ここ数年は現金を持ち歩く人が少なくなり、キャッシュレス決済が一般化しつつあります。
キャッシュレス決済のなかでも、もっとも利用者が多いのがクレジットカード決済です。
店舗を運営する個人事業主の方にとって、クレジットカード決済に対応することは、売上向上という観点でも顧客の利便性向上という観点でも非常に重要です。
本記事では、クレジットカード決済を導入する重要性やメリット、導入方法や導入の流れ、おすすめのクレジットカード決済サービスなどについて解説していきます。
【今回のコラムをざっくりまとめると…】
この記事では、クレジットカード決済を店舗に導入する際の流れや注意点をわかりやすく解説しています。導入の具体的なステップや必要な契約、コストについて詳しく説明し、適切なサービス選びのポイントも紹介。 クレジットカード決済をスムーズに導入するためのヒントが満載です。 詳しくは記事をご覧ください!
店舗を運営する個人事業主の方にとって、クレジットカード決済を導入することは非常に重要です。 大きな理由としては、「顧客の利便性向上」「売上の安定化」「店舗運営の効率化」という3点が挙げられます。
▼関連リンク 事業者向け キャッシュレス導入成功 事例集|経済産業省
個人事業主の方がクレジットカード決済を導入することで、顧客の利便性が向上します。
クレジットカード決済は現金決済に比べ、スピーディーに会計処理ができます。顧客は、急いでいるときでもストレスなく買い物ができます。
また、高額な商品を購入する場合でも、現金を持ち歩く必要がありませんし、ほとんどのクレジットカードは利用金額に応じてポイントが貯まるので、お得にショッピングができます。
個人事業主の方がクレジットカード決済を導入することで、売上の安定化が期待できます。 上述のとおり、クレジットカード決済の導入によって顧客の利便性が向上すると、購買機会の増加につながります。 「現金払いのみのお店はちょっと……」と考えている顧客を取り込める可能性も高まるでしょう。 加えて、クレジットカード決済は分割払いができるため、客単価の上昇や衝動買いの促進も期待できます。 結果として、店舗の売上安定化につながるでしょう。
店舗を運営する個人事業主の方は、クレジットカード決済を導入することで、様々な利点が得られます。 「集客効果の向上」「業務効率化」「競争力強化」「データ分析による戦略の最適化」という4つの利点を見ていきましょう。 ▼関連リンク キャッシュレス決済を活用しよう|はじめてのデジタル化ガイドブック|日本政策金融公庫
店舗を運営する個人事業主の方は、クレジットカード決済を導入することで、様々な利点が得られます。
「集客効果の向上」「業務効率化」「競争力強化」「データ分析による戦略の最適化」という4つの利点を見ていきましょう。
▼関連リンク キャッシュレス決済を活用しよう|はじめてのデジタル化ガイドブック|日本政策金融公庫
個人事業主の方がクレジットカード決済を導入する大きな利点は、集客アップが見込めることです。
若年層を中心にキャッシュレス決済の利用率が高まっている昨今、クレジットカード決済に対応していない店舗は機会損失を招いている可能性が高いです。
クレジットカード決済に対応することで、「クレジットカード払い主義」の顧客の獲得が期待できます。
海外からの観光客もクレジットカードで決済する人が多いため、インバウンド需要にも対応しやすくなるでしょう。
個人事業主の方がクレジットカード決済を導入する利点の一つが、店舗の業務効率化につながることです。
店舗の業務効率化を妨げる大きなネックになっているのが、現金管理です。会計時の現金の受け渡し、銀行への入出金、レジ締めなどは煩雑で手間がかかります。
「レジのお金が合わない……」というミスも起こりやすく、そのたびに現金を数え直すのは大きな負担です。
クレジットカード決済に対応することで、こうした現金管理の手間や負担は大幅に軽減されるでしょう。
競争力を強化できることも、個人事業主の方がクレジットカード決済を導入する利点の一つです。
個人経営の店舗は「現金払いのみ」の店舗も多くあります。
しかし、キャッシュレス化が進み、「現金を持ち歩かなくても決済できる」のが当たり前になりつつある昨今、現金払いのみの店舗は選ばれにくくなっています。
逆に考えれば、クレジットカード決済を導入することで同業他社との差別化を図ることができ、競争力の強化につながります。
また、ポイント還元などの特典があるクレジットカードも多いため、「このお店はお得に買い物できる」という心証を与えやすく、リピート率の向上が期待できます。
