POSレジには会計業務以外にも便利な機能を備えたものが数多くあります。
しかし、ターミナル型やパソコン型、モバイル型など種類が多すぎて何を選べば良いのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、POSレジシステムの選び方や、飲食店・美容・小売業などの業種別の特徴や専門レジを紹介します。
【今回のコラムをざっくりまとめると…】
この記事では、POSシステムを選ぶ際のポイントを紹介しています。業態や店舗規模に合った機能の見極めが重要で、操作性やサポート体制も検討する必要があります。クラウド型POSはアップデートや遠隔管理の面でメリットがあります。
POSレジは、商品バーコードを読み取ることで、商品情報や価格を自動で照合し、会計と決済がスムーズに行えるシステムです。
決済完了と同時に販売データがPOSシステムに送信されるため、リアルタイムで売上や在庫の状況を把握できます。
従来型レジと異なり、売上管理や在庫管理、顧客情報の管理も可能で、業務効率が大幅に向上します。
また、クラウド型の選択肢もあり、低コストでの導入も可能なため、小規模店舗にもおすすめです。
POSレジは、商品バーコードを読み取ることで、あらかじめ登録した商品名や価格と照合します。
その後、会計を行い、決済が完了した時点で販売情報がPOSシステムに送信される仕組みです。
POSレジを利用することで、いつ、どの商品が、どのくらい売れて、どの程度在庫があるかを瞬時に把握できます。
従来型レジでは実現できなかった販売データの分析や在庫管理にも対応しており、より効率的な店舗経営が可能になったのがPOSレジなのです。
POSレジが持つ5つの主要機能を紹介します。
例えば、飲食店で活躍するオーダーエントリーシステムは、お客様の注文内容や店員間の連絡、会計などを自動化して、業務効率を大きく向上させます。 POSレジを導入した結果、人件費の削減に成功している飲食店も少なくありません。
POSレジは、店舗のニーズに応じてさまざまな種類があります。
ターミナル型POSレジは高機能で大量データ処理が可能なため、大規模店舗に最適ですが、導入コストが高く設置も固定式です。
パソコン型POSレジは、既存のPCを活用でき、周辺機器の拡張性が特徴です。
タブレット型POSレジはコンパクトで持ち運びができ、低コスト導入が可能なため、小規模店舗に向いています。
その他、業態特化型や汎用型もあり、業務に応じた選択が重要です。
ターミナル型POSレジとは、従来型レジにPOSシステムを搭載したレジのことです。
一般的にオーダーメイドのハードウェアにドロアや自動釣銭機が一体化したものを指します。
大量のデータを処理する能力に優れており、高い機能性を備えているため、大規模なスーパーマーケットや百貨店などの店舗に導入されていることが多いです。
安定した運用を実現できる反面、大型で持ち運びができないことや、導入コストが高いことがデメリットといえます。
パソコン型POSレジとは、一般的なパソコンに専用ソフトをインストールして利用するPOSレジです。
パソコン型のメリットは、すでに使用しているパソコンをそのままPOSレジとして利用できるため、導入が簡単なことです。
また、スキャナーやドロア、レシートプリンターなどの周辺機器、ExcelやWordなどを使える点で柔軟性と拡張性があります。
デメリットは、他のPOSレジとは操作性が異なる点です。
パソコン操作に慣れている方は使いやすいですが、機械操作が苦手な方にとっては慣れるまで時間がかかるでしょう。
タブレット型POSレジは、iOS・Android対応のタブレット端末にPOSレジアプリをインストールして利用するPOSレジです。
タブレット型POSレジのメリットは、コンパクトなためスペースを取らず、店舗内を自由に持ち運べることです。
お客様が席に座ったまま会計を済ませられるため、顧客満足度の向上にも寄与します。
また、iPadやAndroid対応のタブレット端末は、低コストで導入可能です。
そのため、個人店や小規模店舗でも気軽に導入できるとして人気を博しています。
汎用型のPOSレジの特徴は、カスタマイズ性に優れている点です。
通常のレジ機能はもちろんのこと、高度な売上分析や顧客管理などを備えており、レジ業務以外にも幅広く効率化を進めたい店舗に広く導入されています。
飲食店や小売店、美容室など、業態に特化したPOSレジのことです。
