POSレジでバーコードを使用するメリットとは?機能や使い方を解説 POSの基礎知識

POSレジでバーコードを使用するメリットとは?機能や使い方を解説

レジでの会計作業は手間がかかる上に、人的ミスが発生するリスクもあります。そこでバーコードを使用することで、会計業務の効率化や人的ミス削減を実現させることができます。

そこで本記事では、POSレジでバーコードを使用するメリットからバーコードの機能や使い方までを詳しく解説します。

この記事でわかること

  • バーコードレジスターの概要やPOSレジとの違い
  • POSレジでバーコードを活用するメリット
  • POSレジでバーコードを使用する流れ
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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、POSレジにおけるバーコードの利点や使用方法が説明されています。バーコードを活用することで、商品のスキャンが迅速になり、会計処理の効率が向上します。また、在庫管理が容易になり、誤差を減少させることができる点も強調されています。これにより、顧客満足度の向上や業務の効率化が期待されます。

目次
1 バーコードレジスターとは 1.1 POSレジとの違い 2 バーコードの仕組み 2.1 バーコードの種類 3 レジのバーコードリーダーの接続方式 3.1 有線接続 3.2 無線接続 4 バーコードを活用するメリット 4.1 会計業務のスムーズ化 4.2 売上データの収集 4.3 正確な在庫管理が可能 5 POSレジでバーコードを使用する流れ 5.1 バーコードを用意 5.2 POSレジにバーコードの情報を登録 5.3 会計時にバーコードを読み取り 6 POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

バーコードレジスターとは

バーコードレジスターとは

バーコードレジスターとは、会計時に商品に記載されているバーコードを読み取ってレジに商品情報を表示するレジのことです。

バーコードリーダーと呼ばれるバーコードを読み取る機械を使用して商品情報を収集するため、従来型のレジスターのように手打ちしなくて済みます。

POSレジとの違い

POSレジとは、商品のバーコードなどで情報を読み取り、売上などの販売情報を自動で集積するシステムを搭載したレジのことです。

バーコードを読み取る機能が備わっているものや、バーコードリーダーを周辺機能として追加することで従来のバーコードリーダーと同様に使用することができます。

ただし、バーコードリーダーがついておらず、POSレジの画面上で商品を選択して会計を進めるタイプのPOSレジもあります。その場合には商品数が多い店舗などではかえって効率が低下してしまうかもしれません。

バーコードによる読み取りをPOSレジでも利用したい企業の方は、事前にサービス会社へ確認すると良いでしょう。

バーコードの仕組み

バーコードの仕組み

普段からよく目にするバーコードですが、そもそもどのような仕組みになっているのでしょうか?

バーコードとは、バーとスペースを組み合わせることで、数字や文字などを機械が読み取れる形で表現したもののことを指します。

標準対応のバーコードには、13桁の数字が記載されており、最初の2桁で国、次の5桁でメーカー、さらに次の5桁で品目を表すように構成されています。

この数字に紐づく商品情報をバーコードリーダーで読み取って表示するという仕組みになっているのです。

バーコードの種類

レジで使用されるバーコードにはどのようなものがあるのか、以下にバーコードの種類と特徴を表形式でまとめてみました。

バーコードは「一次元バーコード」と「二次元バーコード」に区分され、一次元バーコードは一方向だけの情報となり、二次元バーコードは縦横方向に情報を持っています。

 

■JAN/EAN/UPC

  • 種類:一次元
  • 特徴:商品や事業者を識別するための国際規格バーコード。多くの店舗で利用されています。

 

■ITF

  • 種類:一次元
  • 特徴:段ボールなどの梱包品に使われる物流専用バーコードで、内容物の管理に適しています。

 

■CODE39

  • 種類:一次元
  • 特徴:数字だけでなくアルファベットも扱える工業向けのバーコード。柔軟性の高さが特徴です。

 

■NW-7 (CODABAR)

  • 種類:一次元
  • 特徴:図書館や宅配便伝票など、連番が必要なシステムで利用されるバーコードです。

 

■GS1-128 / CODE128

  • 種類:一次元
  • 特徴:医療や食品業界などで取引情報を詳細に管理できる高機能バーコードです。

 

■QRコード

  • 種類:二次元
  • 特徴:縦横に情報を持ち、在庫管理や医療分野など幅広い用途で活用されています。

 

■Data Matrix

  • 種類:二次元
  • 特徴:製品のシリアル番号管理など、特に製造業で多く使われる二次元バーコードです。

 

■PDF417

  • 種類:二次元
  • 特徴:物流ラベルやIDカードに使用される、大容量情報を記録可能なバーコードです。

※引用 NICHIEI INTEC:バーコードの種類

※引用 NICHIEI INTEC:2次元コードの種類

レジのバーコードリーダーの接続方式

レジのバーコードリーダーは作業環境や使用目的によって、有線接続と無線接続のどちらが適しているかが異なります。

それぞれにメリットと課題があるため、特徴をしっかりと理解したうえで、最適な選択をすることが重要です。

ここからは、それぞれのポイントをわかりやすく解説します。

有線接続

■メリット

  • 接続が安定している
    USBなどで直接レジに接続するため、通信が切れる心配がほとんどなく、データの転送がスムーズに行える。特に忙しい業務中や高負荷の状況でも安定性が確保できる。
  • 電池切れの心配がない
    有線接続では電力がUSBケーブルなどから供給されるため、バッテリー残量を気にせず長時間連続で使用できる。このため、頻繁に充電する手間が省ける。

