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店舗の管理会計とは?財務会計との違いと始め方をわかりやすく解説 開業/店舗経営

店舗の管理会計とは?財務会計との違いと始め方をわかりやすく解説

飲食店や小売店の開業準備を進めていると、「管理会計」「財務会計」という言葉をよく目にします。ただ、説明を読んでも違いが分かりにくく、「自分の店ではどこまで必要なのか」「会計ソフトや税理士に任せておけば良いのか」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、まず管理会計と財務会計の違いをシンプルに整理し、そのうえで店舗でも実践しやすい管理会計の始め方を解説します。売上・原価・固定費といった基本的な数字の見方から、客単価や原価率、損益分岐点といった指標の考え方まで、できるだけ専門用語をかみ砕いて紹介します。

目次
1 管理会計と財務会計の違いをシンプルに整理 1.1 財務会計は「外向きの数字」、管理会計は「意思決定のための数字」 1.2 店舗経営で押さえたい基本ポイント 2 なぜ飲食店・小売店にも管理会計が必要なのか 2.1 売上はあるのにお金が残らない理由 2.2 勘と経験だけに頼らないための管理会計 3 管理会計を始めるための3つのステップ 3.1 ステップ1:売上・原価・固定費を月1回だけ整理する 3.2 ステップ2:POSレジ・会計ソフトのレポートを見る 3.3 ステップ3:客単価・原価率・損益分岐点を押さえる 4 無理なく管理会計を続けるための工夫 4.1 やりすぎないルールづくり 4.2 専門家とツールに任せる部分を決める 5 管理会計に役立つツール 5.1 管理会計に向いているPOSレジ・会計ソフトの条件 5.2 POSレジと会計ツールの連携でできること 6 まとめ

管理会計と財務会計の違いをシンプルに整理

管理会計と財務会計の違いをシンプルに整理

飲食店や物販店の会計と聞くと、「確定申告」「決算書」「税金」といった言葉を思い浮かべる方が多いと思います。これらは主に「財務会計」の領域です。財務会計は、税務署や金融機関などの社外の相手に対して、決算書という形で経営成績や財政状態を報告するための会計で、ルールや形式が法律や会計基準で決められています。

一方、日々の営業のなかで判断したいことは、「この価格設定で利益は出ているのか」「このメニューを増やすべきか減らすべきか」「スタッフの人件費は売上に対して適正か」といった、現場に近いテーマが多いはずです。こうした判断材料となる数字を整理するのが「管理会計」です。管理会計は、店長やオーナーなど内部の意思決定者が使うための会計で、形式やルールは原則自由です。

このように、「財務会計は社外向け」「管理会計は社内向け」という役割の違いを押さえておくと、「どの会計情報を、何のために使うのか」が見えやすくなります。なお、財務会計は法律や会計基準に基づき実施が求められる一方で、管理会計は法的な義務はなく、各店舗・企業が自分たちの判断でやり方や範囲を決めていく会計です。税務署への申告や融資の際には財務会計の結果である決算書が必要になりますが、日々の営業を改善していくには、管理会計の考え方が欠かせません。

なぜ飲食店・小売店にも管理会計が必要なのか

なぜ飲食店・小売店にも管理会計が必要なのか

「お客様は入っているし、売上もそこそこあるのに、なぜか手元にお金が残らない」。開業して数カ月から1年ほど経ったタイミングで、このような悩みに直面する店舗は少なくありません。忙しい日が多いと、「今日はよく売れたから大丈夫」と感覚的に安心してしまいがちですが、原価や人件費、家賃など固定費まで含めて見ると、思ったほど利益が出ていないケースがあります。

管理会計を取り入れることの一番の意味は、この「なんとなく大丈夫そう」を数字で裏付けし、「どこで利益が生まれ、どこで消えているのか」を見える化することにあります。客単価や原価率、損益分岐点といった指標を押さえておくことで、「今の売上規模で家賃と人件費は適切か」「どの程度まで値上げしても大丈夫か」といった判断がしやすくなります。

管理会計を始めるための3つのステップ

管理会計を始めるための3つのステップ

管理会計を導入するといっても、特別なシステムをすぐに入れたり、難しい分析手法を覚えたりする必要はありません。飲食店や小売店であれば、次の3つのステップから始めるのがおすすめです。

  1. 月次で「売上・原価・固定費」の3つをざっくり把握する
  2. POSレジや会計ソフトのレポートから、メニュー別・時間帯別の数字を見る
  3. 基本指標(客単価・原価率・損益分岐点)を押さえ、毎月の振り返りに使う

無理なく管理会計を続けるための工夫

無理なく管理会計を続けるための工夫

管理会計は、始めることよりも「続けること」が難しいと言われます。開業後は、仕込みや接客、スタッフ対応で毎日があっという間に過ぎていき、数字の確認はどうしても後回しになりがちです。無理なく続けるためのポイントは、「最初から完璧を目指さないこと」と「人とツールに任せる部分を明確にすること」です。

管理会計に役立つツール

管理会計に役立つツール

管理会計を続けやすくするには、「数字が自動でたまり、あとから振り返りやすい状態」をつくっておくことが大切です。飲食店や小売店の場合、日々の売上やメニュー別のデータはPOSレジに、仕訳や経費などの情報は会計ソフトに集まります。この2つが連携していると、日常のレジ操作や経理作業の延長で、管理会計に必要な数字が自然と揃っていきます。

まとめ

まとめ

この記事では、管理会計と財務会計の違いと、飲食店や小売店における管理会計の導入ポイントについて解説しました。財務会計が社外への報告のための会計であるのに対し、管理会計は自店の経営判断のために数字を整理する会計です。

まずは月次で「売上・原価・固定費」の3つを押さえ、客単価や原価率、損益分岐点といった基本指標を確認することから始めてみてください。そのうえで、POSレジや会計ソフトのレポートから、メニュー別・時間帯別の数字を見ていくと、「どこで利益が生まれ、どこで削られているのか」がより具体的に見えてきます。

次のアクションとしては、まだツールを導入していない場合は、売上データをしっかり残せるPOSレジや会計ソフトを検討すること。すでに導入している場合は、「どのレポートを管理会計に活かすか」を決め、月1回の振り返りを習慣化することがおすすめです。

CASHIERのようなクラウド型POSレジをfreee会計と組み合わせて活用すれば、日々の会計処理と同時に、管理会計に必要な売上データも自動で蓄積されていきます。数字に強いお店づくりに向けて、自店の規模や状況に合った管理会計の一歩を、ぜひ今日から踏み出してみてください。

記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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