例えば、飲食店に特化したPOSレジであれば、オーダーエントリーシステムや予約管理機能など、飲食店の業務を効率化する機能が搭載されています。
POSレジの主な機能には、売上分析・管理機能があり、売れ筋や繁忙時間を把握して経営戦略の最適化に役立ちます。
また、商品管理・在庫管理機能によりリアルタイムで在庫を把握し、効率的な在庫補充が可能です。 顧客管理機能では顧客情報を基に効果的なリピート対策が可能で、来店促進にも貢献します。
さらに、外部システム連携で会計処理や勤怠管理が効率化でき、クラウド型POSはスマホでのセルフスキャンにも対応し、新しい購買体験を提供します。
POSレジの売上分析は、売れ筋商品の把握、どの時間帯が売れているのか、などを分析できるため、力を入れるべき商品・時間帯を容易に把握できます。
また、POSレジでは商品管理だけでなく、従業員のシフト管理も可能です。
売上分析によって商品が売れる時間帯や混雑する時間帯を把握し、人員配置の最適化にも役立つでしょう。
上管理機能の詳細は、以下の記事をご覧ください。
POSレジ搭載の「POSシステム」によって、販売情報をリアルタイムで把握できるため、効率的な商品管理と在庫管理が可能となります。
常に正確な在庫状況を把握できれば、過剰在庫が発生する心配もありません。
また、在庫が減ったタイミングで自動発注をすれば、品切れのリスクを軽減し、販売機会を逃さずに店舗運営ができるようになるでしょう。
顧客管理機能とは、顧客の性別や年齢、誕生日、来店日時、購買金額などを管理できる機能です。
例えば、誕生月になれば特別クーポンを発行し、リピート率を向上させる手段としても役立ちます。
顧客の趣味嗜好を把握できれば、より具体的かつ効果的なアプローチができるようになり、来店率アップにもつながるでしょう。
会計ソフトや勤怠管理シフトなど、外部システム連携が特長のPOSレジも人気です。
例えば、会計ソフトと連携できるPOSレジを導入すれば、通常のPOSレジ操作だけで仕訳や決算書の自動作成などを行ってくれます。
これまで面倒に感じていた事務作業を効率化し、本業に専念できる時間が増えるという点は大きなメリットです。
クラウド型POSレジとは、スマホやタブレット端末にPOSレジアプリをインストールして利用するレジを指します。
近年、デジタル技術が急速に発達してきており、クラウド型POSレジも進化しています。
例えば、「レジゴー」もそのひとつです。
レジゴーとは、お客様自身がスマホで商品をスキャンし、専用レジで会計を行うシステムです。
大手スーパーの「イオン」を運営するイオンリテール株式会社では、2024年時点で300店舗に導入されており、「客単価が1.3倍高くなった」といった効果も報告されています。
今後はAIを活用したクラウド型POSレジも増加し、新たな買い物体験が実現されるでしょう。
POSレジには POSレジ選びでは、まず導入目的の明確化が重要です。
会計効率化や売上分析、顧客管理など、自社に必要な課題を明確にしましょう。
また、必要な機能とコストを見極めることも重要で、外部システムとの連携やサポート体制を確認することで、業務に合った製品が選べます。
導入後のサポート体制も含めて、信頼できるメーカーを選び、運用コストを見据えた予算計画を立てることが重要です。
店舗にPOSレジを導入することで、どのような課題を解決したいのかを明確にすることが大切です。 例えば、
など、導入する目的を明確化しましょう。
POSレジと一口にいっても、搭載されている機能は製品によって異なるため、自社の業務に適した製品を選ぶことが重要です。
以下の3ステップで行うとよいでしょう。
外部システム連携により、POSレジをさらに便利に利用できます。
確認しておきたいポイントは以下の4つです。
すでに利用しているサービスや、今後導入したいサービスがPOSレジと連携可能かを確認し、比較に活かしてください。
POSレジの外部連携に関してはコチラの記事でも解説しています。 参考記事:POSレジは外部システム連携が可能
POSレジには会計機能や在庫管理などの機能が一体化しているため、不具合があると店舗運営に大きな影響を与えます。
そのため、POSレジを選ぶ際は以下の3点は必ずチェックしておきましょう。
POSレジの導入にかかる費用は、10万円〜100万円とかなり幅があるため、自社の予算と費用対効果に優れた製品を選ぶことが大切です。
