今回POSレジを導入いただいたのは岐阜県郡上市にあります、めいほうスキー場内のスノーランド様。
「新札対応と券売機のリース契約満了のタイミングで様々な決済への対応をする必要がありました。」
そう語るのは、めいほうスキー場のマネージャー天野様。
子どもから大人まで訪れる、西日本最大級のスキーリゾートに今回、タッチパネル型券売機と自動釣銭機の導入で営業のお手伝いをさせていただきました。
めいほうスキー場


めいほうスキー場様は、初心者向けのなだらかなコースから上級者向けの非圧雪エリアまで13種類のゲレンデがあります。
「ゲレンデコースは標高1,600mの山頂から全長5,000mのロングコースや急斜面の上級者コースなどがあり、幅広いレベルのスキーヤー・スノーボーダーに楽しんでいただける環境が整っています。」
「めいほうスキー場では、他にもスキーヤーやスノーボーダーだけではなく、ファミリー層にも楽しんで頂ける様な設備を充実させております。西日本最大級のキッズゲレンデがあるスノーランドでは、ソリやチュービング、スノーストライダーなどご家族の方が一緒になって楽しむことができるようになっており、レストランや休憩所、託児所も備わっているため、3歳~6歳の小さいお子様でも安心して雪遊びができるような環境となっております。」
「レストランでは地元の食材を活かしたグルメを味わうことができ、寒い体に染みるラーメンやカレーなど定番のお食事を楽しんでいただけます。また休憩所として使っていただけるステラハウスは丸太でできたログハウスとなっており、暖かいところからくつろぎながらお子様が雪で遊んでいるところを見守っていただけます。小さいお子様がいらっしゃるご家族は託児所でお子様を預けてスキーを楽しんでいただけます。」
このスノーランドではスキーをされないお客様が気軽に楽しめることもあって、近年、海外の方や若者の需要も高まっているとのことです。

新札対応と各種決済対応に伴う、券売機と自動釣銭機のリニューアル
今回、券売機を導入いただくにあたってどういった課題感があり、導入に踏み切ったのでしょうか。
「以前は現金会計だけのボタン式の券売機を使用しておりまして、2024年発行の新紙幣へ対応ができないことや、決済手段が現金のみに限られていることが悩みでした。特に、近年インバウンド需要が高まったことで外国人観光客が増加。外国の方は基本的にクレジットカード等のキャッシュレス決済での会計希望が多かったため、以前のボタン式の券売機では会計ニーズに答えられない点がありました。また外国語で対応できないため、外国人のお客様が操作に戸惑い、スタッフが個別に対応することが多くありました。」
キャッシュレス決済のニーズが高まる中でインバウンド需要の増加。国内のお客様からもクレジットカードやコード決済での会計希望の声は多かったそうです。
「特にキャッシュレス決済だけでもはすぐにでも対応したかったのですが、以前のボタン式券売機のリース契約更新も迫っていたため契約更新はせずに、新しい券売機の導入に踏み切りました。もし契約更新をしたとしても課題として持っていた新紙幣の対応もできないですし、キャッシュレス決済も実現できそうになかったので。」
「新しい券売機の採用にあたっては、クレジットカード、電子マネー、コード決済といったキャッシュレス決済、インバウンド顧客に向けた外国語対応ができることはもちろん必須。スキー場の場合ですと、オンシーズンとオフシーズンで料金体系やメニューが変わってくるので通年の利用を考えるとのそこの切り替えが我々でも簡単に変更できるものが必要になります。」
「加えて、夏と冬で券売機の場所を移動して使用する予定ですので、自分たちで運べる機器サイズであることも重要な条件でした。」
天野様は従来の決済問題をクリアするだけではなく、より柔軟に年間を通して活用できるような券売機を検討しており、多くの企業様の製品を比較検討されていたようです。

たくさんの企業様を比較検討されたと思いますが、CASHIERの導入を決断したポイントはどこにあったのでしょうか。
「券売機のタッチパネルが大きくて画面も操作しやすい、自動釣銭機も従来の券売機と一体になっているものと比べてコンパクトで持ち運びが可能なところが決め手でした。何社か検討して各種決済や多言語に対応した券売機は多くありましたが、 自分たちで券売機を移動させることを考えると他の製品は持ち運びしづらそう。そういった点からCASHIERさんの券売機を導入しようと思いました。」
「さらに納期を急いたこともありCASHIERさんの1ヶ月で利用が開始できる点や、導入前の商品登録などの初期設定を無料で行っていただけるところも決め手の一つですね。」

