QRコード決済を導入する方法は?おすすめサービス6選と費用を紹介 キャッシュレス決済

QRコード決済を導入する方法は?おすすめサービス6選と費用を紹介

近年、キャッシュレス決済の中でも導入コストが低い、QRコード決済の導入が進んでいます。

店舗にも導入を検討しているものの、導入方法や製品選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、QRコード決済の導入方法やおすすめサービス6選、メリット・デメリットを解説します。

この記事を読んで、QRコード決済の特徴を理解し、ぜひとも自店舗に最適なサービスを選んで見てください。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

近年のキャッシュレス化に伴い、導入コストが低く手軽なQRコード決済が急速に普及しています。本記事では、QRコード決済の導入方法やおすすめのサービス6選、さらにメリット・デメリットを詳しく解説します。店舗運営者が最適な決済サービスを選び、業務効率化と売上向上を実現するためのポイントを網羅していきます。導入を検討中の方は、ぜひ参考にして自店舗に最適なQRコード決済を導入しましょう。

目次
1 QRコード決済を導入する方法 1.1 QRコード決済を導入する際に必要な費用 2 QRコード決済の種類 2.1 ユーザースキャン方式 2.2 ストアスキャン方式 3 QRコード決済を導入するメリット・デメリット 3.1 店舗側のメリット 3.2 消費者側のメリット 3.3 店舗側のデメリット 3.4 消費者側のデメリット 4 おすすめのQRコード決済のサービス6選 4.1 PayPay 4.2 A920(小売) 4.3 楽天ペイ 4.4 d払い 4.5 au PAY 4.6 メルペイ 5 導入費用を抑える方法 6 POSレジを導入するならCASHIER(キャッシャー)がおすすめ!

QRコード決済を導入する方法

QRコード決済を導入する方法には、

  • 直接契約する方法
  • マルチ決済サービスを利用する方法

の2種類あります。

直接契約は、QRコード決済ブランドの公式サイトから直接申し込むという方法です。

マルチ決済サービスは、契約者とサービス事業者を仲介し、申請手続きを代行してくれるサービスです。

マルチ決済サービスは直接契約より費用がかかるものの、幅広いキャッシュレス決済に対応できるメリットがあります。

QRコード決済を導入する際に必要な費用

店舗側が用意したQRコードをお客様が読み取る、ユーザースキャン方式の場合は無料です。

一方で、お客様の端末に表示されたQRコードを読み取るストアスキャン方式の場合は、端末代や通信費が発生します。

端末代の相場は1万円〜3万円程度ですが、無料で提供している事業者も存在します。

詳しくは、本記事後半のおすすめサービスをご覧ください。

QRコード決済の種類

QRコード決済には、以下の2種類があります。

  • ユーザースキャン方式
  • ストアスキャン方式

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ユーザースキャン方式

店舗側が提示するQRコードをお客様が自身のスマートフォンで読み取って支払う方式です。

主に、小規模事業者で導入されています。   店舗側がQRコードを印刷して掲示するか、レジ画面に表示します。

お客様はアプリでQRコードをスキャンして金額を入力、または店舗が提示した金額を確認しなければなりません。

店舗側は専用端末を購入する必要がなく、QRコードを準備するだけで済むため、導入コストを抑えられるのがメリットです。

一方で、QRコードのすり替えには注意が必要です。

過去には、店舗のQRコードがすり替えられ、別の入金先に振り込みを誘導する詐欺事件も発生しています。

そのため、QRコードの管理や対策が必要です。

また、お客様のスマホや店舗の通信環境が悪い場合は、決済できない可能性がある点もデメリットとして挙げられます。

ストアスキャン方式

店舗側が専用端末を使って、お客様が提示したQRコードを読み込む方式です。

主に大手のスーパーやコンビニで導入されています。

店舗側がコードをスキャンして金額を入力するため、お客様に手間をかけさせません。

ユーザースキャン方式と比べて、よりスムーズに会計を進められる点がメリットです。

また、お客様が提示するQRコードを店舗側が読み込むため、コードのすり替えも発生しません。

一方で、導入には専用端末が必要です。初期費用や運用コストがかかる点は考慮しなければならないでしょう。

とはいえ、端末代を無料で提供しているメーカーを選べば、初期費用を抑えられます。

コードのすり替えなどのトラブルが心配な方には、ストアスキャン方式がおすすめです。

QRコード決済を導入するメリット・デメリット

ここでは、QRコード決済のメリットとデメリットについて、店舗側と消費者側の視点からそれぞれ解説します。

導入する際は、それぞれの立場でメリット・デメリットを理解することが大切です。

店舗側のメリット

店舗側には以下のメリットが挙げられます。

  • 初期費用を抑えてキャッシュレス決済を導入できる
  • 会計が簡略化されスタッフの負担を軽減できる
  • 釣銭ミスがなくなる
  • インバウンド客に対応できる
  • ポイント還元などのキャンペーンで集客率アップが期待できる
  • 非接触のため衛生的に対応できる
  • 会計がスムーズになりレジの待ち時間の短縮につながる