価格面だけを考慮して選んでしまうと、自社の業務に必要な機能が備わっておらず、追加費用で割高になるケースもあります。
POSレジの導入費用や料金形態、購入におけるメリットやデメリットについては以下の記事でも解説しています。
POSレジを比較検討する中で、「どの商品も良くて悩む」といったこともあるでしょう。
製品選びで悩んだときは、POSレジメーカーのサポート体制を確認すると選びやすくなります。
POSレジを選ぶ際に、各メーカーに相談することがあるかと思います。
自社の業務課題を効果的に解決するための相談プロセスを7つのステップにまとめました。
POSレジを選ぶ際は、導入時のサポートだけでなく導入後のサポートの充実度も見るべきです。
POSレジに故障や不具合が発生すると、レジ業務がストップしてしまいます。
そのため、365日対応可能か、メールや電話以外のサポート体制の有無など、トラブル時の対応は事前に把握しておきましょう。
業種別POSレジは、飲食店向けではオーダーエントリーやキャッシュレス決済、美容サロン向けでは予約管理や顧客管理、小売業向けでは在庫管理機能が重視されます。
各業種に合った機能で業務効率化が図れるのが大きな特徴です。
飲食店向けのPOSレジの特徴は、オーダーから会計までの業務を効率化できることです。
例えば、お客様のオーダーを厨房やレジに自動で通知するオーダーエントリーシステムや売上分析機能、キャッシュレス決済など、飲食店の業務を効率化する機能が備わっています。
美容サロンでは、予約をとってから来店するケースが多いため、予約管理機能が必要です。
美容サロンに適したPOSレジを選ぶ場合は、予約管理機能や予約サイトと連携できる製品を選ぶことをおすすめします。
また、美容サロンはリピーターで来店することが多いため、顧客管理機能が充実したものを選ぶのがよいでしょう。
小売業にPOSレジを導入する場合は、在庫管理に強い製品を選ぶことが重要です。
店舗だけでなくECサイトを運営している場合は、連携できる機能を活用することで在庫管理が効率化されます。
在庫管理で負担が大きくなる小売業においては、いつでもどこでもリアルタイムで在庫状況を確認できるPOSレジがおすすめです。
小売業のPOSレジ導入についてはコチラの記事でも紹介しています。
業界ごとの特性に応じて、業務を効率化する専用のPOSレジが導入されています。
飲食店や美容サロン、小売業などでは、業務に特化した機能を備えたPOSレジが活用され、運営の質を高めています。
美容業界では、いかにリピーターを増やすかが重要となるため、来店履歴や施術内容を管理できる顧客管理機能が必須です。
また、予約管理を効率化できるPOSレジを選べば、「人手不足で本業に集中できない」といった不安も軽減できます。
どの製品を選べばよいか迷う場合は、デモ運用で操作感や機能を試してみるとよいでしょう。
POSレジと普通のレジの違いは、POSシステムの有無です。 普通のレジは会計に特化しており、POSレジは在庫管理や顧客管理、販売データの自動記録・管理・分析などを行えます。
新しくレジを導入する場合は、店舗業務の効率化を図れるPOSレジがおすすめです。
「POSレジといえば〇〇」といわれるメーカーを紹介します。
個人店に導入しやすいコスパ抜群のPOSレジは以下の3つです。
POSレジの導入により、店舗運営は効率化されます。 成功事例を挙げるならば、セルフレジを導入したことで会計をお客様自身に行ってもらい、人件費を削減した例です。
特にスーパーやドラッグストア、コンビニなどで導入が進んでいます。
セルフレジは人件費削減だけでなく、従業員の不正を防止する点でも効果を発揮しています。
POSレジには多くの種類があり、どの製品を選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
製品選びの際は
などを比較検討することが、良い製品を選ぶために重要な要素のひとつです。
その上で、POSレジを導入するならCASHIER POSをおすすめします。
CASHIER POSは、個人店から大型店舗まで、幅広いお客様に利用されているPOSレジです。
継続率99%の高い信頼性を誇り、多くの店舗で実績があります。
導入前はもちろん、運用中は専門スタッフが親身にサポートしてくれるため、店舗運営の成功に必要なサービスが揃っています。
POSレジの導入をお考えの方は、ぜひCASHIER POSをご検討ください。