レジのクレジットカードリーダーの選び方とメリット・デメリットを紹介 キャッシュレス決済

レジのクレジットカードリーダーの選び方とメリット・デメリットを紹介

2024/12/24

近年、キャッシュレス決済を利用する層が増えており、タクシーやホテル、飲食店をはじめとする幅広い業態でクレジットカードリーダーの導入が進んでいます。

とはいえ、カードリーダーにはさまざまなタイプが存在し、「何を基準に選べばいいの?」「費用はどれくらいかかる?」と悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

本記事では、レジで使用できるカードリーダーの種類、導入することで得られるメリット・デメリット、おすすめ端末をご紹介します。

この記事を読めば、クレジットカードリーダーの選び方や導入の判断基準、さらには具体的な端末候補がわかるようになります。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

キャッシュレス決済の普及に伴い、クレジットカードリーダーの導入が進んでいます。本記事では、据え置き型とモバイル型の特徴や導入メリット・デメリットを紹介します。おすすめ端末や、選定の基準や導入の流れを解説していきます。キャッシュレス決済は会計効率向上や多様な決済手段対応が可能ですが、費用や入金期間の確認が重要です。

目次
1 クレジットカードリーダー(CAT端末)とは何か 2 クレジットカードリーダーの2つの種類 2.1 据え置き型 2.2 モバイル型 3 おすすめのクレジットカードリーダー8選 3.1 マルチ決済端末 VEGA3000 3.2 Squareターミナル 3.3 AirPay(エアペイ) 3.4 スマレジ・PAYGATE 3.5 楽天ペイ ターミナル 3.6 STORES決済 3.7 stera pack(ステラパック) 3.8 USEN PAY 4 レジにクレジットカードリーダーを導入するメリット 5 レジにクレジットカードリーダーを導入するデメリット 6 クレジットカードリーダーを導入する際のポイント 6.1 操作性を確認する 6.2 導入費用・月額費用 6.3 対応しているキャッシュレス決済 6.4 入金サイクル 6.5 決済手数料 6.6 サポート体制 7 POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

クレジットカードリーダー(CAT端末)とは何か

クレジットカードリーダー(CAT端末)とは、カード情報を読み取り、決済処理を行うために用いる専用端末のことです。

CATは「Credit Authorization Terminal」の略称で、日本語では「信用照会端末」と呼ばれます。

お客様のカード情報を取得し、カード会社へ利用可否や利用限度額を照会します。

カード会社側で承認が下りれば、決済が成立する仕組みです。

このやり取りは瞬時に行われるため、現金支払いより会計時間が短縮されます。

クレジットカードリーダーの2つの種類

クレジットカードリーダーは大きく分けて、以下の2タイプがあります。

  • 据え置き型
  • モバイル型

ここからは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

据え置き型

据え置き型は、レジカウンターなど固定された場所で使う端末です。

飲食店や小売店など、決済件数の多い店舗で導入されるケースが多く見られます。

据え置き型はレシートプリンターが内蔵されている製品が多く、別途周辺機器を準備する必要がない点が特徴です。

また、電話回線やLANケーブルを用いたインターネット接続により、安定した通信環境で決済処理が行えます。

一方で、持ち歩けない点はデメリットです。

モバイル型

モバイル型は、スマートフォンやタブレットを活用する決済端末です。

Wi-Fiやモバイル回線を利用するため、場所を選ばずに決済が行えます。

端末にはバッテリーが内蔵されているため、屋外イベントや移動販売など、コンセントが確保できない場所でも運用できます。

さらに据え置き型と比較して、導入コストや月額料金が低めの製品が多い点も魅力です。

ただし、コンパクトゆえに、レシートプリンターが内蔵されていない場合があります。

おすすめのクレジットカードリーダー8選

ここでは、数あるクレジットカードリーダーの中からおすすめの端末をご紹介します。

      • マルチ決済端末 VEGA3000
      • Squareターミナル(スクエアターミナル)
      • AirPay(エアペイ)
      • スマレジ・PAYGATE
      • 楽天ペイ ターミナル
      • STORES決済
      • stera pack(ステラパック)
      • USEN PAY

それぞれの特徴を見ていきましょう。

マルチ決済端末 VEGA3000

引用:CASHIER|マルチ決済端末 VEGA3000

 

■種類:据え置き型、モバイル型

■導入費用:端末代0円

■月額費用:0円

■決済手数料:3.24%~

■振込手数料:0円

■入金サイクル

【据え置き型】

月2回 15日締→翌月5日、 月末締→翌20日払

【モバイル型】

月1回 or 月2回

<月1回> 月末締→翌月末日払

<月2回> 15日締→翌15日払、月末締→翌月末日払

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:1.5ヶ月~2ヶ月程度

 

CASHIERのVEGA3000は、POSレジやセルフレジ、券売機などあらゆる運用に連動できるマルチ決済カードリーダーです。

端末費・月額費用が0円で始められるのも強みとなります。

さらに、店舗の規模やニーズに合わせて据え置き型とモバイル型を選べる点も特徴です。

アフターサポート面も充実しており、保守体制が整っているため、もしものトラブル発生時にも安心して稼働を続けられます。

初めて導入する方にも適した製品です。

Squareターミナル

引用:Square ターミナル

 

