「現金は札詰まりや小銭詰まりなどのエラーや手間が多い上に、エラー対応に1人取られるのが厳しいところ」
今回タッチパネル型券売機をご導入いただいたのは、東京都にございます香川発祥のうどん店、おにやんま様。代表取締役の大下様はかねてより現金管理においての手間の多さを気にされていらっしゃいました。
今回は多くの方々に愛された提供スピードや回転数が命のうどん店でのキャッシュレス専用店舗に変わるまでのお手伝いを行わせていただきました。
香川のうどんを東京に
2010年から始まったおにやんま様。東京で10店舗営んでおり、毎日500人から600人ほどのお客様が朝早くから夜遅くまでおにやんまのうどんを求め来店なされます。
そんな多くのお客様に愛されているおにやんまの歴史を代表の大下様にお話しいただきました。
「2004年ですかね。今のおにやんまの前にかがり火という店を上野に作ったのが始まりです。そこは今の業態と違いまして、昼がうどん。夜が居酒屋っていう二毛作みたいな形で営業してまして。夜、居酒屋で飲んで最後に店のうどんで締める。そういった業態で営業をしてましたね。」
「当時それがあんまりうまくいかなくてですね。ただやっぱりうどんだけでやりたいと思って作ったのがおにやんまです。」
「うどん屋をやり始めた理由というのが、僕が香川出身でして。 高校を卒業して大学進学のタイミングで東京に出てきた時に、美味しいうどん食べたいなとずっと思ってました。ただ、当時の東京にはうどん屋があんまりなくて…」
「当時はそば・うどんだったんですよ、そばのおまけのうどん。そばは手打ちでしっかりやっているのに、うどんだけは冷凍麺。そういうお店ばっかりでした。僕はそれが嫌だなと思いまして、それで色んな人に美味しいうどんをもっと知ってもらいたい。というところと、香川の人って朝ご飯にはうどんを食べるんですよ。うどんってすごい朝ごはんとしてふさわしいと思ってるんですよね。お米をがっつり食べるというのも、少し重たいなとか思う日もあるじゃないですか。香川の朝にうどんを食べる文化というのを 東京の人にも伝えたかったっていうのもあります。」
「そういった香川の文化を東京の人たちに知ってもらいたいというところもあって、店舗にもよりますが、朝7時から夜遅くまで営業してますよ。ただ香川は朝から昼までしかやってない。そんなお店も多いんですが、東京ではそういうわけにも行かないので夜遅くまで営業していますね。」
東京では香川に比べると家賃も高いので、営業時間を伸ばし来客数を伸ばすことで売上を確保しに行っているとのこと。特にうどんやそば、ラーメンなどのファストフードは特に回転率が高いこともあり集客が見込めるのであれば営業時間を伸ばす、回転率を底上げすることにより売上の向上が見込るのではないでしょうか。
現金を持つことのデメリットとキャッシュレスのデメリット
今回2024年に刷新された新紙幣をきっかけに現金決済のみの券売機からキャッシュレス決済のみの券売機への移行をご決断された大平様。お話をお聞きする中で、新紙幣問題がでるずっと前より現金精算の問題や課題についてずっと悩まれておりました。
「現金券売機をなくしてキャッシュレス券売機に変えたいとはずっと思っていたのですが、なかなか変えられていませんでした。ですが今回新札対応しなくてはいけないことがきっかけで今回現金の券売機からキャッシュレス決済の券売機の導入に決めました。」
「券売機の紙幣を読み込む部分だけ変えたらいいかなと、最初はそう思っていたんですよ。現金会計はエラーが多いのはずっと思っていまして、札詰まり、小銭詰まり、両替の手間、うちの場合小銭を大量に使うのでものすごい数で重い棒金。それを運ぶ手間。しかも管理をきっちりとやらないといけない。これだけの手間がかかるんです。」
「最近の券売機って現金もできる、キャッシュレスもできるっていう全部の会計に対応できる券売機もあるじゃないですか。新札対応のニュースを見た時はそれにしようかとも思ったんですけど、それだと根本の解決にならないんですよね。現金会計の割合は少なくなったとしても両替には行くことになりますし。」
大下様のおっしゃる通り、現金決済とキャッシュレス決済、この両方を取り入れることで、お客様の会計の幅は広がります。ですがここで現金会計の手法をとってしまうことで、根本にある現金へ割く工数といったところは減りはしますが、完全な課題解決にはならないと考えます。店舗様ごとに導入前の課題はあると思いますが、課題感を明確にし、そこにあったタッチパネル型導券売機の導入を我々としてもおすすめしております。
スピード感のあるサポートを求めて
