飲食店のPOSレジ×券売機!賢い選び方6つのメリット解説 店舗DX

飲食店のPOSレジ×券売機!賢い選び方6つのメリット解説

昔ながらの個人経営点では、ボタン式の券売機を導入している店舗が多くありました。

しかし、最近ではメニューや決済方法の多様化などにより、POSレジと一体化しているセルフレジ券売機の導入が進められています。

POSレジと一体化した券売機を導入することで、店舗経営にどのような影響を及ぼすのでしょうか。この記事では券売機やPOSレジの概要、セルフレジ券売機の概要、メリットなどを解説します。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

飲食店の業務効率化と売上向上を図るなら、POSレジと券売機が一体となった「セルフレジ券売機」の導入が効果的です。注文・会計の自動化により人件費削減やミス防止、回転率の向上が期待でき、キャッシュレスや多言語対応にも柔軟に対応可能。店舗の規模や客層に合わせた最適な選び方や導入メリットについて、本記事で詳しく解説します。

目次
1 券売機導入前に確認すべき3つのポイント 2 券売機の基礎知識と導入メリット 3 POSレジの基本機能と導入メリット 4 POSレジと券売機が一体化したセルフレジ券売機の特徴と導入効果 4.1 2つの決済端末で多様な支払いに対応 4.2 店舗規模と客数に応じた機種選び 4.3 キャッシュレス決済の種類と対応方法 4.4 初期費用と月額費用の目安 5 セルフレジ券売機の機能と活用方法 5.1 メニュー切り替え機能と活用ポイント 5.2 多言語対応で外国人観光客にも対応 6 トラブル発生時の対応方法 7 セルフレジ券売機導入で得られる5つのメリット 7.1 故障時の緊急対応マニュアル 7.2 業務効率化でコスト削減を実現 7.3 人件費を削減できる 7.4 ミスを防止できる 7.5 簡単に操作できる具体的なポイント 8 POSレジと一体化した券売機「セルフPOS端末」ならCASHIERがおすすめ

券売機導入前に確認すべき3つのポイント

券売機を導入する前に、まず自分のお店の状況に適しているかを確認しましょう。

たとえば座席数が30席以上あるようなお店なら、券売機を導入することで売上アップが期待できます。一方、座席が10席ほどしかなく常連客が多い居酒屋などでは、店員さんとの会話を好むお客様が多いかもしれません。

ここで、特に大切なのは、「店舗の規模」「客層の特徴」「運用体制」の3つです。

下記の「チェックリスト」を参考にして、導入を検討してみてください。 【チェックリスト】

  • 店舗の規模:30席以上あって、月間売上が300万円を超えるようなお店
  • 客層の特徴:主な客層がキャッシュレス派で、若年層やビジネスマンが中心
  • 運用体制:現金の補充・回収・故障時の対応などを担う仕組みが整っている

券売機の基礎知識と導入メリット

券売機とは、お客様自身がメニューを選び、その場で注文と会計を一括で処理できる機械です。

券売機には大きく分けて「ボタン式」と「タッチパネル式」の2種類があります。

「ボタン式」は、メニュー名や番号をボタンに直接表示しているシンプルな仕組みの機械です。一方、「タッチパネル式」は、液晶画面にメニュー名や写真を表示しているので、タッチ操作が可能です。

種類主な用途・特徴向いている業態向いていない業態
ボタン式券売機シンプルなメニュー向けで、基本的には、現金対応のみラーメン店など、回転率重視のお店・メニューを頻繁に更新するお店 ・外国人客が多いお店
タッチパネル式券売機・多彩なメニューを掲載可能 ・季節限定商品が追加可能 ・キャッシュレス決済 ・複数言語表示が可能ファーストフード店など、若年層・多国籍のお客様が多いお店・対面接客メインのお店

券売機の詳細は、以下の記事をご覧ください。 関連記事:【完全版】券売機とは?種類やメリット、価格、導入方法を徹底解説

POSレジの基本機能と導入メリット

POSレジとは、販売時の商品・金額をデータとして記録し、「売上」・「在庫」・「顧客」の情報をまとめて管理できるレジシステムです。

例えば、閉店後の売上集計がボタン一つででき、手作業と比べて作業時間を大幅に短縮可能です。また、在庫の残りが少なくなるとアラートを出し、注文忘れや廃棄ロスを防ぎます。

