POSレジは無料で使える?機能やメリット・デメリット、注意点を徹底解説 POSの基礎知識

POSレジは無料で使える?機能やメリット・デメリット、注意点を徹底解説

2024/01/24

店舗型ビジネスを運営する上で欠かせないのがPOSレジです。しかし、導入費用が高く、購入する際には慎重に検討したいのが本音でしょう。

そこで本記事では、これから新規店舗ビジネスを起業する経営者向けに無料で利用できるPOSレジの概要や機能、メリットについて解説。また、無料POSレジが向いている事業者の特徴について紹介します。

目次
1 POSレジアプリなら無料活用できる 2 無料POSレジで使える機能 2.1 レジ機能 2.2 商品管理 2.3 売上管理 2.4 売上分析 2.5 軽減税率機能 2.6 キャッシュレス連携機能 3 無料POSレジのメリット 3.1 導入・運用コストが安い 3.2 操作性が高い 3.3 場所を選ばず利用可能 4 無料POSレジのデメリット 4.1 機能拡張は有料になる 4.2 周辺機器が必要になる 4.3 ネットワーク整備が必要 5 無料POSレジが向いているお店とは? 5.1 POSレジをお試ししてみたいお店 5.2 最低限のレジ機能でスタートする事業者 5.3 小規模飲食店 6 無料POSレジを選ぶ際のポイント 6.1 各社の「無料」の意味を確認する 6.2 機能性を検討する 6.3 サポート体制を確認する 7 無料のPOSレジをうまく使いこなそう

POSレジアプリなら無料活用できる

POSレジアプリなら無料活用できる

会計機能以外にも顧客管理や売上集計などができるシステムを備えたPOSレジですが、近年ではiPadなどのタブレット端末にアプリをインストールするだけで無料で活用できるものもあります。

POSレジアプリはタブレットで活用できる無料レジアプリで、サブスクリプションモデルで月額課金制が一般的。最低限の機能は無料プランで利用できるケースがほとんどです。

これまでのPOSレジはレジスターにシステムを搭載しているものが多かったのですが、今では手軽さや費用面でもタブレット端末にPOSレジアプリをインストールして使用する店舗が多くなってきています。

無料POSレジで使える機能

 

無料POSレジで使える主な機能を紹介します。ただし、すべての無料POSレジで以下の機能を使用できるわけではありませんので、契約前に使用可能な機能について担当者に確認してください。

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レジ機能

レジ機能は、レジとして使用するための最も基本的な機能です。

商品・サービスの代金の支払い計算やバーコード読み取り、レシート印刷などを行う際に必要となります。

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商品管理

販売する商品・サービスをレジに登録し、管理する機能です。

商品をカテゴリごとに分けたり、商品リストを登録したりすることで、販売中の商品や売り切れ中の商品などを一目でわかるように設定できます。

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売上管理

売上金額を集計し、記録する機能です。

POSレジでは、当日の売上をリアルタイムで確認できます。客層別の売上を把握できることで、スピーディーなマーケティング施策の実行が可能になります。

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売上分析

売上を日付別・客層別・店舗別・カテゴリ別などの区分ごとに集計し、画面上で閲覧もしくはCSVデータとしてダウンロードできる機能です。

売上分析することで、長期・中期・短期的なマーケティング施策の計画立てに貢献します。

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軽減税率機能

軽減税率機能とは、販売する商品・サービスによって消費税を切り替える機能です。

2019年以降、消費税率は8%と10%の二種類が混在しています。そのため、現状POSレジを選ぶに必須な機能といえるでしょう。

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キャッシュレス連携機能

キャッシュレス連携機能とは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの支払い方法と連動できる機能です。

多くの企業が数多くのキャッシュレス決済端末に連携できるようにしており、消費者の利便性を高めるためには欠かせない機能といえるでしょう。

無料POSレジのメリット

POSレジ導入の際には、当然初期費用やランニングコストを見て選ぶ人が多いですが、それぞれにどのような特長があるのかをしっかりと理解しておくことが重要です。

ここでは、無料POSレジのメリットについて解説します。

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導入・運用コストが安い

POSレジアプリの最大のメリットは、導入や運用にかかるコストが安いということです。アプリにはさまざまな種類がありますが、中には無料で導入できるものもあり、大幅なコスト削減につながります。

従来型の高額なレジスターを導入する必要がなく、タブレットとアプリさえあればPOSレジを導入可能です。タブレットがない場合でも、1万円〜購入できるため、初期導入費用はかなり抑えられます。

また、レジの周辺機器も店舗に必要なもののみを用意すれば良いので、無駄なコストが発生することはありません。

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操作性が高い

POSレジアプリは、タブレット端末にインストールして使用することが多いため、高い操作性を実現しています。タブレットは、普段使っているスマートフォンと同じような感覚で操作できるため、直感的な操作で誰でも簡単に使用できます。

従来型のレジスターは、操作ボタンや機能が多く使い慣れるのに時間がかかることが多いため、新人スタッフもすぐにレジ業務をすることが可能です。

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場所を選ばず利用可能

タブレットを使用するため、自由に持ち運びができ場所を選ばず利用できるというメリットもあります。インターネット環境さえあれば利用できるため、イベントや出張販売などといった場面でも使えるようになります。

また、店舗外への持ち運びだけではなく、店内でも自由に移動可能です。例えば、お客様の席で会計すれば、レジスペースに追加席や待合席を作るなど、空間を有効活用できるようになります。

