【POSデータの活用】明日からできる!最初に見るべき5個のポイント POSの基礎知識

【POSデータの活用】明日からできる!最初に見るべき5個のポイント

2021/10/09

「POSデータって一体なんのことだろう?」

「POSデータはどうやって活用すればいいんだろう?」

 

POSデータについて、上記のような疑問はありませんか?POSデータとは、POSレジで取得した顧客の消費行動や商品の売れ筋をデータ化したものです。POSデータを分析することで、顧客ニーズをリアルタイムで把握できる上、店舗の売り上げを大きく伸ばすことが可能です。

そこで本記事では、POSデータの基礎概要や分析するメリット、分析方法を解説します。最後までご覧になれば、はじめてPOSシステムを知る方でも、POSデータを活用できるようになるはずです。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

POSデータの活用は、販売状況の把握から次の施策を導くために重要です。分析を通じて、商品別の売上や時間帯ごとのピークが把握でき、在庫管理や人材配置の最適化に役立ちます。また、リピーター顧客の分析により、クーポンやイベントで再来店を促す施策が可能になります。リアルタイムでのデータ確認ができるため、迅速な意思決定をサポートし、売上向上に寄与します。

目次
1 POSデータとは? 2 POSデータを分析するメリット 3 POSデータの分析方法3つ 3.1 ABC分析 3.2 トレンド分析 3.3 クラスター分析 4 POSデータの活用時に意識すべきポイント 5 POSデータの活用事例:小売業における品揃えの改善 6 まとめ

POSデータとは?

POSレジのスキャナー POSデータとは、POSレジで取得した顧客の消費行動や商品の売れ筋をデータ化したものです。POSレジは販売情報を管理するシステムを搭載したレジのことを指します。このPOSレジを通して会計することで、顧客と商品に関する情報を蓄積させることができるのです。
インターネットの普及により商品情報が溢れているいま、顧客ニーズの変化が常に起こっています。この多様化している顧客ニーズをいち早く把握し、商品販売に活かすためにはPOSデータの活用がキーポイントとなります。なお、販売店でチェックすべきPOSデータは下記のとおりです。

  • 毎月の売上点数
  • 毎日の売上金額
  • 時間帯別の商品売上
  • 商品の在庫状況
  • 原価率や人事売上

まずはこれら5つのPOSデータをチェックし、商品販売を効率化させましょう。

POSデータを分析するメリット

POSデータ分析のイメージ POSデータの基本については大まかに理解できたでしょうか?続いて、POSデータを分析するメリットを解説します。 前項で解説したPOSデータを分析することで、さまざまなメリットが見込めます。店舗の経営を左右することもあるため、積極的に分析しましょう。具体的なメリットとしては、下記のようなものがあげられます。

  • 商品の売れ筋を確認できる
  • 需要がない商品を把握できる
  • 流行りの商品を理解できる
  • 売れる時期やタイミングを掴める
  • どんな顧客に需要があるかわかる

このように、POSデータを分析すれば店舗側に複数のメリットがあります。なお、POSデータを分析する最大のメリットは、顧客が求める商品をリアルタイムで把握できることです。 POSレジを活用することで毎日大量の情報が蓄積されます。その膨大な情報を分析すれば、顧客ニーズを瞬時に理解できるはずです。それに伴い、顧客満足度の向上につながるほか、コスト削減のヒントが得られるでしょう。 つまり、POSデータを分析することは、店舗売上の向上が見込めるだけでなく、経営に関連するコストカットを実施できるのです。

POSデータの分析方法3つ

POSデータ分析のイメージ画像 ここまで、POSデータを分析するメリットを解説しました。次にPOSデータの分析方法を3つお話します。自店舗のPOSデータの分析を始めるためにも、ぜひご確認ください。

ABC分析

POSデータの分析には「ABC分析」という方法があります。このABC分析では、POSレジを通して入手したデータを基に、A・B・Cの項目に分けて商品の優先度を明確化させます。 例えば、商品Aはよく売れるため在庫数を増やす、商品Bは一部の顧客に需要があるため常備しておく、商品Cはほとんど売れないため仕入れをやめる、といったように分析します。このように商品の優先度をはっきりさせることで、在庫の無駄を減らして商品の最適化を図れます。