さらに、顧客の購入履歴も管理できるため、リピーターのお客様向けのサービスに活かすことも可能です。

POSレジの詳細は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:POSレジとは?種類や機能、選び方を徹底解説

POSレジと券売機が一体化したセルフレジ券売機の特徴と導入効果

セルフレジ券売機とは、POSレジ機能と券売機が一体化した機械です。主に、以下のような特徴があります。

  • POSレジとの一体化:注文や会計が1台で完結したことで、人件費を約20~25%削減したケースあり
  • オペレーションの効率化:セルフレジを活用することで、待ち時間を大幅に短縮可能
  • キャッシュレス対応:クレジットカードやQRコード決済など、様々なキャッシュレス決済に対応
  • 多言語対応:日本語だけでなく英語、中国語などの複数の言語に対応している

実際、セルフレジ券売機を導入した油そば店では、画像を見ながらトッピングを選んでもらうことで、お客様単価が2〜3%増加した事例もあります。

2つの決済端末で多様な支払いに対応

飲食店でよく使われる決済端末には、「モバイル型決済端末」と「マルチ決済端末」があります。

  • モバイル型決済端末:クレジットカードやApple Payなどの支払い方法に対応
  • マルチ決済端末:電子マネー(WAON、nanacoなど)やPayPay、LINE Payなどの多様な支払い方法に対応

「モバイル型決済端末」は小型で持ち運びが簡単なので、イベントや移動販売で活用されることが多いです。一方、「マルチ決済端末」は多様なキャッシュレス決済に対応可能ですので、お店の状況に応じて選びましょう。

店舗規模と客数に応じた機種選び

お店の規模や来店するお客様の人数に合わせて、決済端末を選ぶことが大切です。

  • 小規模店舗(20席未満):モバイル型決済端末が適しています。1日平均10〜20名の客数に対応可能です。
  • 中規模店舗(20-50席):マルチ決済端末を導入し、1日平均50〜100名の客数に対応可能です。ピーク時には、複数の端末を活用しましょう。
  • 大規模店舗(50席以上):マルチ決済端末を複数設置し、1日平均200名以上の客数に対応します。

キャッシュレス決済の種類と対応方法

キャッシュレス決済には、「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード決済」があります。

決済手段特徴導入時の注意点
クレジットカード後払い型セキュリティ対策が必要
電子マネー前払い型、少額決済に便利加盟店登録が必要
QRコード決済スマートフォンを利用サービスによって手数料が異なる

以下は、端末を選ぶポイントです。

  • 対応している決済手段が多いこと
  • セキュリティ機能がしっかりしている
  • 店舗の設置スペースに応じて、モバイル型かマルチ決済端末を選ぶ

初期費用と月額費用の目安

キャッシュレス決済を導入する際には、初期費用と月額費用が発生します。主な費用の目安は、以下の通りです。

目安

初期費用機器代: 0円〜5万円             設置工事費: 数千円〜数万円
月額費用保守料: 3,000〜8,000円  通信費: 月1,000〜2,000円

また、補助金や助成金を活用することで、導入費用を軽減できます。

下記の3つの補助金を活用してみましょう。

  • IT導入補助金:中小企業向けに、決済端末やソフトウェア導入費用を支援
  • 小規模事業者持続化補助金:キャッシュレス化を進める小規模事業者を対象
  • 東京都北区の導入支援事業:端末設置費用の一部を補助

セルフレジ券売機の機能と活用方法

ここでは、セルフレジ券売機の便利な機能を紹介します。

セルフレジ券売機は、注文から会計までのプロセスを自動化し、店舗運営の効率化を支援する機器です。

店舗の規模に応じた適切な導入により、投資対効果を高めることが可能です。

■小規模店舗(20席未満)

モバイル型決済端末の導入が適しています。​1日平均10~20名の客数に対応可能で、初期投資を抑えつつ、会計業務の効率化が期待できます。​具体的な導入費用は、端末の種類や機能によりますが、比較的低コストで導入可能です。​これにより、会計ミスの軽減や人件費削減が期待できます。

参照:ポスタス

 

■中規模店舗(20~50席)