消費者側のメリット

消費者側のメリットは以下のとおりです。

  • 現金を持ち歩く必要がなくなる
  • 会計の流れがスムーズになる
  • ポイント還元や割引などのキャンペーンを受けられる
  • 利用履歴が残るので、家計管理が容易になる
  • クレジットカードと連携してポイントの二重取りが可能になる
  • 個人間送金や割り勘機能など便利な機能を使える

店舗側のデメリット

QRコードを店舗に導入する際には、以下の点がデメリットとして挙げられます。

  • 売上が入金されるまでに一定の時間がかかる
  • ユーザースキャン方式の場合、コードのすり替えのリスクがある
  • 他のキャッシュレス決済と比べると利用者がまだ少ない
  • 初期費用や決済手数料などの費用が発生する

消費者側のデメリット

消費者側のデメリットは以下のとおりです。

  • 利用できる店舗が限られている
  • スマートフォンの通信環境が悪いと決済できない
  • スマートフォンの充電が切れると使えない
  • 高齢者などは初期設定が難しく感じる場合がある

QRコード決済は、特に高齢者との相性は悪いでしょう。そのため、顧客層によっては利便性よりも不便さの方が目立ちます。

おすすめのQRコード決済のサービス6選

QRコード決済を提供するサービスは多く存在するため、図解や比較表を参考にすると全体像をつかみやすいです。

ここでは、QRコード決済のおすすめサービス6選について、費用をまとめました。

それぞれ特徴が異なるため、サービス選びの参考にしてください。

導入費用決済手数料支払いタイプ
PayPay無料・1.6%(ライトプラン加入)

・1.98%(ライトプラン未加入)

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式
A920(小売)無料2.98%〜クレジットICカード、電子マネー、タッチ決済、QRコード
楽天ペイ無料2.95%〜ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式
d払い無料2.6%〜ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式
au PAY無料2.6%〜ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式
メルペイ無料2.6%〜ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

PayPay

PayPayは、日本国内のQRコード決済で利用率No.1を誇る決済サービスです。

加盟店は全国的に増えており、飲食店や小売店、サービス業など幅広い業種で導入されています。

個人間送金や割り勘機能も優れており、QRコードや電話番号、PayPayIDなどを使って簡単に送金できるのが特徴です。

 

【導入方法】

  1. 公式サイトから加盟店の申し込みを行う
  2. 申し込みフォームに必要事項を記載
  3. 申請後、審査結果がメールで届く
  4. 審査に通過すればPayPayコードキットが届く
  5. 初期設定を行い、利用を開始

導入費用

無料

解約手数料

なし

決済手数料

・1.6%(ライトプラン加入)

・1.98%(ライトプラン未加入)

入金サイクル

月1回(月末締め最短翌日入金)

ポイント還元率

0.5%~2.0%

支払いタイプ

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

A920(小売)

A920はクレジットカードや電子マネー、コード決済などあらゆる決済を1台でまとめるオールインワンモデルの決済端末です。

バーコードスキャナーとプリンターが内蔵されているので、周辺機器を用意する必要もありません。

Wi-Fi接続とSIM通信に対応しており、屋外イベントやテラス席がある店舗でも、持ち運んでその場で会計を行えます。

 

【導入方法】

  1. 公式サイトから申し込み
  2. 加盟店審査(約1〜2ヶ月程度)
  3. POSとの連携などの初期設定
  4. 利用開始

導入費用

無料

月額費用

1台あたり月額2,200円

解約手数料

1年未満での解約は手数料が発生

決済手数料

2.98%〜

入金サイクル

月1〜2回

ポイント還元率

無し

支払いタイプ

クレジットICカード、電子マネー、タッチ決済、QRコード

楽天ペイ

楽天ペイは楽天グループが提供するQRコード決済です。楽天カードや楽天口座との併用により、ポイントが貯まりやすくなっています。

そのため、楽天ユーザーを中心にポイ活生活を取り入れているユーザーから人気です。

また、楽天ペイのアプリ内で、楽天ポイントカードや楽天Edyなども使えるため、利便性の高いQRコード決済として利用者数を伸ばしています。

 