トレンド分析

POSデータの分析方法「トレンド分析」を解説します。トレンド分析は時期ごとの売れ筋を参考にし、各シーズンに合った販売戦略を考える分析方法です。   具体的には、蓄積したPOSデータを分析して商品1つひとつの売れ筋を確認し、「どの時期にどの商品が売れたのか」を把握します。そうすることで、顧客が商品を必要とするタイミングが明確になり、時期ごとの販売戦略を最適化します。

クラスター分析

POSデータの分析には「クラスター分析」という方法もあります。クラスター分析は、関連性が高いデータを抽出して分析する方法です。   膨大な情報が蓄積していたとしても、商品との関係性を見つけ出すことは困難です。商品との結びつきを明確化するため、類似性の高い情報を集団として分類します。また、類似性の高い情報をまとめた後、さらに細かく格付けすることにより、1人ひとりの顧客に合わせた商品提供を可能にします。結果として、顧客満足度の向上につながるはずです。

POSデータの活用時に意識すべきポイント

ポイントのイメージ   POSデータの分析方法は理解できたでしょうか?ただ、POSデータの分析方法がわかったところで、そのデータを活用できなければ意味がありません。そのため、POSデータを活用するときに意識すべきポイントを解説します。基本となるポイントを押さえることができれば、すぐにでも効果が実感できるはずです。   POSデータの活用時に意識すべきポイントは下記の3つがあげられます。自店舗に取り入れて売り上げアップを目指しましょう。

  1. 売れ筋が明確になった商品を積極的にアピールする
  2. 売れない商品は思い切って仕入れを停止する
  3. 顧客ニーズに合わせて販売方法を変える

POSデータの分析が行えたとしても、販売に活かすのは容易ではありません。基本となる3つのポイントを押さえ、1つずつ実行していきましょう。

POSデータの活用事例:小売業における品揃えの改善

在庫管理におけるPOSデータ活用イメージ   ここまで、POSデータの分析方法、活用時のポイントを解説しました。最後に、POSデータの活用事例をお話します。具体的なPOSデータの活用方法を理解し、自店舗に取り入れましょう。   ある小売店では「自社商品の売上状況がいまいち把握できていない」ことが課題となっていました。出荷データを確認すれば大まかな売上状況がわかっていたものの、それを販売に活用できていなかったのです。   そこで、この小売店はPOSデータの分析を実施しました。販売データの分析によって、自社商品の売上状況が明確化し、仕入れ量や商品配置を改善していきました。そうした結果、販売ロスの削減と売り上げアップにつながり、当初抱えていた経営課題を解決できたのです。 このように、POSデータを活用すれば商品販売を促進できるだけでなく、無駄なコストを削減することが可能です。そのため商品販売に対して悩みを抱えている方は、ぜひ一度POSデータの活用をご検討ください。

まとめ

本記事では、POSデータの基礎概要や分析するメリット、分析方法を解説しました。   POSデータは、POSレジで取得した顧客の消費行動や商品の売れ筋をデータ化したもので、分析・活用することで顧客ニーズをリアルタイムで把握できます。それに伴い、顧客満足度の向上につながり、店舗の利益拡大が実現できるはずです。
ただ、「いままでPOSデータを活用したことがないから不安」という方も多いでしょう。そんな方は、本記事で解説したPOSデータの活用ポイントを参考にし、少しずつPOSデータの分析・活用していきましょう。 なお、株式会社ユニエイムがご提供するCASHIER POSを用いれば、シンプルで高性能なPOSレジを店舗に導入できます。店舗のあらゆる業務の一元管理が可能となり、データ管理や分析、運営を効率化します。非常にシンプルなPOSシステムであるため、「はじめてのPOSシステムで不安」という方は、ぜひCASHIER POSを検討してみてください。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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