マルチ決済端末の導入が効果的で、1日平均50~100名の客数に対応可能です。​ピーク時には複数の端末を活用することで、待ち時間の短縮と回転率の向上が期待できます。​導入費用は機種や機能により異なりますが、一般的な価格帯は約100万円~200万円程度です。​労働コストの削減効果も高く、投資回収は短期間で可能とされています。

参照:DXPO(ディーエクスポ)

 

■大規模店舗(50席以上)

複数のマルチ決済端末を設置することで、1日平均200名以上の客数にもスムーズに対応可能です。​高度な機能を備えた高機能モデルの導入により、オペレーションの円滑化と人件費削減が期待できます。​導入費用は約200万円~500万円程度とされていますが、労働コスト削減や売上向上により、長期的には高い投資対効果が見込まれます。

メニュー切り替え機能と活用ポイント

 

セルフレジ券売機のメニュー切り替え機能は、時間帯や季節、イベントに応じた設定が可能です。

  • 時間帯別メニュー: 指定した時間に自動でメニューを切り替えられます。例えば、朝はコーヒーとパスタ、昼はランチセットを表示するなど、時間帯に合わせた提供が可能です。
  • 季節メニュー:あらかじめ設定しておけば、季節ごとにメニューを自動更新できます。冬はホットドリンク、夏は冷たいドリンクを中心に展開するなど、季節感を演出できます。
  • イベントメニュー:たとえばバレンタインデーなどのイベントやキャンペーン用に特別メニューを表示することができます。

多言語対応で外国人観光客にも対応

観光庁「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」では、外国人客が多言語表示やコミュニケーションで最も困る場所として「飲食店(28.5%)」を挙げる人が最も多いことがわかっています。

参照:https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00004.html

また、農林水産省委託事業「多言語化対応調査事業報告書」によると、来店する外国人客の使用言語は英語(88.9%)、中国語(63.8%)、韓国語(46.8%)の順で上位を占めています。

これらの言語に対応した「セルフレジ券売機」を導入することで、外国人観光客がスムーズに注文できるようになり、満足度が向上します。

さらに、スタッフの対応負担も軽減され、より効率的な店舗運営が可能になります。

トラブル発生時の対応方法

券売機を使用する際には、「紙詰まり」「決済エラー」「システム不具合」などのトラブルが発生することがあります。

その際には、以下の対応方法を参考にしてください。 主なセルフレジ券売機の各メーカーサポートの利用方法と営業時間は次のようになります。

 

■CASHIER POS

  • 電話・メールサポート: 平日10:00~21:00
  • 15時までの問い合わせで当日中に代替機発送可能。

■エルコム

  • 平日・土日祝: 09:00~17:30(保守契約者のみ対応)
  • 時間外は留守番電話で受付し、翌営業日に対応。

■JSP(飲食店特化システム)

  • 応急対応ヘルプデスク: 24時間365日対応
  • 現地作業は23:00まで。

各メーカーによって営業時間や対応範囲が異なるため、契約時に詳細を確認することが重要です。

セルフレジ券売機導入で得られる5つのメリット

セルフレジ券売機を導入することで、以下の5つのメリットがあります。

 

①【回転率が向上する】

セルフレジ導入店舗では、会計待ち時間が短縮され、回転率が約15~20%向上しました(セルフレジ.com導入事例)。

②【業務効率化でコスト削減を実現】

会計業務を自動化することで、店舗運営にかかるオペレーションコストを最大約30%削減できます(POSTAS導入効果レポート)。

③【人件費を削減できる】

レジ業務に必要なスタッフを減らし、平均10~20%の人件費削減を実現した事例があります(セルフレジJP飲食業界調査)。

④【ミスを防止できる】

自動化により現金受け渡しなどの人的ミスが約90%削減され、精算時のトラブル防止に成功しています(キャッシャーPOS導入効果調査)。

⑤【簡単に操作できる】

タッチパネルの直感的な操作設計で、初めて利用する顧客でも平均1~2日で慣れ、トレーニングも不要です(POSTAS操作性評価)。

ここからは、さらに各メリットを深掘りしていきます。

故障時の緊急対応マニュアル

セルフレジ券売機が故障した際の緊急対応として、以下の手順を実施しましょう。

  • 手書き伝票での対応:​手書きの伝票を用いて注文や会計を行いましょう。
  • 現金専用モードへの切り替え:​一部のセルフレジは、クレジットカード決済が利用できない場合に備え、現金専用モードに切り替える機能を備えています。マニュアルを参照し、設定を変更しましょう。​

