飲食店にセルフレジを導入するべき?メリット・デメリットを徹底解説 POSの基礎知識

飲食店にセルフレジを導入するべき?メリット・デメリットを徹底解説

2022/05/29

近年お店でよく見かけるセルフレジですが、実は飲食店でも普及が進んでいます。特に非接触が求められる近年、セルフレジの導入を検討している飲食店経営者の方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、セルフレジを飲食店に導入するメリットとデメリットや導入の流れを分かりやすく説明します。

この記事でわかること

  • 飲食店のセルフレジの種類
  • セルフレジを飲食店に導入するメリット
  • セルフレジ導入の流れ

飲食店のセルフレジには2種類ある

飲食店で使用されているセルフレジには主に2つの種類があります。ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。

前払いセルフレジ

消費者が商品を受け取る前に、会計を済ませるタイプのレジのことです。

ラーメン店や牛丼屋などのメニューが限られている飲食店やテイクアウトのみを行っている店舗で取り入れられており、発券機とも呼ばれます。入店時に注文したい商品を発券機で購入し、購入した券を店員に渡して料理を運んでもらうという流れになります。

前払いセルフレジでは基本的にはレジにスタッフを配置する必要がないため、スタッフは本業に集中でき、商品の質やお店の回転率を上げられるというメリットがあるのです。

また、お金の受け渡しがなく商品の受け渡しのみとなるため、精算時に手を洗ったり消毒をしたりという手間がなくなり、より衛生的なオペレーションが可能となるでしょう。

後払いセルフレジ

前払いセルフレジとは反対に、飲食を済ました後の退店時に精算を行うタイプのレジです。

入店時にバーコードやQRコードを事前に渡しておき、会計時にそれをレジで読み込むことで注文した商品の合計金額が表示されるという流れになります。

消費者のタイミングで会計を済ますことができるため、レジへのスタッフ配置は必要ありません。また、レジでスタッフを待ったりする必要もないため、利用者目線でもストレスのないスムーズな会計が可能となるでしょう。

このように、前払いと後払いではそれぞれで対応の流れが異なるということを理解しておくことが大切です。

セルフレジを飲食店に導入するメリットとデメリット

そもそもセルフレジとは、利用者自身で決済を行えるレジのことを指します。では、飲食店に導入した場合にはどのような利点や課題があるのでしょうか。

メリット

セルフレジ導入によって、主に下記の利点があります。

  • レジ業務の負担軽減
  • 会計ミスや不正の防止
  • 人件費削減
  • レジ待ちによるストレス軽減
  • 衛生面の向上

セルフレジでは決済を機械によって行うため、利用者から預かったお金を数えたり、お釣りを計算する必要がありません。そのため、スタッフのレジ業務の負担が軽減されるだけでなく、お金に関する人的ミスを防止することができるのです。

また、セルフレジでは金銭の授受履歴や操作ログが確認できるため、不正の防止にもつながるという利点があります。

このように、利用者自身で会計を行ってもらうことで、レジに配置するスタッフを最小限に抑えることができ、人件費の削減にも貢献します。

店舗側へのメリットだけでなく、利用者側にもメリットがあります。

たとえば、混雑時には他の業務で忙しくレジにスタッフが来るまでに時間がかかることがあります。しかし、セルフレジを導入することで、利用者自身のタイミングで会計を行うため、このようなレジ待ちのストレスがなくなるのです。

また、セルフレジでは現金を直接手渡しをするということがなくなるため、食事を扱う飲食店においては衛生面のカバーにもつながります。

デメリット

一方でセルフレジ導入には、主に以下の課題が挙げられます。

  • 導入コストがかかる
  • 設置スペースを要する
  • レジでのサポートが必要

導入には、機器を購入するなどの費用がかかります。POSレジに加え、自動釣銭機などの周辺機器などが必要となるため、初期費用で数百万かかる場合もあります。

また、決済業務を行うための精算機を設置する必要があり、通常のレジに比べて多くのスペースを要するという特徴もあります。

レジ設置のために飲食スペースを潰してしまうと、その分席数が減り回転率も悪くなる可能性もあるでしょう。

他にも、利用者自身で会計を行うセルフレジでは、機器の操作に慣れていない人にとっては操作が難しく感じてしまうというデメリットもあります。スムーズな操作ができないと、レジが混雑してしまう可能性もあるため、スタッフのサポートが必要となるでしょう。

セルフレジ導入の流れ

ここでは、導入の流れをステップごとに解説します。

セルフレジの選定

はじめに、導入するレジの選定を行います。レジの種類だけでなく、搭載されている機能についても確認したうえで選定しましょう。

セルフレジの導入を成功させるには、まずは自店舗ではどのような機能が必要となるのかを整理しておくことが重要です。

また、導入コストがかかるという課題もありますが、近年では購入だけではなくレンタルやリースといったサービスも増えてきているため、自店舗に合った方法でレジを選びましょう。

発注・設置

レジを選定したら、発注を行い、店舗に設置します。会社によっては、導入前にお試し利用ができるケースもあるため、導入後の失敗を防ぐためにも積極的に利用しましょう。

また、セルフレジは設置スペースを要するため、導入前にどこに設置するのかということを検討しておかなければいけません。スペースがない場合には、席を減らしてスペースを用意するなどの工夫が必要となるため、導入前に確認しておくことが大切です。

初期設定・運用

セルフレジの設置が完了したら、初期設定を行います。

自店舗のメニューを登録したり、金額の設定を行ったりなどの作業が必要です。初期設定は業者が行ってくれる場合もあれば、自身で行う必要がある場合もあるため、導入前にサービス範囲を確認しましょう。

また、セルフレジの使い方等も店舗スタッフ間で共有しておく必要があるため、運用に向けた準備を整えてください。

準備が整えば、いよいよ運用開始となります。導入当初は利用者にも慣れてもらう必要があるため、困った際にすぐにサポートできるようレジにスタッフを配置しておくと良いでしょう。

このように導入自体の流れはシンプルで簡単ですが、導入後の運用に失敗しないためにも最初のステップであるレジ選定は慎重に行うべきです。

飲食店で進む完全セルフ化とは

近年では、セルフレジだけでなくセルフオーダーシステムを活用して完全セルフ化を行う店舗も増えてきています。
完全セルフ化をすることで、食事のオーダーから会計までを利用者自身で行うため、スタッフの業務負担軽減や業務効率の向上に大きく貢献するのです。

これにより、配膳以外で店員と利用者との接触をなくすことも可能となります。

飲食店では人手不足によりスタッフの長時間労働が問題視されていますが、完全セルフ化を行うことで、飲食店の抱えるさまざまな課題を解決することができるようになります。

まとめ

飲食店でも普及し始めているセルフレジには、大きく分けて前払いレジと後払いレジの2つに分けられます。

店舗の特徴や運営体制を考慮して自店舗に合ったものを導入することが重要ですが、セルフレジの導入における課題を理解した上で対策をしておくことも大切です。

近年では、完全セルフ化も進んでいるため、飲食店が抱える課題を解決するためにも、完全セルフ化を検討してみても良いかもしれません。

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