 

■デメリット

  • ケーブルが作業の邪魔になる
    レジ周りが狭い場合、ケーブルが絡まったり邪魔になったりして作業効率が下がることがある。また、見た目が煩雑になりやすい。
  • 持ち運びに制限がある
    ケーブルが接続されている範囲内でしか操作できないため、スキャナーを自由に移動させることが難しい。これにより、広い作業範囲が必要な場合には不向き。

無線接続

■メリット

  • ケーブルが不要で作業がしやすい
    Bluetoothなどの無線接続により、ケーブルを気にせずに自由に操作できる。これにより、商品が多い場面や移動が必要な作業でもスムーズに対応できる。
  • 作業範囲の自由度が高い
    無線のため、レジから少し離れた場所の商品や棚のバーコードも簡単にスキャンでき、作業の柔軟性が向上する。特に、混雑時や倉庫作業などで便利。

 

■デメリット

  • 電池切れのリスク
    無線スキャナーはバッテリーで動作するため、電池が切れると使用できなくなる。充電を忘れると業務が中断される可能性があり、注意が必要。特に、充電時間を確保するスケジュール管理が必要となる。
  • 接続の安定性が環境に依存する
    周囲のBluetoothデバイスやWi-Fiの干渉により、接続が途切れることがある。特に、電波の混雑した環境では安定性が低下する場合があるため、事前に環境を確認することが重要。

バーコードを活用するメリット

バーコードを活用するメリット

バーコードを活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、バーコードを活用するメリットについて説明します。

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会計業務のスムーズ化

会計時に商品情報を手入力する必要がなくなるため、スムーズにレジを回すことができるようになります。

特に購入点数が多い場合には、手入力となると手間と工数がかかりますが、コードリーダーを使用して商品情報を読み取ることで、スムーズな会計処理ができるようになるのです。

また、大きかったり重かったりする商品でもバーコードをかざすだけで商品情報を読み取れるため、カートに入れたまま会計ができるのもメリットのひとつといえるでしょう。

売上データの収集

会計時に、バーコードに紐づく商品情報がPOSレジ内で更新されるため、会計と同時に売上データが収集されます。

手入力による売上収集よりも正確かつ手間をかけずに行うことができるため、業務効率化にも貢献します。

売上データの収集を適切かつ効率的に行えるようになることで、店舗経営の改善にも貢献するでしょう。

正確な在庫管理が可能

コードリーダーで読み取った商品情報は、会計と同時に記録・更新されます。そのため、在庫管理をシステム内で行うことが可能となるのです。

バーコード読み取りで棚卸しを行うことで、あらかじめ登録されている商品の在庫情報が更新されます。

これまでのような、手作業で売上データと在庫数を照らし合わせて行う管理方法ではなくなるため、人的ミスを防止でき正確な在庫管理が可能となるでしょう。

また、現場のモノの動きとデータが一致するため、リアルタイムな把握が可能となるのもメリットのひとつです。

POSレジでバーコードを使用する流れ

POSレジでバーコードを使用する流れ

スムーズに導入するためにも、事前に使用する流れを把握しておくことが大切です。

バーコードを用意

まずは、POSレジで管理したいバーコードを用意します。

市販の製品を取り扱う際には、バーコードが用意されている場合がほとんどのため、自店舗で用意をする必要はありませんが、自社独自の製品を取り扱う場合にはバーコードの用意が必要です。

独自のバーコードを作成する際には、オンライン上で作成できるサイトやツールを活用することがおすすめです。

ただし、独自のバーコードは自社で管理しているレジのみで使用できるため、注意しておく必要があります。

POSレジにバーコードの情報を登録

次にバーコードと商品を紐付ける作業を行います。

登録作業の方法には、バーコード番号を手入力する方法や、CSVデータでバーコード番号を一括アップロードする方法、コードリーダーで登録する方法などいくつかのやり方があります。

取り扱う商品数が多い場合には、手入力による登録は非効率的といえるため、自店舗に合った方法で登録作業を行いましょう

ただし、レジの種類によってはコードリーダーの読み取りによる情報登録に対応していないなど、登録作業の方法が異なるため事前に確認しておくことも大切です。

会計時にバーコードを読み取り

登録が完了したら使用前の準備は完了となります。

あとは、会計時にバーコードをスキャンするだけで、POSレジに情報が収集・記録されるようになるのです。

しかし、コードリーダーなどの周辺機器も必要となるため、事前に用意しましょう。

バーコードの読み取り方法にもいくつかの種類があるため、自店舗で取り入れる方法に合わせて周辺機器を選ぶことが大切です。

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POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

POSレジの導入は、会計作業の効率化やミス削減に大きく役立ちますが、中でもキャッシュレス機能付きのモデルが特におすすめです。

キャッシャー付きPOSレジは、商品のバーコードを簡単にスキャンして情報を即座に登録できます。

手打ち入力が不要で、業務スピードが大幅に向上します。

また、販売情報がリアルタイムで集積されるため、在庫管理や売上分析が自動化されるのも魅力です。

特に商品数が多い店舗では、手間の削減と正確性が強みとなり、業務効率が飛躍的に向上するので、ぜひともキャッシャー導入を検討してみてください。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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