バックアップ体制として、売上データや在庫情報は定期的にクラウドや外部メディアに保存し、データ消失に備えておきましょう。また、故障時の対応手順をスタッフに周知し、スムーズに対処できるよう事前に研修をしておくことも大切です。

業務効率化でコスト削減を実現

業務効率化はコストの削減にもつながります。

①人件費の削減効果 会計業務を自動化することで、レジ担当者を減らすことが可能になり、人件費の削減につながります。特に忙しい時間帯でも追加のスタッフを雇う必要がなくなり、シフト調整や採用コストも削減できます。

②オペレーションコストの削減効果 券売機の導入により、注文や会計時に発生する人的ミスが減少し、修正作業や返金処理などのオペレーションコストが削減されます。また、レジ締め作業などの作業時間も大幅に短縮され、労働効率が向上します。

③在庫管理コストの削減効果 券売機とPOSシステムの連動により、売上や商品の在庫状況をリアルタイムで把握でき、余分な仕入れや廃棄を防げます。効率的な在庫管理を実現することで、仕入れコストや商品ロスが削減されます。

人件費を削減できる

セルフ券売機を導入することで、「注文・会計」業務を同時に実施できます。そのため、ホールに配置していたスタッフを削減することが可能になります。

さらに、POSレジの機能には在庫管理や売上管理も含まれているため、棚卸しやレジ締めなどの事務作業にかかる時間や人件費も節約できます。

例えば、時給1,000円で1日8時間、月20日働くアルバイトのレジ担当者を1人雇用したとしましょう。 その場合、以下のような人件費がかかります。

  • 1日あたりの人件費:1,000円×8時間=8,000円
  • 1ヶ月あたりの人件費:8,000円×20日=16万円
  • 1年にかかる人件費:16万円×12ヶ月=192万円

これらを削減できるとなると、大きくコストを減らすことができます。

ミスを防止できる

セルフレジ券売機の導入により、以下のような具体的なミス防止の効果が期待されます。

① 注文の入力ミスの防止 顧客自身がタッチパネルで商品を選択するため、店員が口頭注文を聞き間違えるといった人的ミスが大幅に減少します。

② 会計金額のミス防止 手入力のレジと異なり、自動計算によって合計金額が瞬時に正しく表示されるため、会計時に誤った金額を提示するケースが激減しています。

③ 釣銭ミスの防止 券売機では支払われた金額を自動計算して正確なお釣りを出すため、釣銭渡し間違いなどの金銭トラブルがほぼ解消されるでしょう。

簡単に操作できる具体的なポイント

セルフレジ券売機は、画面が見やすく直感的に操作できるため、初めての利用者でもスムーズです。

表示が大きく、写真や色分けで商品が整理され、注文時の迷いやミスを防ぎます。

高感度のタッチパネルは軽いタッチでも即座に反応し、画面遷移も速く、操作にストレスがありません。

決済手続きは画面の指示に従うだけで、現金や電子マネー、カードなど多様な支払いに対応しているため、簡単に利用できます。

POSレジと一体化した券売機「セルフPOS端末」ならCASHIERがおすすめ

POSレジと一体化した券売機を導入する場合は、店舗の特長やお客様のニーズに合わせて最適なツールを選ぶのが重要です。

株式会社ユニエイム「CASHIER」のオールインワンセルフPOS券売機は、ラーメン店やうどん・そば店、定食屋、コーヒーショップ、カフェ、フードコートなどあらゆるシーンに合わせた導入が可能です。

コンパクトでパワフルなスペックを兼ね備えているのにもかかわらず、省スペースで場所を取らない設計も特長です。  また、万一のトラブルが発生した際にも、代行・サポートが充実しています。

導入時には現地でのセットアップや操作説明も対応可能ですので、お気軽にお問合せください。

 

「CASHIER」のタッチパネル型券売機の詳細は、以下リンクにてご確認ください。

関連記事:CASHIER タッチパネル券売機

 

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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