■種類:モバイル型

■導入費用:端末代39,980

■月額費用:0円

■決済手数料:3.25%~3.75%

■振込手数料:0円(※みずほ銀行、三井住友銀行

■入金サイクル:最短翌営業日(※みずほ銀行、三井住友銀行)

■対応決済方法:クレジットカード、デビットカード、電子マネー、PayPay

■導入までにかかる時間:数日

 

Square ターミナルは、あらゆるキャッシュレス決済に対応した決済カードリーダーです。

暗証番号の入力やレシートの発行も1台で行えます。

みずほ銀行、三井住友銀行を指定口座にすれば、最短で翌営業日に入金されます。

また、申し込みから導入までのスピードも速く、短期間でサービスを開始したい場合にぴったりです。

AirPay(エアペイ)

引用:AirPay(エアペイ)

■種類:モバイル型

■導入費用:端末代0

■月額費用:0円

■決済手数料:3.24%

■振込手数料:0円

■入金サイクル:月6回または月3回

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、スマホ決済、ポイント利用

■導入までにかかる時間:2週間程度

 

エアペイは、あらゆる決済手段をiPad・iPhoneとカードリーダー1台で決済できるサービスです。

iPhoneやiPadさえあれば、専用の機器を用意する必要はありません。

また、端末代が0円なので、コストを抑えて導入できます。

導入手続きから運用までのハードルが低く、初めてキャッシュレス決済に挑戦したい店舗におすすめです。

スマレジ・PAYGATE

引用:スマレジ

■種類:モバイル型

■導入費用:端末代30,800円(※キャンペーン実施中0円)

■月額費用:3,300円

■決済手数料:1.98%~3.24%

■振込手数料:要お問い合わせ

■入金サイクル:月2回

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:2週間程度

 

スマレジ・PAYGATEは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済と多岐にわたる決済方法に対応するオールインワン端末です。

プリンター内蔵で周辺機器を追加する必要がなく、レジ周りがより整理され、スムーズな接客が可能になります。

また、操作が直感的でわかりやすいため、新人スタッフが多い店舗でも覚えやすく、運用開始までの教育負担の軽減にもつながる製品です。

楽天ペイ ターミナル

引用:楽天ペイ

 

■種類:モバイル型

■導入費用:端末代19,800(※キャンペーン中は0円)

■月額費用:0円

■決済手数料:2.95%~3.24%

■振込手数料:0円(※楽天銀行の場合)

■入金サイクル:365日翌日自動入金(※楽天銀行の場合)

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:1~2週間程度

 

楽天ペイ ターミナルは、決済機能やプリンター機能、通信機能、キャッシュレス決済を1台で対応できるカードリーダーです。

特徴的なのはシンプルながらモダンなデザイン性です。

お店のテイストに合わせて、ブラック・ホワイト・レッドの3色から選べます。

また、振込口座先が楽天銀行であれば、振り込み手数料0円、入金サイクルも365日翌日自動入金が可能です。

国内で認知度が高い楽天ブランドがバックアップしている点も、利用者に安心感を与える要素の一つです。

STORES決済

引用:STORES決済

 

■種類:モバイル型

■導入費用:端末代19,800(※条件達成で0円)

■月額費用:0円~3,300円

■決済手数料:1.98%~3.24%

■振込手数料:0円(自動入金)

■入金サイクル:月末締め、翌月20日入金(自動入金)、決済日の翌日06:00から[振込依頼]操作が可能(手動入金)

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:最短3営業日

 

STORES決済は、クレジットカード決済や電子マネー、QRコード決済に対応したオールインワン決済カードリーダーです。

初期費用や月額費用は0円で利用できます。

申し込み完了後に180日以内で売上10万円を達成すると、端末代19,800円が0円になります。

自動入金に設定すると振り込み手数料が無料になる点も、コスト削減を重視する事業者には嬉しいポイントです。

stera pack(ステラパック)

引用:stera pack

 

■種類:据え置き型

■導入費用:端末代0

■月額費用:通常3,300円(※1年のお試しプランで0円

■決済手数料:1.98%~3.24%

■振込手数料:0円(※三井住友銀行口座

■入金サイクル:月6回または2回

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:約1.5ヵ月

 

stera pack(ステラパック)は、1台で30種類以上の決済手段に対応するマルチ決済カードリーダーです。

直感的な操作で誰でも簡単に使えます。

また、コンパクトながら電子サイン対応・自動音声・暗証番号のぞき見防止・プリンター内蔵など多様な機能を搭載しているのも特徴です。

お試しプランでは1年間月額費用0円で利用できるため、導入ハードルを大きく下げられます。

長期的な運用を視野に入れつつ、実店舗の顧客体験向上を図りたい店舗に適した製品です。

USEN PAY

引用:USEN PAY

 

