キャッシュレス決済の手数料は高い?各種サービス一覧を比較 キャッシュレス決済

キャッシュレス決済の手数料は高い?各種サービス一覧を比較

2023/11/29

キャッシュレス決済の導入について、費用面を懸念して踏み切れない店舗も多いでしょう。特に、継続的な負担となりやすいのが決済手数料です。

しかし、キャッシュレス決済を導入することで利用客のニーズを満たし、顧客満足度を向上させている企業も多くあります。

そこで本記事では、キャッシュレス決済の手数料の概要や相場、キャッシュレス決済を導入するメリット・デメリットなどを解説します。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、キャッシュレス決済にかかる手数料について解説しています。手数料は導入のネックになりがちですが、現金管理の負担軽減や売上向上といった利点もあります。手数料率は決済サービスごとに異なり、店舗の運営に合ったプラン選定が重要です。

目次
1 キャッシュレス決済における手数料とは? 1.1 キャッシュレス決済手数料とは? 1.2 日本と海外の手数料の比較 2 【種類別】キャッシュレス決済手数料の相場 2.1 クレジットカード決済 2.2 QRコード決済 2.3 電子マネー決済 3 キャッシュレス決済手数料以外に必要となる費用 3.1 決済端末の設置費用 3.2 月額利用料金 3.3 振込手数料 3.4 そのほかの費用 4 キャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット 4.1 メリット 4.2 デメリット 5 キャッシュレス決済サービスを選ぶポイント 5.1 入金サイクル 5.2 利用者数 5.3 顧客層 6 キャッシュレス決済を導入する方法 7 まとめ

キャッシュレス決済における手数料とは?

キャッシュレス決済における手数料とは?

お店にキャッシュレス決済を導入する場合、最初に確認しておきたいのが手数料です。こちらでは、キャッシュレス決済における手数料の概要をご説明します。

キャッシュレス決済手数料とは?

キャッシュレス決済における手数料には2つの種類があります。 まずは加盟店が負担する手数料です。こちらは、キャッシュレス決済によって売上が生じた際に、加盟店が決済事業者へ支払うお金のことです。

たとえば手数料3%のサービスを導入している場合、1,000円の商品が売れると決済事業者へ30円の手数料を支払う義務が発生します。単に手数料と表現する場合は、こちらの手数料を意味するのが一般的です。

もう1つは利用者が負担する手数料です。たとえば、分割払いやリボ払いの利用時に発生する手数料や、キャッシング枠を利用する場合の金利などを総称して手数料と呼びます。

日本と海外の手数料の比較

日本のキャッシュレス決済手数料は、海外と比較して高く、それが導入の障壁になっているといわれています。 たとえばクレジットカード決済に絞って考えると、日本の手数料の相場は3〜5%前後ですが、EUでは上限を0.3%とする規制が導入されています。 そのほかにも、中国やスウェーデンなど手数料の平均が1%前後の国も多く、日本の決済手数料は海外と比べて高いといえるでしょう。

世界のキャッシュレス決済の普及率の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:キャッシュレス決済の利用率|日本と世界との違いやその理由

【種類別】キャッシュレス決済手数料の相場

キャッシュレス決済の手数料は、種類に応じて異なるのが特徴です。続いては、キャッシュレス決済ごとの手数料の相場をご紹介します。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、キャッシュレス決済を導入するにあたり、対応必須の決済です。カード決済後、後払いで商品・サービスを購入する仕組みです。

クレジットカード決済の手数料は、3〜5%が相場です。

取引数の多い店舗やチェーン店ではもう少し手数料を抑えられる一方、個人経営のお店などの場合、契約によっては手数料が高くなるケースもあります。しかし、クレジットカード決済は3つのキャッシュレス決済のなかで最も利用者が多いため、新規顧客の獲得や売上のアップなどのメリットが期待できます。