「券売機を調べる前にいくつか会社さんを調べて電話していたんですけど、CASHIERさんのショールームを予約させていただきました。そこで担当者さんにもご説明いただき実物見て、これだったらいけそうだなと感じて導入を決断しました。」
「それも理由の一つですが、あとは一生懸命やってくれそうな会社だなって思いましたね。他のところも連絡したのですが、対応が少し遅かったんですよね。」
「僕らはこの商売をしてるんで、行動が少し早いと思うんですよ、他の人より。なので電話してすぐに商談の日程が組める、これだけで非常に好感が持てる。我々はスピード感を大事にしているので、連絡や対応が遅いということは、実際に券売機にトラブルが起きた時に修理に来てくれるのも同じように遅いだろうなと。これまでの経験からそう感じてしまうんですよ。」
「我々の場合、営業に使う冷蔵庫が壊れたとか、茹で釜が壊れたとか。もう茹で釜が壊れた時点でうどんが茹でられないからもう営業できないですからね。だからこそできるだけ早く来てほしいですね。」
CASHIERのコンシェルジュとしてもお客様のお店の一員でありたいと考えておりますため、大平様からは非常にありがたいお言葉を頂戴しました。このスピード感のある対応や寄り添った対応というのはCASHIERならではのサポートの特徴となっており、各社様からもご好評いただいております。
サポートに関しても平日の営業時間内であれば料金は発生せず、電話やメールでのサポートで店舗での効率の良い運用の仕方の考案や、トラブルがあった際にお客様と同じ画面でリアルタイムにサポートが可能です。
現金からのキャッシュレス決済へ
おにやんま様も決済方法がガラッと変わっただけに切り替え前後の数日は少し苦労したとのこと。
「今まで現金だけのお店だったので大分苦労しましたね。それこそ事前告知はできるだけしましたし、貼紙でもそうですし。何日から現金使えなくなりますって声掛けも頻繁に行ってました。」
「実際キャッシュレス券売機に切り替えてからは良かったー!って喜んでる方々もいらっしゃいましたし、やっぱり現金使えないの…?っていうお客さんもいて結構様々でしたね。」
一日の来客数が来客数なだけに、最初のオペレーションや対応などはかなり苦労したのではないでしょうか。
「本当は店内で手渡しで受けるやり方も考えてはいたんですけど、あえてやりませんでした。もうここで対応してしまったらズルズルずっと対応してしまう。そう思って腹を括って断る方法で決めました。」
「お客様の中で、いつでも現金支払いができるという認識になってしまったら、その後の各店の対応も大変です。それに現金での手渡しに対応してしまったらお客様の個別会計対応でしたり、現金に触ったら手を洗わなくてはならない。一回の対応に対して莫大な時間のロスが発生してしまうので、お客様には申し訳ないですけど、一律でお断りしてましたね。
「結構大変でしたよ。最初はまさにお断りの連続でした。それにせっかく楽しみにきてくれたお客さんにも申し訳ないなと。各店の従業員からも僕のところに現金対応の相談の電話が頻繁にかかってきてまして…一緒に頑張ろうということでなんとか乗り切りました。」
今ではこのお会計手法もお客様に浸透してきたとのこと。現金の対応も機器のエラーや故障時のみでの対応だけとしており、ルールもしっかり明確化されておりました。
この選択でしか獲得できなかった大きなメリット
「でも導入して本当に良かったですよ。皆さんにもお勧めします。何が一番良かったかというと、やはり現金管理の煩わしさから解放されたことですね。従業員の負担になっていたであろう銀行に両替に行かなくなったのが何よりも大きいと思いますね。あとは売上も導入前と変わらずになっているのでそこも含めて非常によかったです。」
おにやんま様は来客されるお客様数が非常に多く、各店舗ごとにタッチパネル型券売機を2~3台導入いただいております。特にランチ時などは増えるため、お客様待機率を設置台数を増やすことで解消していただいております。
「それ以外にも現金管理のノートを毎日店長が作ってくれているんですけど、その作業も結構面倒くさかったと思いますし、こういうのがなくなったのは非常に大きいです。現金の計算がないので締め作業にかかる時間も少なくなりましたね。これは現金を持たない選択をしないと発生しないメリットですので大きな、ものすごく大きなメリットとなってます。」
今後ともタッチパネル型券売機というサービス提供をしている我々コンシェルジュとして、店舗様の従業員の1人という気持ちでお客様と店舗様の架け橋となり、より快適にご利用いただける様に日々サポートを続けさせていただければと思います。