■種類:モバイル

■導入費用:※条件達成で端末代0

■月額費用:1,980円/台

■決済手数料:2.99%~3.24%

■振込手数料:みずほ銀行/住信SBIネット銀行:無料

■入金サイクル:クレジットカード月2回、電子マネー月1回

■対応決済方法:クレジットカード、電子マネー、QRコード

■導入までにかかる時間:最短10営業日

 

USEN PAYはカード決済、電子マネー決済、QRコード決済の主要ブランド71種類に1台で対応するマルチ決済カードリーダーです。

導入の際には端末やアダプター、USBケーブル、レシートロール紙などが同梱されているため、すぐに始められます。

また、端末はレンタルなので、万が一故障した場合でも無償で交換してもらえます。

サポート体制には、24時間対応の電話窓口を提供しており、困った時はすぐに相談できるので安心です。

レジにクレジットカードリーダーを導入するメリット

レジにクレジットカードリーダーを導入するメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • クレジットカード以外の決済手段にも対応できる
  • 会計時間の短縮、ヒューマンエラー防止につながる

1つ目のメリットは、クレジットカードリーダーを導入するだけで、電子マネーやQRコード決済にも対応できる点です。

お客様の幅広い決済手段に対応できるようになり、その分の売上UPも期待できます。

2つ目は、現金を扱う機会が少なくなるため、会計時間の短縮やお釣りの受け渡しミスなどの軽減につながる点がメリットです。

店舗全体の業務効率化に役立ちます。

レジにクレジットカードリーダーを導入するデメリット

レジにクレジットカードリーダーを導入するデメリットは以下の2つです。

  • 入金までに時間がかかる
  • 導入コストや決済手数料がかかる

クレジットカード決済の売上は、基本的にはすぐに入金されません。

入金までにかかる期間は端末によって異なりますが、1.5ヶ月ほどかかる場合もあります。

また、クレジットカードリーダーの導入に、端末代や決済手数料がかかる点もデメリットです。

導入する前に、月額費用や決済手数料などの費用は確認しておきましょう。

クレジットカードリーダーを導入する際のポイント

クレジットカードリーダーを導入する際は、以下の6ポイントを確認することが大切です。

  • 操作性を確認する
  • 導入費用・月額費用
  • 決済手数料
  • 対応しているキャッシュレス決済
  • 入金サイクル
  • サポート体制

それぞれ解説します。

操作性を確認する

クレジットカードリーダーを導入する際は、誰でも使える操作性か確認することが重要です。

使いづらい製品を選んでしまうと、従業員の教育に時間がかかり、操作ミスが発生しやすくなります。

メーカーによってはデモやお試しプランを用意しているため、実際の操作感を確認してから導入するようにしましょう。

導入費用・月額費用

カードリーダーを導入する際は、導入費用と月額費用を事前に把握しておくことが大切です。

カードリーダーの導入費用と月額費用の相場は以下のとおりです。

  • 端末代:3〜5万円
  • 月額費用:3,000円〜8,000円
  • 決済手数料:3〜5%程度

製品の中には端末代0円、月額費用0円のものもあるため、コストを抑えたい方はそちらを選ぶとよいでしょう。

対応しているキャッシュレス決済

対応している決済手段が多いほど、顧客ニーズに応えることができます。

最近ではクレジットカード以外にも、電子マネーやQRコードなども普及しています。

また、対応しているブランドにも注目すべきです。

例えば、クレジットカードであればVisa、Mastercard、JCB、電子マネーであればSuicaやPayPayなどがあります。

顧客のニーズを把握したうえで、どのクレジットカードリーダーを選ぶか判断しましょう。

入金サイクル

クレジットカード決済の売上が入金されるタイミングは、サービスによっても異なります。

一般的には翌月に入金されることが多いです。

そのため、入金されるまでの期間は、予算の調整や資金繰りの計画が必要になります。

翌営業日に入金されるサービスもあるため、自社のニーズに合ったものを選びましょう。

決済手数料

決済手数料は、決済金額の3〜5%程度が相場です。

契約する会社や業種、決済サービスによっても異なります。

手数料が高すぎると利益率が下がるため、複数の会社を比較し、コストパフォーマンスに優れたサービスを選ぶことが大切です。

サポート体制

クレジットカードリーダーを導入する際は、サポート体制の充実度もチェックしておきましょう。

万が一、機械がトラブルを起こしてサポートが受けられないと、決済処理が行えなくなります。

そのため、24時間体制のサポート窓口や専任スタッフによるサポートがあると安心です。

POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

キャッシュレス決済の需要が急速に拡大しており、多くの店舗にとってクレジットカードリーダーの導入は不可欠となっています。

導入を検討する際には、決済手数料、対応可能な決済ブランド、入金サイクル、サポート体制などの確認が重要です。

CASHIER PAYMENTは、初期費用・月額費用を0円で導入できるマルチ決済カードリーダーです。

シンプルな操作性で、クレジットカードリーダーを初めて使用する方でも簡単に操作できます。

「CASHIER PAYMENT」は、操作性を実感いただけるデモ機を用意しています。

まずは一度、圧倒的な使いやすさをお試しください。

記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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