QRコード決済

QRコード決済は、店舗側が設置したQRコードをPayPay、楽天ペイ、LINE Payなどのアプリで読み取り、支払う決済方法です。

QRコード決済の手数料は、0〜3%が相場です。クレジットカードや電子マネーと比べて店舗側の負担を抑えやすいのが特徴です。手数料がかかる場合でも、無料期間やキャンペーンを実施しているケースが多く、タイミングによってはお得にキャッシュレス化を進められます。

また、決済端末がなくてもQRコードを印刷するだけで利用できるサービスが多いことから、手軽に導入できるキャッシュレス決済として人気です。

電子マネー決済

電子マネー決済は、ICチップを搭載したスマホや交通系ICカードなどに事前にチャージしたお金をデータ交換することで支払う決済方法です。

電子マネー決済の手数料は、3〜4%が相場です。

電子マネー決済は単価の低い支払いに使用されるケースが多く、店舗側は1決済あたり数円から数十円を負担します。 店舗で販売している商品の価格や立地、顧客層などを考慮して導入を検討するのがおすすめです。

キャッシュレス決済手数料以外に必要となる費用

キャッシュレス決済の利用にかかる費用は、手数料だけではありません。こちらでは、キャッシュレス決済の導入時、手数料以外に必要となる費用をご紹介します。

決済端末の設置費用

キャッシュレス決済を導入する場合、初期費用として発生するのが決済端末の設置費用です。キャッシュレス決済を利用するには、クレジットカードや交通系のICカードなどを読み取る機器が必要であり、多くのサービスでは導入時に端末を購入もしくはレンタルします。 決済端末の設置費用は、サービスごとにさまざまです。近年では競合との差別化を図るために、無料で端末を設置できるサービスも増えています。

月額利用料金

キャッシュレス決済サービスのなかには、月額利用料がかかるものもあります。有料のサービスの場合、数千円前後が相場です。 ただし、近年では導入のしやすさを重視するために月額費用を無料としているサービスが多く、店舗側の負担は減少傾向にあります。 月額費用のかかるサービスを選ぶ場合は、付加価値の有無などを確認する必要があるでしょう。

振込手数料

売上の入金時には、金融機関が指定した振込手数料がかかります。店舗側と決済事業者のどちらが負担するかは、サービスや契約内容ごとに異なります。 振込手数料が無料の場合でも、最低振込金額などが設定されているケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

そのほかの費用

キャッシュレス決済の導入には、そのほかにも費用がかかる場合があります。 例えばインターネット通信費です。キャッシュレス決済はインターネット通信を前提としたシステムのため、Wi-Fiなどを導入していない店舗では新たにコストが発生します。サービスや回線の種類にもよるものの、設置工事から行う場合はルーターの購入費用と併せて数万円程度かかります。 また、QRコードを印刷するためのプリンターや決済端末と連携可能なPOSレジなど、ハードウェアの購入・レンタル費用も予算に計上しておきましょう。 キャッシュレス決済の導入には、上記のような費用がかかります。

キャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット

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キャッシュレス決済を導入するメリット・デメリットを解説します。メリット・デメリットを考慮したうえでキャッシュレス決済を導入しましょう。

メリット

キャッシュレス決済を導入するメリットは店舗側・顧客側どちらにもありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

l  レジ対応にかかる時間を短縮できる

l  レジ待ち時間を短縮できる

l  釣銭の渡し間違いや計算ミスなどの人的ミスを防げる

l  手持ちの現金がない顧客の購買機会を逃さない

キャッシュレス決済の大きな特長の一つに、現金の受け渡しがないことが挙げられます。現金を使用しないことで上記に挙げたようなレジ対応の負担の減少や業務効率化、顧客満足度の向上につながります。

また、業種により、それぞれ異なるメリットを受けられる場合もあります。各業種の特徴やメリットについては、以下の記事をご覧ください。

関連記事:キャッシュレス決済のスーパーへの導入効果とは?サービスの選び方も解説 
関連記事:美容院にはキャッシュレス決済を導入すべき?理由や注意点を徹底解説
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関連記事: 歯科医院にキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット

