱詰めする作業が発生しますから、お客様を少しお待たせしてしまいます。開業してすぐに複数のスタッフを雇う予定もなかったため、最小限の人数でいかにスムーズにお会計を進められるかを考え、基本的に操作が簡単で誰にでも扱えるレジを探していました。」
「また、ケーキの仕込みや開発にできる限り時間を割くために、それ以外の業務は可能な限り効率化したいと考えていました。普段の会計業務はもちろん、営業後のレジ締め作業も含めて、簡単に扱える機器を探していましたね。」
新規開業には厨房機器の準備や内装の工事などで多額の初期費用がかかります。なるべく費用を抑えながらも、最高の商品をお客様に届けたいという思いから、安田様は効率的なPOSレジを探すために複数の企業を比較検討されたそうです。
「私は接客よりもケーキ作りに集中したいと考えていましたから、操作が簡単でわかりやすいCASHIERのレジはスタッフがすぐに使いこなせるのではないかと思いました。」
「さらに、売上データがリアルタイムに反映され、管理画面からすぐに確認することができる。レジ締めや日報作成の時間と手間がかからない点も大きな決め手です。」
「月額費用がかからないスタータープランなら費用を最小限に抑えながらも、多様なキャッシュレス決済へ対応することができ、売上データの可視化などの機能も充実していましたので、CASHIERさんのPOSレジを選びました。」
CASHIERは導入する費用を抑えられることも一つの魅力です。一体型POSレジは端末価格が一台あたり138,000円(税込)。月額利用料0円。初期費用のみで、ランニングコストを抑えながら負担なく導入、ご利用いただけます。
接客も会計も任せられるレジで、ケーキ作りに集中できる環境へ
スムーズな会計と直感的な操作で、スタッフも安心して使える体制に

開業されてから約9ヶ月。ここまで大きな問題なくご利用していただいています。
「実際、お会計はスムーズに行えていますので、商品の箱詰め以外で長くお客様をお待たせることなく営業できています。」
「操作画面がシンプルで、次にどのボタンを押せばよいかが直感的にわかります。そのため、新しく入ったパートスタッフへも操作方法をすぐに伝えることができ、当日中には使いこなせるようになり、ミスもなく安心して利用できています。」
「さらに、接客からお会計、レジ締めまでの業務をスタッフに一任できることになったことで、開業前から目指していた『ケーキ作りに集中できる環境』を整えることができました。」
「もちろん私自身が接客に立つこともありますが、基本的には仕込みや商品開発に時間をかけられる今の体制は、とても助かっています。」
この事例で導入されている
機器

対面販売はそのままに
オペレーション効率化
売上データを活用して仕込みや販促の最適化に成功

売上データをもとに、日々の仕込み量の調整や商品構成の工夫を行っているという安田様。
「管理画面から確認できる売上データは、日々の営業だけではなく、中長期の販売戦略にも役立てています。」
「例えば、直近数週間の売れ行きやお客様の来店状況をもとに、仕入れ量や仕込むケーキの種類・個数を調整して決めています。」
「CASHIERさんのレジを導入して開業当初から、『土日の午前中にお客様の来店が多い。モンブランは秋冬によく売れる』などといった傾向を把握できるので、こうした情報をもとに商品開発や、販促時期の最適化など、中長期的な施策にも反映させています。」
「中でも特に重宝しているのが、週単位・月単位の売上推移や、曜日別・時間帯別の来店傾向が可視化できる点です。これらのデータはCSV形式で抽出できるため分析にも使いやすく、季節限定商品のリリース時期や新メニューを展開するタイミングを調整する際にも役立っています。」

丁寧な工程が生み出す、唯一無二の味

「シンプルなものはとことんシンプルに、手の込んだものはとことんこだわり丁寧に。」
安田さんが貫くこの信念は、全ての商品づくりに息づいています。丁寧な工程こそが、他にはない安田様の味を生み出す源となっています。
「頭の中で思い描いた味の組み合わせを、まずはイメージの中で試作し味見します。イメージの中で納得が行った段階で、はじめて実際に作ってみるんです。そして、そこから何度も試作と調整を重ね、納得のいく形に仕上げてから、皆さんにお出ししています。」
「今後も、季節ごとの素材を活かしたメニュー開発を継続し、来店するたびに新しい発見がある店づくりを目指していく予定です。定番商品と新商品、その両方をバランスよく届けることで、地域の皆様に長く愛される存在となることを目指しています。」
そんな安田様のこだわりが詰まったパティスリーペトリコール様の営業を、これからもCASHIERは一体型POSレジとデータを通じてサポートし続けてまいります。