多様な決済手段への対応で、スムーズな会計が可能になり混雑が緩和
「券売機の導入で、お客様が入場券や各種アイテムをレンタルする待機列がほとんどなくなり、スムーズな決済が可能になったことで、スタッフの負担も軽減され、業務効率が向上しました。」
顧客ニーズへの対応によりスタッフの負担を軽減

導入してから2ヶ月。実際にどういった導入効果が見えたのでしょうか。
「まず1つ目は、タッチパネル型券売機を導入したことによって、会計手段が増えてお客様対応回数が圧倒的に少なくなりましたね。」
「2つ目は、新紙幣の対応が可能になったことで、個別対応の時間がなくなりました。今までは、新紙幣しか持っていないお客様に対して両替をそれぞれ行っていたので、一人のお客様への対応に時間がかかってしまい、会計効率があまり良くなく待機列ができてしまっていました。」
「3つ目は、キャッシュレス決済も対応していなかったので、ここも個別対応をする必要があり会計に時間がかかっていましたね。」
「今回キャッシュレス決済を導入したことで、現金を持っていないお客様やクレジットカードなどのキャッシュレス決済をスムーズに行うことができるようになり、スタッフが接客対応に時間を取られることなく、他の業務に時間を割けるようになりました。」
利用者が選ぶ支払い方法の幅が広がったことで、キャッシュレス決済をよく使う若者や外国の方にも喜ばれているそうです。
外国語対応での対応負担を軽減

以前の券売機の時はスタッフが個別にヘルプ対応していたそうですが、導入後はどのような変化があったのでしょうか。
「外国語機能によって、外国の方も簡単に券売機を操作できるようになり、スムーズなサービスの提供ができています。今までは券売機の近くで常に対応していたスタッフも現在では、レンタル品の管理などの業務を中心に行っていただいています。」
外国語機能は4か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)に対応しております。これにより、外国の方がスムーズに利用できるので、外国語を話せるスタッフを個別に採用したり、翻訳を利用して接客をしたりといった業務をなくすことができ、効率的な接客を実現することができます。

入場券やレンタル品の売れ筋把握にデータを活用
券売機を導入してから2ヶ月、多くの販売データが蓄積されてきたと思います。実際にデータをどう活用をされているのでしょうか。

「以前の券売機は、ボタン式の券売機でしたので入場者数の把握などデータの集計がとても大変でした。」
「管理画面では売上を毎日確認するようにしています。日々の商品別売上であったり、どれだけの人が来場しているのか、レンタル品の貸出数はどれくらいなのかなどを確認していますね。」
「データを基にお客様の需要を把握して、人気のレンタル品の在庫を増やしたり、逆に利用頻度の低いレンタル品の調整するなど工夫ができるようになりました。」
「現場からのフィードバックで外国のお客様はスキーをしにくるというよりは雪を楽しみに来ている外国の方が多いとの意見がありました。データでも、スノーブーツやスノーボールメーカーなど今までレンタル件数の少なかった商品のレンタル数が徐々に多くなるなどの変化を知ることができ、外国のお客様の傾向がわかり、レンタル品の品揃えに役立てることができるようになってます。」
「これも売上などの販売実績がリアルタイムにわかるようになったからだと思うので、CASHIERを導入して良かったと思ってます。」
管理画面では、画像のように時間帯別、日別、月別に売上データの確認が可能です。さらに、商品別、カテゴリー別に確認も可能で、何がいつ、いくつ購入されているのかを細かく把握できるため、顧客分析へ有効的にご活用いただけます。

お客様に満足してもらうための最高のゲレンデ

天野様にはめいほうスキー場様の魅力をお話しいただきました。
「今年は、10年に一度くらいの寒波の影響で大雪に見舞われています。これから暖かくはなりますが、まだまだ天然雪&人工降雪機による最高のコンディションで3月になっても例年よりも滑走距離や面積が多く残る見込みですので、お客様には例年よりも長くお楽しみいただけます。」
(取材日:2025年2月17日)
「また、めいほうスキー場は全国的に有名な観光地、高山や白川郷、下呂温泉から約1時間と比較的アクセスがしやすい場所にあります。ぜひ、旅行プランの一つに加えてお越しください。滑り終わった後は美味しいランチ、温泉でリフレッシュをしていただけます!」
まだまだ寒い日が続き、スキーヤーやスノーボーダーにとっては嬉しい気候だと思われます。シーズン終盤も最高のゲレンデで一滑りしてはいかがでしょうか。
こういったお客様の体験をより良い思い出にできるよう努力されていらっしゃる天野様。
我々としてもお客様皆様が楽しんで過ごせる、良い思い出作りができる素晴らしい環境下で、その体験の一部をサポートさせて頂いている購買環境を今後とも維持し続けられるように。
また今後よりお客様に良い体験を感じていただける様に開発・サポートの質を日々高めていきたいと感じております。