個人事業主の方がクレジットカード決済を導入する利点の一つが、データ分析によって戦略を最適化できることです。
POSシステムと連携することで、クレジットカードによる決済データを分析できるようになります。
商品別、月別、季節別など、様々な観点で分析できるため、商品構成や価格の見直しなど、販売戦略の最適化を図ることができます。
店舗を運営する個人事業主の方がクレジットカード決済を導入することで様々なメリットが期待できますが、導入にあたって押さえておくべき注意点もあります。
「初期投資や手数料の負担」「システムトラブルのリスク」「入金までのタイムラグ」という3つの注意点について見ていきましょう。
クレジットカード決済を導入する場合、初期費用、月額費用、決済手数料などのコストがかかります。
初期費用は決済端末の購入費などで、数万円~数十万円が相場です。
月額費用はサービスの利用料で、数百円~数千円が一般的です。
決済手数料はクレジットカード決済の金額に応じて発生する手数料で、決済金額の3~4%程度が相場です。
クレジットカード決済システムは、通信障害や機器の故障などのトラブルが発生する可能性があります。
これにより、決済処理が中断したり、決済処理ができなくなったりすると、機会損失や顧客満足度の低下につながるリスクがあります。
クレジットカード決済ができなくなった場合に備え、代替となる決済手段(現金決済や電子マネー決済など)を用意しておくことが重要です。
クレジットカード決済を導入する方法としては、決済代行サービスを利用する方法と、クレジットカード会社と直接契約をする方法の2つがあります。
・決済代行サービス 決済代行サービスとは、クレジットカード会社と店舗の間に入って決済を代行してくれるサービスです。クレジットカード決済だけでなく、電子マネー決済やコード決済など、多様な決済手段に対応しているサービスが多く、幅広いキャッシュレス決済に対応したい場合は特に便利です。
・クレジットカード会社との直接契約 決済代行サービスを介さずに、クレジットカード会社と直接契約する形です。対応したいクレジットカードブランドと1社ずつ契約を進める必要があるため、非常に手間がかかります。
店舗を運営している個人事業主の方が、決済代行サービスを利用してクレジットカード決済を導入する手順をご紹介します。
①決済代行サービスの選定 初期費用や月額費用、決済手数料やサポート体制などを比較しながら、自店舗の業種や規模、ニーズに合った決済代行サービスを選びましょう。
②申し込み 必要書類を準備したうえで、決済代行サービスに申し込みます。
③審査 カード会社、または決済代行会社による審査が行われます。
④契約 審査に通ったら、契約を締結します。
⑤導入 クレジットカード決済端末を設置します。POSシステムなど既存のシステムと連携し、初期設定、テストを行います。スタッフに決済端末の使い方やトラブル発生時の対応などをレクチャーしたら、運用開始となります。
店舗を運営する個人事業主の方が、クレジットカード会社との直接契約によってクレジットカード決済を導入する手順をご紹介します。
①クレジットカードブランドの選定 決済に対応したいクレジットカードのブランドを決めます。クレジットカードの世界5大ブランドとされているのが、「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」「Diners Club」です。
②加盟店申し込み 加盟店申し込みをします。複数のブランドに対応したい場合は、1社ずつ個別に申し込む必要があります。必要書類はブランドによって変わってきます。
③審査 各クレジットカード会社による審査が行われます。
④契約 審査に通ったら、契約を締結します。
⑤導入 クレジットカード決済端末を設置します。POSシステムなど既存のシステムと連携し、初期設定、テストを行います。スタッフに決済端末の使い方やトラブル発生時の対応などをレクチャーしたら、運用開始となります。
クレジットカード決済を導入する際は、クレジットカード会社に加盟店申し込みをします。
その際の必要書類はクレジットカード会社によって変わってきますが、法人の場合は登記簿謄本が求められるのに対し、個人事業主の場合は開業届や確定申告書が求められるのが一般的です。
その他、本人確認書類や銀行口座情報なども必要になります。
審査基準や審査期間もクレジットカード会社によって変わってきます。審査期間は、一般的には数週間~1ヶ月程度です。
店舗を運営する個人事業主におすすめのクレジットカード決済サービスが以下の3つです。
・Square
・STORES決済
・CASHIER PAYMENT
各サービスの特徴を見ていきましょう。