無料POSレジのデメリット

無料POSレジはコスト削減ができる一方で、デメリットもあります。導入前には、メリットだけではなくデメリットも理解したうえで判断しましょう。

ここでは、無料POSレジのデメリットについて解説します。

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機能拡張は有料になる

無料POSレジでは、レジ機能などの最低限の機能は無料で使用することができますが、レジ機能以外の機能を拡張する際には有料となります。

どこまでの機能を無料で使用できるかはアプリの種類によって異なりますが、たとえば商品の登録数の追加、PL管理、外部システムとの連携などを行いたい場合は追加費用がかかる場合がほとんどです。

機能拡張により予算を超えてしまうことがないように、POSレジの導入前にどのような機能が必要となるのかをしっかりと整理しておくことが重要です。

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周辺機器が必要になる

使用する店舗や用途によっては、周辺機器が必要となることもあります。周辺機器には、レシートプリンターやバーコードリーダーなどが挙げられます。これらの機器は別途購入する必要があるため、必要なものが多く高額な初期コストがかかってしまうことになりかねません。

必要な機能を事前に整理しておくのと同じように、どのような周辺機器が必要になるのかを確認しておきましょう。

POSレジアプリを活用したPOSレジの導入では、各機器を個別に用意しなければいけないため、手間がかかるというのもデメリットの一つとなるのです。

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ネットワーク整備が必要

タブレット端末を使用したPOSレジは、インターネット環境がなければ使用できません。そのため、インターネット導入から始める場合は、ネット工事費や機器の購入、設備の設置に時間とコストがかかります。

また、電波障害や災害などの外的要因でインターネットが接続できなくなったときに、使用できなくなるというリスクもあります。

このような原因で、突然データが消えてしまう可能性もあることは把握しておきましょう。普段からバックアップを行ったり、別の場所にもデータを移しておいたりするなどの対策を行うことが重要です。

無料POSレジが向いているお店とは?

無料POSレジが向いている人とは?

ここまで無料POSレジのメリットやデメリットについて解説してきましたが、具体的にはどのような店舗や事業者に向いているのでしょうか?

無料POSレジアプリは、使用する機能によってプランや料金が異なるため、必要な機能を整理した上で導入を検討する必要があります。

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POSレジをお試ししてみたいお店

POSレジの導入を検討しているものの、「自店舗に本当に必要なのか」「機能性を確認してみたい」などお試ししたい場合に無料POSレジが適しています。

他の機能も導入する前提で無料POSレジを使用する場合には、どのようにプラン移行が可能なのかは事前に確認することがおすすめです。移行もスムーズに対応してもらえる会社を選べれば、時間や手間を抑えられるでしょう。

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最低限のレジ機能でスタートする事業者

単純に会計業務と売上の集計ができれば良い事業者は、初期導入費用の安いタブレットを使用した無料POSレジがおすすめです。

すでに顧客管理システムや在庫管理システムなどがある場合には、POSレジの使用に慣れるために最低限のレジ機能でスタートすることも考えられます。ただし、POSレジの種類によっては、既存のシステムと連携させられるものもあるため、一度POSレジ提供メーカーに相談してみると良いでしょう。

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小規模飲食店

会計業務は実際にお客様のお会計を行なう以外にも、毎日の売上集計などの業務があり意外と時間のかかるものです。

特に小規模な飲食店であれば従業員も少ないため、接客やメニュー開発などの売上につながる業務以外の業務を効率的に行なうことが求められます。そのため、会計業務の手間が省けるPOSレジを活用するべきです。

また、小規模な飲食店では十分な資金が用意できない場合もあるため、最初は無料POSレジの導入がおすすめです。事業規模が大きくなってきたタイミングで、さらにビジネスを拡大していくためのマーケティングに役立つ機能を拡張していくと良いでしょう。

無料POSレジを選ぶ際のポイント

それでは、最後に無料POSレジを選ぶ際のポイントを解説します。失敗しないように、以下の点も確認しましょう。

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各社の「無料」の意味を確認する

多くのPOSレジ提供メーカーが「無料」を謳って商品を展開していますが、メーカーによって無料の意味が異なります。

例えば、初期費用無料や月額利用料無料などが挙げられます。期間限定や機能制限があることが一般的であるため、各種条件と併せて確認しましょう。

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機能性を検討する

利用できる機能は無料POSレジにより異なります。そのため、店舗運営に必要な機能があるかどうかを確認しましょう。

 無料POSレジはもちろんコストを考えると魅力的ですが、「店舗運営をスムーズにできる」「自店舗の売上向上に役立てたい」といった希望がある場合には、有料プランに移行することがおすすめです。

有料プランであれば、経営戦略を立てる際に貢献できる機能を使用できるようになります。

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サポート体制を確認する

初期設定や運用時のサポート体制を確認しましょう。電話やメールによるサポートがあれば、トラブルが発生した際にも安心して対応できます。

保守・メンテナンスにかかる費用が別途必要になることもあります。どこまでがプランに含まれているのかについて、事前に担当者に確認してください。

無料のPOSレジをうまく使いこなそう

POSレジは、売上や顧客情報などあらゆるデータを管理できるため、店舗や企業の成長には欠かせないものです。

費用面で導入をためらっている企業は、無料で使えるPOSレジアプリを試してみてはいかがでしょうか。

無料の範囲内で賄えない機能がある場合には、用途はもちろん比較的安価に導入できるPOSレジの導入を検討してみましょう。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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