今回お話をお伺いしたのは、2024年11月に福岡県宗像市にオープンされた焼肉店宗像ホルモン様。
こだわり抜いた食材とオーダーされてから炊く銀シャリが名物で、連日たくさんのお客様が来店されています。統括部長の酒匂様には、テーブルオーダーを導入いただいた背景や、導入後の変化について詳しくお話をお伺いしました。
宗像ホルモン

宗像ホルモン様の運営は、物流をメイン事業とする株式会社グラウンドゼロ様が行っています。どのような経緯で焼肉屋をオープンするに至ったのでしょうか。
「宗像市を中心に事業を行っていて、純粋に自分たちが行きたいと思える飲食店が近くにあまりないことがきっかけでしたね。代表の『無いなら作ろう』という思いがきっかけとなり、飲食店を出店することになりました。」
「現在は焼肉屋を2店舗、うどん屋と居酒屋を1店舗ずつ運営しています。この宗像ホルモンは、焼肉屋の2店舗目としてオープンしました。」
そんな思いで開業を決断され、多店舗展開をしている宗像ホルモン様。酒匂様には、お店に込められた思いを伺いました。
「落ち着いた空間で、ゆっくり食べれる焼肉屋を目指していました。そのため、シンプルかつ高級感のある内装にこだわり、雰囲気づくりに力を入れました。また、キッズスペース付きの完全個室も用意し、小さい子がいる家族連れが周りを気にせずに食事を楽しめるようにしましたね。」
「メニューにもこだわっています。黒毛和牛A5カルビや新鮮なレバー、食感が心地良い生キムチ、極めつけの注文いただいてから土鍋で炊き上げる銀シャリご飯など、宗像ホルモンの6大名物として押し出しています。」
多店舗展開を意識して、初期費用を抑えたかった

株式会社グラウンドゼロ様が運営する1店舗目の焼肉屋では、他企業のテーブルオーダーを導入されたそうです。その中で今回、CASHIERを宗像ホルモン様へ導入された理由についてお伺いしました。
「1店舗目の焼肉屋をオープンした際に、想定よりも内装やレジを含めた設備に費用がかかりました。今後、飲食店の多店舗展開を考えた時、2店舗目はなるべく初期費用を抑えたモデルにしようと考えました。」
「既存店で使用していたレジは費用が高く、設定や操作も複雑だったため、テーブルオーダーに対応しており、分析も可能、さらに操作が簡単でコストを抑えられるものを探しました。」
「代理店を通じていくつかの企業を比較検討する中で、CASHIERさんを紹介してもらい、操作がシンプルでわかりやすいですし、機能に不満がない点、初期費用や月額費用が安いことを魅力的に感じて導入を決断しました。現在、新店舗の開業準備をしていますが、その店舗もCASHIERさんの機器導入を決めています。」
注文業務が効率化&手軽な注文で顧客満足度アップ!

導入いただいたテーブルオーダーの活用方法をお伺いしました。
「注文の流れとしては、シンプルでお客様はテーブルオーダー端末から商品を選んで注文します。注文内容はキッチンプリンターを通じて厨房とドリンク場の2箇所に振り分けられ、それぞれの担当スタッフに伝わります。」
「既存店舗とも遜色なく、お客様もスムーズに利用されていますし、営業も問題なく行えています。その上で費用も抑えられましたので、CASHIERさんを選んで正解だったと感じています。」
この事例で導入されている
機器

注文効率と客単価アップを
実現するテーブルオーダー
お客様との接点が減る中で、どう商品の魅力を伝えるか

テーブルオーダーの導入により業務が効率化する中で、酒匂様はお客様との接点が減っていることを危惧しているそうです。宗像ホルモン様では、どのようにして業務のシステム化と接客のバランスを取っているのか、お伺いしました。
「テーブルオーダーの導入で注文を取りに行く業務が効率化され、スタッフに余裕が生まれました。その結果、困っているお客様のサポートや各テーブルの状況などを細かく確認できるようになりましたね。ただ、お客様に直接商品の魅力をお伝えられる機会は減ってしまったため、現在は2つの対策を取っています。」
「1つ目はお客様をお席に案内する際におすすめ商品のPRを行うことです。テーブルオーダーの使い方や各種タレの説明と合わせてメニューを紹介します。特に6大名物の銀シャリご飯は提供まで時間がかかるので、最初にオーダーしていただきやすいようにご案内しています。初回の注文だけはハンディ端末で受け、お客様との接点を大切にしています。」
「2つ目はテーブルオーダーの画面デザインにこだわったことですね。CASHIERさんのカスタマイズレイアウト機能を活用し、注文画面を自分たちでデザインしました。おすすめ商品を目立つように配置し、その画面自体をお客様との接点と捉えて、商品の魅力を伝えられるようにしています。」
データ収集&メニュー変更がスムーズに!

CASHIERの管理システムと別店舗で利用しているシステムの違いについて詳しくお伺いしました。
「CASHIERさんの管理システムで確認できるデータは、店舗運営に必要な項目を網羅しており、不便を感じることはありません。別店舗で導入したシステムでは、細かなデータも取得できますが、実際の運営では活用しきれていないんです。その点、CASHIERさんの管理画面は必要な情報が揃っていて、シンプルでわかりやすいと感じています。」
「また、メニュー変更作業においても、CASHIERさんは圧倒的に使いやすいと感じています。別店舗のシステムではPCとテーブルオーダー端末の両方で必要でしたが、CASHIERさんは管理画面上ですぐに変更できるため、そのスピードと手間の違いは大きいと実感しています。」
お客様に最高のサービスを届けたい

店舗の効率化もしつつ、お客様との接点作りも工夫されている酒匂様。サービスへの思いについてお伺いしました。
「AIが台頭してきて、飲食業界も効率化が求められる時代になってきていると感じます。ですが、効率化を追求しても大手には敵いませんし、サービスの本質はそこではないとも考えています。」
「私たちがこれからも目指すのは、目の前のお客様に最高のサービスを提供し、満足してお帰りいただくことです。そのため、サービス面においては、あえて時代の流れに逆らう姿勢を大切にしていきたいと思っています。」
酒匂様には、業務効率化と人との直接の関わり、その2つのバランスを取るための貴重なお話を伺うことができました。近日オープンされる3店舗目についても、お客様視点でサービスや料金設定をされているそうです。また我々CASHIERも、お客様に良い体験を届けられるように、開発・サポートの質を日々高めていきたいと思います。