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仕入れ原価と売上原価の仕組みを理解して、数字に強い店をつくる。利益を見誤らない経営に 開業/店舗経営

仕入れ原価と売上原価の仕組みを理解して、数字に強い店をつくる。利益を見誤らない経営に

お店を始める準備をしていると、「仕入れた分はそのまま経費になる」と思ってしまいがちです。

しかし、実際には仕入れた時点ではすべてが“原価”になるわけではありません。

仕入れ原価と売上原価は、費用として計上されるタイミングが異なるため、

この仕組みを理解していないと、実際の利益を見誤ってしまうことがあります。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、開業前に知っておきたい「仕入れ原価と売上原価の関係」をわかりやすく整理しながら、 正確な利益率の算出や在庫管理、ムダな仕入れの防止につなげる考え方を解説します。 数字に強くなることで、感覚ではなく“データで経営判断できる店づくり”が可能になります。

目次
1 仕入れ原価と売上原価の「違い」とは? 1.1 飲食店では「使った分だけ」が原価になる 1.2 小売店では「売れた分だけ」が原価になる 1.3 支出と“原価”のタイミングは同じではない 2 なぜ違いあるのか?棚卸と会計の基本 2.1 棚卸とは?在庫を数えて「原価」を確定させる作業 2.2 棚卸が「式」に入る理由 2.3 棚卸精度を上げるコツ 3 正しい原価計算がもたらす3つの効果 3.1 ① 正確な利益率を出せる 3.2 ② 在庫を“必要な分だけ”にできる 3.3 ③ 仕入れ判断の精度が上がる 4 まとめ

仕入れ原価と売上原価の「違い」とは?

仕入れ原価と売上原価は、どちらも“原価”という言葉を使いますが、

指している中身と費用化されるタイミングが異なります。

仕入れ原価は、その名の通り「商品・材料を調達するためにかかったコストの総額」で、

仕入価格に加えて送料・関税・仕入手数料・検品費用などの付随費用を含めます。

一方で売上原価は、ある会計期間の売上に対応するコストだけを取り出したもの。

式で表すと、

売上原価 = 期首在庫 + 当期仕入 - 期末在庫

となります。

ポイントは、お金を払った瞬間=費用ではないということ。

買ったけれどまだ使っていない・売れていない分は在庫(資産)に残し、

売上に対応した分だけを費用化します(対応原則)。

この考え方を押さえると、利益の“見え方のズレ”がなくなり、

価格設定や仕入れ量の判断がブレにくくなります。

なぜ違いあるのか?棚卸と会計の基本

仕入れ原価と売上原価の違いは、「会計のルール」と「棚卸」の考え方から生まれます。

多くの人が「買った=費用」と思いがちですが、会計上は“売上に対応する分だけ”を費用として計上するという原則(対応原則)があります。

つまり、仕入れたものがまだ使われていなければ、それは“費用”ではなく“資産”として残す必要があるのです。

その区別を正確につけるために欠かせないのが、棚卸(在庫の確認)です。

正しい原価計算がもたらす3つの効果

仕入れ原価と売上原価の仕組みを理解し、正確に原価を計算できるようになると、

経営の見え方が一気に変わります。

感覚的に「なんとなく儲かっている」「仕入れが多い月は厳しい」と捉えていた数字が、

根拠をもって判断できる指標になります。

ここでは、正しい原価計算によって得られる3つの主な効果を紹介します。

まとめ

仕入れ原価と売上原価の違いは、会計上の知識にとどまらず、

お店の経営を安定させるための“数字の土台”です。

仕入れた時点ではまだ「費用」ではなく、売れた・使った時に初めて「原価」として計上される。

このタイミングの違いを理解しておくことで、実際の利益が正確に見え、

価格設定や仕入れ、在庫管理の判断を迷いなく行えるようになります。

また、こうした数字の管理は、手作業ではどうしても手間がかかり、誤差も生じやすい部分です。

CASHIERなら、POSレジと在庫データを自動で連携し、

仕入・販売・在庫を一元管理できます。

仕入れや販売のデータから原価率や在庫推移をリアルタイムに把握できるため、

経営判断のスピードと精度が格段に向上します。

原価を“数字”で捉えることは、感覚に頼らない経営への第一歩です。

今日から、売上と費用のタイミングを意識して、数字に強い店づくりを進めていきましょう。

記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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