飲食店に多い券売機とは?メリットやデメリット、向いている業種を解説 店舗DX

飲食店に多い券売機とは?メリットやデメリット、向いている業種を解説

2023/07/20

決済方法の一つに、券売機を導入している飲食店は多くあります。最近ではセルフレジやPOSレジといったさまざまな機器がある中、どのような基準で券売機を選定しているのでしょうか。

そこで、この記事では券売機の概要やメリット・デメリット、券売機が向いている業種の特徴などを解説します。

目次
1 券売機とは 1.1 券売機とセルフレジの違い 2 券売機を導入するメリット 2.1 人件費の削減が可能 2.2 回転率の向上 2.3 ミスや不正を低減できる 2.4 衛生的な会計の実現 3 券売機を導入するデメリット 3.1 お客様との接点が減る 3.2 混雑する可能性がある 3.3 追加オーダーを獲得しにくい 4 券売機が向いている業種・不向きな業種の特徴 4.1 券売機が向いている業種の特徴 4.2 券売機が不向きな業種の特徴 5 デメリットを解決するには「タッチパネル券売機」がおすすめ 6 券売機の導入事例を紹介 6.1 カレー店 6.2 テイクアウト店 7 まとめ

券売機とは

券売機とは、レジ業務を行うスタッフを配置することなく、オーダー・会計が可能になる機器です。

ラーメン店や牛丼チェーンといった飲食店、イベントやテーマパークなどに多く配置されている会計の仕組みです。お客様が自身で券売機を用いて食券や入場券などを購入したのち、商品・サービスを受けられます。

券売機とセルフレジの違い

券売機とセルフレジはどちらもお客様自身が会計作業を行う点は同じです。

異なる点は、券売機は事前会計、セルフレジは後払いであることが一般的なことです。この違いがあるために、券売機とセルフレジでは利用シーンが大きく異なっています。

券売機に適した業種の特徴はのちほど解説しますので、最後までご覧ください。また、セルフレジについては以下の記事をご覧ください。

関連記事:【完全版】セルフレジとは?種類や価格相場、導入事例を解説

券売機を導入するメリット

券売機を導入する主なメリットをご紹介します。

人件費の削減が可能

券売機では会計業務をお客様自身が行うため、会計にかかるスタッフ人員の削減が可能です。飲食店において原材料費の削減が難しいことから、コスト削減を目指すためにはシステム化による人件費削減を目指す店舗が多くあります。

また、会計業務に人員を1人配置する必要がなくなるため、お客様へのサービスに集中できる環境づくりにも役立つでしょう。

回転率の向上

金銭のやり取りがないシンプルなシステムのため、会計にかかる時間を最小限に抑えられます。

券売機は事前会計であるため、基本的に券売機で購入した商品を食べ終わったり、受け取ったりしたら、基本的にはすぐに退店という流れです。店舗の回転率が向上し、より多くのお客様に入店してもらえるようになります。

ミスや不正を低減できる

店員がレジに金額を入力したり、釣銭を数えたりすることがなくなるため、釣銭や預り金を間違えるミスがなくなります。

また、券売機には鍵がかかっていて金銭管理機能があるため、従業員による不正や盗難被害も防止できます。

衛生的な会計の実現

直接的な金銭のやり取りがなくなるため、衛生的な会計が可能になります。感染症対策として非接触の会計を望む消費者の声も多くあります。

特に不特定多数の人が多く出入りするイベントやテーマパークなどにおいては、券売機の利用がおすすめです。

券売機を導入するデメリット

券売機を導入することで多くのメリットがある一方、デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。注意しておきたい点をご紹介します。

お客様との接点が減る

券売機での会計は、基本的にスタッフは券売機周りに配置しないことが一般的です。お客様自身に完全にメニューのオーダーや会計を任せることになるため、お客様との接点が減ります。

また、機器が故障した場合にお客様が困らないよう、すぐに対応できるようにしておく必要があります。お客様とのコミュニケーション不足にならないよう、常に配慮しておくことが大切です。

