小売店・福祉施設として誰でも使えるレジ導入を目標に。

小売店・福祉施設として誰でも使えるレジ導入を目標に。

2024/06/30

今回POSレジをご活用いただいておりますのは、群馬県前橋市に2023年3月21日にオープンした道の駅まえばし赤城の中にございます「SHOP CAFE Qu」様。

道の駅まえばし赤城は北関東最大級の道の駅としてオープンし、地域の情報ステーションとしての役割も果たしながら、大人から子供まで「ここに来たら1日中楽しめる!」施設となっており、買う、食べる、遊ぶ、リラックス、学ぶ、体験といった元来の道の駅からさらに前橋の新たな玄関口としての役割を担う施設となっております。

そんな前橋市を感じられる施設内にある「SHOP CAFE Qu」様のお店のお手伝いを行わせて頂きました。

SHOP CAFE Qu

今回お話いただいたのは店長の千木良様。

「SHOP CAFE Quは30ほどの障がい者就労施設が集まって作った運営委員会が運営しています。そういった団体がなぜできたかというと、障がい者施設で手作りしたものを常設で売るといったことが中々難しくて…。ただその売上が障がいを持った方々のお給料に繋がるので、やっぱり常設の店舗を作りたいという背景があり、17年前に、こことは別に市内の福祉会館の中に1店舗目を作りました。」

「今回、道の駅ができるということで、前橋市からお話をいただき、このお店を作らせて頂きました。Quでは障がいのある方々が施設で手作りした焼菓子やパン、うどんや味噌、甘麹などなどの食品や、手織物で作ったバッグ、ポーチなどの雑貨も販売しています。」

こちらではそういった手作りの商品を販売しているだけでなく、曜日変わりで福祉施設のメンバーさん、スタッフさんがお店当番としてレジや接客、商品陳列などの仕事をしに来ていただいています。

またSHOP CAFE Quは一見、クーとも読んでしまいそうですが、きゅうという名前だそうで、その店舗名の由来についても千木良様にお話いただきました。

「ここのQuがある道の駅まえばし赤城は結構広い施設なんですよね。そんな広い施設の中にもゆったりとできる場所があるといいよね。といったコンセプトから休憩所の”きゅう”をとってSHOP CAFE Quにしました。」

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お会計をより簡単に、お店当番としてみんなが操作できるレジ

「日中、店舗にはお店当番という形で、レジ打ちや接客を複数の福祉施設からメンバーさんやスタッフさんに来ていただいています。それこそ施設さんによって様々ですが、週1や月に2回程度など色々な方々に日々お仕事をして頂けるようにしてます。そうなった時に、やはり操作するレジはまず簡単なものが良いなっていうのはベースとしてありました。あとはお金のやり取りは誰でも間違いなく出来るように、自動釣銭機を使わせていただきました。そういう形にすれば誰でもレジ打ちが簡単にできるなっていうのがあって、自動釣銭機と連携できてかつ操作が簡単なレジを探していました。」

「Quでは障がいのある方々が施設で作った様々なものを販売しています。通常の小売店ならバーコード(JAN コード)がついた商品が納品されると思うんですけど、手作りで作ったものなのでバーコードがない状態で納品されるため、、簡単にバーコードシールを作れる環境も必要でした。」

「なので、簡単でかつ自動釣銭機が使えて、バーコードが生成できる。この3つができるレジを探していました。」

POSレジ6800UAでは、端末の画面から登録商品を登録する方法も可能ですが、バーコードスキャナーがセットになっているため、バーコードを読み込むことで会計の際の購入商品の登録を行うことができます。後者の手法は画面上から商品を探すことなく、スムーズな登録ができるため、小売店の皆様にはバーコード生成、プリンタ含め非常に好まれるサービスとなっております。

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誰でも操作できるセミセルフレジと、手間のかからないバックオフィス業務

「色々なレジを比較検討したんですけど、機能が良すぎるものはその分非常に高かったので、このお店では少し機能が重いなと感じたのとレジの役割は我々の中で明確に決まっていたので、今回CASHIERさんを選ばせて頂きました。」

「開店する時って結構バタバタしているじゃないですか。本当に猫の手も借りたいような。そんな中で無料で商品登録や設定を納品前に全て設定してくれたのは本当にありがたかったですね。」

「実際に運用してみて1年と3ヶ月立ちますが、当初の希望であった、簡単な操作というところも、うまく実現できていて、ご利用頂いている施設のメンバーさんやスタッフさんもスムーズに操作できているので、ここはとても安心しています。」

我々コンシェルジュとしても誰でも簡単に使えるPOSレジといったところを目指しており、そういった意味では真に直感的に使えるPOSレジが実現できているのではないかと、我々も非常に嬉しいところです。

「あとは授産品を様々な施設から委託販売といった形で販売させていただいているんですけど、そこに関してもうまく管理画面を活用させていただいておりまして、施設毎に何を何個販売していくら販売したか、みたいなのも各施設毎に毎月報告させていただいてまして。そこは売上分析機能の情報をCSVでダウンロードして作ってます。施設毎に商品をカテゴリ分けしているので報告用のデータもそんなに時間かからないで作れてます。」

ご利用いただくお店によって様々な活用方法があるかと思いますが、このように工夫して登録情報を設計頂くことで、集計データはもちろん、報告・共有用のデータとしても活用ができる。そういった運用上の課題や効率化のためのアイデアなども我々コンシェルジュにご相談頂ければ、利用用途に合った使い方もご提案させていただくことも可能でございます。

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休憩所としてだけでない、空間、そして接点として

「Quでは障がいのあるなしに関係なく、皆が楽しめる、交流できる色々なイベントを企画させていただいてまして、最近では1周年記念イベントとして今年の3月31日に音楽イベント「Qu_antize」(クオンタイズ)というのを行わせていただいて、DJさんを数人お呼びしてQuのお店の中で行わせて頂きました。」

「私たちもそうですけど、あまりこういったDJイベントなんかは行く人は行くけど、きっかけがないと中々触れる機会ってないじゃないですか。障がいをお持ちの方はもちろん、色々な人にこういった音楽を体で感じてそれぞれの楽しみ方で音楽を楽しむ。そういった新しいきっかけを作れたらと。イベントとしては多くの人に楽しんでいただけて、やって良かったなと思ってまして、これを今度8月頃にまたやりたいなと考えてます。前回はDJイベントとして音楽を楽しむ場だったんですけど、今回はそれにアートを絡めてQuで販売するTシャツとカレンダー用の作品の選定会をやろうと思ってます。」

イベントの様子はこちら:バラバラのまま、音を楽しむ空間【Qu DJイベントレポート】

非常に評判の良かったイベント。我々も是非、立ち寄らせて頂き、休憩させて頂ければと思っております。そんなみんなの休憩所としてあり続ける「SHOP CAFE Qu」様を含め、福祉施設のメンバーさん、スタッフさんが使いやすいレジ、環境をサポートし続けていきます。

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