Squareは、POSレジを提供しているSquare社の決済サービスです。
Squareの主な特徴は以下のとおりです。
・主要6ブランド(※)のクレジットカード決済に対応
※Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
・決済手数料は最安水準の2.5%(※)、月額固定費無料 ※年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の方、VISAおよびMastercardでの対面決済に限る。それ以外の決済ブランドによる対面決済手数料は通常3.25%
・かんたんオンライン申し込み、面倒な契約手続きは不要 ・決済代金は最短で翌営業日振込、振込手数料無料
STORES決済は、オンラインストア開設サービスを提供しているSTORES株式会社の決済サービスです。STORES決済の主な特徴は以下のとおりです。
・主要6ブランド(※)のクレジットカード決済に対応
※Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
・決済手数料は3.24% ・医療、理容室・床屋、クリーニングなど、一部の業種は、専用フォームから申請することで決済手数料が業界最安水準に
・初期費用や導入後の月額固定費は0円
・決済端末代(通常価格19,800円)は条件達成で0円に
・最短3営業日で導入可能
CASHIER PAYMENTは、幅広いPOSサービスを提供している株式会社ユニエイムの決済サービスです。CASHIER PAYMENTの主な特徴は以下のとおりです。
・主要5ブランド(※)のクレジットカード決済に対応
※Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club
・決済手数料は3.24%~
・端末費用0円、月額費用0円と完全無料で導入可能
・CASHIERが展開するPOSレジ、セルフレジ、タッチパネル型券売機と連携可能
・マルチ決済端末は据え置き型とポータブル型から選択可能
初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | |
Square | 0円 | 0円 | VISA、MasterCard:2.5% JCB、American Express、Diners Club、Discover:3.25% |
STORES決済 | 0円 | 0円 | VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club、Discover:3.24% |
CASHIER PAYMENT | 0円 | 0円 | VISA、MasterCard:3.24% JCB、American Express、Diners Club:3.75% |
※各サービスの料金体系は変更になる可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
クレジットカード決済の導入をお考えの個人事業主の方は、本記事でご紹介したSquare、STORES決済、CASHIER PAYMENTなど、複数のクレジットカード決済サービスを比較し、自店舗に合ったサービスを選んでください。
チェックすべきポイントは、決済手数料などの費用やサポート体制などです。
キャッシュレス化が進むなかで、クレジットカード決済だけでなく、電子マネー決済やQRコード決済の利用率も増加しています。
今後もこの流れは加速し、現金決済はどんどん減っていくはずです。
店舗経営の安定化を図るためには、時代のニーズに対応し、顧客の利便性向上に努めることが大切です。
現金を持ち歩かない人が増えている昨今、クレジットカード決済だけでなく、電子マネー決済やQRコード決済など、各種のキャッスレス決済に対応することは非常に重要です。 機会損失を防ぐため、ぜひキャッシュレス決済の導入をご検討ください。
CASHIER(キャッシャー)は、初期費用0円 or 月額費用0円から簡単に導入できるクラウドPOSシステムです。
業界最低水準の手数料で利用できるクレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済など、幅広いキャッシュレス決済に対応しています。
対面販売時に使用する一般的なPOSレジのみならず、セルフレジやタッチパネル型券売機、飲食店専用のオーダーシステム、キャッシュレス決済端末など、店舗・施設運営の総合的なPOSプラットフォームとして、幅広い業種・業態のお客様にご導入いただいております。