混雑する可能性がある

はじめて来店されるお客様がいたり、商品数やメニュー数が多かったりする場合には、券売機の前でなかなか会計できず、券売機の周りに混雑が発生する可能性があります。

こうした事態にならないような配慮や混雑が発生した際の対応について事前に決めておくことが求められるでしょう。

追加オーダーを獲得しにくい

券売機の事前会計という特徴ゆえに、追加注文を受けにくく客単価が落ちてしまう可能性があります。わざわざ券売機まで戻って追加注文する手間をかけたくないお客様が大半です。

お客様が追加注文を希望する場合に、どのように対応するのかを決めておく必要があります。

券売機が向いている業種・不向きな業種の特徴

券売機が向いている業種・不向きな業種について解説します。

券売機が向いている業種の特徴

券売機が向いている業種には飲食店やイベントなどサービス業、小売店などがありますが、その中でも以下のような特徴をもつ場合には券売機の導入がおすすめです。

  • 小規模な店舗
  • 少人数で店舗を運営している
  • 回転率を上げたい
  • メニューの数が限られている

たとえば、よく券売機が見られるラーメン屋や牛丼チェーン店などもこれらの特徴を満たしています。

券売機が不向きな業種の特徴

券売機が不向きな店舗の特徴には、以下のものがあります。

  • 追加注文が発生しやすい
  • 多種多様なメニュー・商品がある
  • お客様とのコミュニケーションを大切にしている
  • 高級感や特別感を店舗のコンセプトにしている

デメリットに挙げたような特徴をもつ店舗では券売機以外の会計システムがおすすめです。たとえば、居酒屋やレストランなどで券売機を見かけないのは、これらの特徴に当てはまっているためです。

デメリットを解決するには「タッチパネル券売機」がおすすめ

券売機というと、テキストや小さな商品の写真が載ったボタンを選択する券売機を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

最近、注目されているのがセルフレジと同様に画面上にメニューが表示されるタッチパネル券売機です。

タッチパネルでシンプルかつわかりやすい操作性を実現しているため、はじめてのお客様も操作に困ることが少ない仕様を実現しています。また、商品の写真を大きく載せられるため商品のイメージもわかりやすくなっています。

さまざまな業種問わず多くの店舗に券売機を提供している株式会社ユニエイムでは、スマートな見た目で使いやすさにこだわった高品質なタッチパネル券売機をご用意しています。

価格も一台あたり月額9,400円~と業界最低水準の価格で利用可能です。

券売機を検討されている企業の方は、ホームページをご覧ください。

関連記事:CASHIER「タッチパネル券売機」

券売機の導入事例を紹介

それでは、最後に飲食店における券売機の導入事例を紹介します。

カレー店

カレー店では、基本的に消費者は1種類のカレーをメニューから選んで購入しますが、多くの消費者がサイドやトッピングも一緒に選ぶため、タッチパネル券売機でのオーダーが適しています。

タッチパネル券売機であれば、季節ごとのおすすめメニューなどを大きく表示してアピールできることもおすすめです。

ゴーゴーカレーやカレー屋ジョニー、その他個人経営店でも券売機が導入されています。

テイクアウト店

テイクアウト店で重要になるのは顧客対応の時間を減らし、回転数を向上させることです。そのためには、レジスタッフを増やすか券売機を設置するかが必要になりますが、券売機の方がランニングコストを抑えられます。

また、タッチパネル券売機であれば、商品をイメージしやすいことで自由に商品を選びやすくなります。

からあげ店やハンバーガー店、クレープ店などさまざまな店舗のテイクアウトで券売機が導入されています。

まとめ

特に飲食店において券売機の利用は進んでいます。

回転率の向上や人件費の削減といった店舗側のメリットが大きい一方、中には操作に苦手意識をもつお客様もいるでしょう。特に、はじめて来店されるメニューもわからないお客様の場合にはオーダーしにくいという特徴があります。

そうしたお客様が迷うことなくオーダーと会計をできるようにタッチパネル券売機を選ぶことがおすすめです。自社の業種に合わせた券売機を検討しましょう。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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