デメリット

キャッシュレス決済を導入する主なデメリットを紹介します。

l  手数料が取られる(費用がかかる)

l  決済オペレーションをつくり、スタッフに教育する必要がある

l  レジ回りが雑然とする

キャッシュレス決済を導入する際、基本的に決済方法ごとに読み取り機器が必要です。そのため、費用がかかるだけでなく、オペレーションが増えたり、レジ回りに機器が増えて雑然になったりします。

導入前にデメリットについて考慮することで、スムーズな運用が可能です。

 

キャッシュレス決済サービスを選ぶポイント

現代では支払い方法が多様化しており、さまざまなキャッシュレス決済サービスが登場しています。最後に、手数料面以外でキャッシュレス決済を選ぶ際に考慮すべきポイントを解説します。

入金サイクル

キャッシュレス決済では、決済事業者から加盟店へ売上が入金されるまでにタイムラグがあります。キャッシュレス決済が正しく利用されているかチェックする時間が必要となるためです。

ただし、入金サイクルの長いサービスを選んでしまうと店舗の資金繰りに影響を及ぼし、経営状況の悪化を招く危険があります。

キャッシュレス決済サービスを選択する際は、入金サイクルの短いものを導入すると安心です。

利用者数

店舗に導入するキャッシュレス決済は、できるだけ利用者数の多いものを選びたいところです。業務の効率化や売上のアップを期待してキャッシュレス化を進めても、利用者がいなければコストだけがかかってしまいます。

事前にリサーチを行い、ある程度の利用者が見込めるサービスを導入しましょう。

顧客層

店舗に設置するキャッシュレス決済の種類は、顧客層に合わせることも大切です。

たとえば学生のお客様が多いお店では、クレジットカードの利用があまり期待できないため、QRコードや電子マネーの導入が優先されるでしょう。反対に家族連れやビジネスパーソンの来店が多く、決済金額が大きくなりやすい店舗では、クレジットカードの導入が望まれます。

まずはメインターゲットとなる顧客層の使用率が高い決済方法を導入することで、抵抗なく利用してもらいやすくなります。

キャッシュレス決済を導入する方法

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キャッシュレス決済を導入するには、キャッシュレス決済サービスを提供している会社か決済代行会社と契約を結ぶことが必要です。

それぞれの契約に、メリットとデメリットがあります。
キャッシュレス決済サービス会社と直接契約すると、仲介手数料がないため、費用を低減可能です。ただし、多様な決済サービス提供会社と契約しなければならず、管理に手間がかかります。

一方、決済代行会社と契約すると、仲介手数料はかかるものの、複数の決済サービス提供元との契約を一度で済ませられます。また、キャッシュレス決済の運用サポートを受けられるため、はじめてキャッシュレス決済を導入する場合や契約・管理の手間を省きたいという場合には、決済代行会社と契約すると良いでしょう。

キャッシュレス決済導入の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:キャッシュレス決済端末の導入方法は?メリットや補助金も徹底解説

まとめ

キャッシュレス決済は、手数料や初期費用などのコストがかかるものの、売上の向上やレジ待ち時間の短縮などのメリットも期待できます。

近年ではコストの安価なサービスも多く登場しているため、以前より導入のハードルは下がっています。必要なコストや機器などを試算したうえで、店舗に合ったキャッシュレス決済を導入してみてはいかがでしょうか。

株式会社ユニエイムでは、「CASHIER PAYMENT」というキャッシュレス決済の導入サービスを行っております。クレジットカードはもちろんのこと、多種多様な電子マネー、QRコード決済に対応し、多くのお客様のキャッシュレス決済の導入をサポートしてきました。お悩みの企業の方は、ぜひ、「CASHIER PAYMENT」と当社のキャッシュレス決済端末「モバイル型決済端末 A920」をご覧ください。

 

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

藤原 貴雄

2014年11月入社。前職はインテリア販売を経験し、接客/営業のスキルを磨く。
前職で培ったスキルをベースにPOSレンタルの営業や各地方の物販運営業務などを経験。
2021年CASHIER事業としてチーム変更し、
現在はカスタマーサクセスのリーダーとしてチームを纏める役割を担っている。

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