【導入方法】

  1. 公式サイトから申し込み
  2. 審査結果が届く
  3. 楽天ペイコードキットが届く
  4. 店頭に設置して利用開始

導入費用

無料

解約手数料

なし

決済手数料

2.95%〜

入金サイクル

入金依頼から3日後(土日祝含む)

※楽天銀行の場合は翌日

ポイント還元率

1%~1.5%

支払いタイプ

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

d払い

NTTドコモが運営するQRコード決済です。ドコモユーザーの場合、d払いの金額と携帯料金を一緒に支払いができます。

また、利用金額に応じてdポイントが貯まり、街の店舗やオンラインショップで幅広く利用可能です。

さらに、d払いとメルペイの共通QRコードであれば、初期費用0円で導入できます。

d払いを導入すればメルペイにも対応できるため、複数のQRコードに対応したい店舗におすすめです。

 

【導入方法】

  1. メルペイ/d払いの公式サイトから申し込み
  2. 審査結果が届く
  3. スタートキットが届く
  4. 初期設定をして利用開始

導入費用

無料

解約手数料

なし

決済手数料

2.6%〜

入金サイクル

月1〜2回

ポイント還元率

0.5%~2.0%

支払いタイプ

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

au PAY

au PAYはKDDI株式会社が運営するQRコード決済です。(auユーザー以外も利用できます。)

支払いに応じてPontaポイントが貯まり、コンビニエンスストアやドラッグストア、レンタルビデオ店など全国の提携店舗での使用が可能です。

また、定期的にキャンペーンを開催しており、還元率が高い時期があるため、多くのユーザーに利用されています。

 

【導入方法】

  1. 申し込みサイトから申請
  2. 審査結果を確認
  3. スタートキットが届く
  4. 店舗用au PAYアプリをダウンロード
  5. QRコードを設置して利用開始

導入費用

無料

解約手数料

要お問い合わせ

決済手数料

2.6%〜

入金サイクル

月1〜2回

ポイント還元率

0.5%~1.5%

支払いタイプ

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

メルペイ

メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」が提供するQRコード決済サービスです。

飲食店やコンビニエンスストア、スーパーなどで利用できます。

大きな特徴は、メルカリの売上金やポイントを決済に使える点です。他の銀行口座に売上金を移す必要がなく、そのまま店舗で利用できる利便性があります。

また、メルペイとd払いのQRコードは共通化されているため、両方まとめて対応できる点もメリットです。

 

【導入方法】

  1. メルペイ/d払いのホームページから申し込み
  2. 審査結果を確認
  3. スタートキットが届く
  4. 店舗用au PAYアプリをダウンロード
  5. QRコードを設置して利用開始

導入費用

無料

解約手数料

要お問い合わせ

決済手数料

2.6%〜

入金サイクル

月1~2回

ポイント還元率

通常ポイント還元なし

支払いタイプ

ストアスキャン方式、ユーザースキャン方式

導入費用を抑える方法

QRコード決済の導入費用を抑えるには、決済手数料が比較的安いブランドや決済サービスを選ぶことが重要です。

特に、決済手数料は毎回の取引で発生するため、店舗にとって大きな負担となります。

決済手数料の相場は3%前後で、たとえば1,000円の会計が発生すれば、30円ほど決済事業者に支払う仕組みです。

そのため、手数料が低いサービスを選ぶことで、運用コストを抑えられます。

指定された入金口座を利用すれば、決済手数料や振込手数料が安くなる場合もあるため、条件をよく確認することが大切です。

さらに、ユーザースキャン方式を選べば、QRコードを用意するだけで導入が可能で、初期費用を抑えられます。

ただし、QRコードの管理や入力した金額の確認など手間がかかるため、コストだけでなく利便性も考慮して導入するようにしましょう。

POSレジを導入するならCASHIER(キャッシャー)がおすすめ!

QRコード決済は導入コストが低く、手軽にキャッシュレス決済を取り入れられる手段として注目されています。

特にユーザースキャン方式は無料で導入できるため、小規模店舗でも始めやすいのが魅力です。

しかし、決済手数料や入金サイクル、セキュリティ面の課題も考慮する必要があります。

そこでおすすめなのがCASHIER(キャッシャー)です。

CASHIERは、QRコード決済を含む多様な決済手段に対応し、POSレジと一体化することでスムーズな会計を実現します。

費用対効果の高いPOSレジをお探しの方は、ぜひCASHIERの導入をご検討ください。

記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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