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ドラッグストア・薬局でセルフレジを導入するメリット・デメリットを解説 店舗DX

ドラッグストア・薬局でセルフレジを導入するメリット・デメリットを解説

小売店においてセルフレジが一般的になりつつある中で、徐々にドラッグストアや薬局においてもセルフレジを導入する動きが活発になっています。

そこで、この記事ではドラッグストアでセルフレジを導入するメリット・デメリットや導入するポイントについて解説します。

 

▶︎大幅な人件費の削減が可能 店舗運営に欠かせない ”セルフレジ活用”とは?

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、ドラッグストアにおけるセルフレジの導入メリットについて述べられています。セルフレジにより、顧客の待ち時間が短縮され、効率的な業務運営が実現されます。また、スタッフが接客に専念できるため、サービス向上にも寄与します。さらに、コスト削減や在庫管理の効率化も期待されるため、ドラッグストアにとって大きな利点となります。

目次
1 セルフレジとは 1.1 フルセルフレジ 1.2 セミセルフレジ 1.3 どちらのセルフレジを導入すべき? 2 ドラッグストアにセルフレジを導入するメリット 2.1 従業員の負担を低減する 2.2 感染症対策になる 2.3 業務効率化になる 2.4 キャッシュレス決済に対応できる 2.5 人目を気にすることなく購入できる 3 ドラッグストアにセルフレジを導入するデメリット 3.1 費用がかかる 3.2 設置場所を取る 3.3 患者さんへのフォローが必要 3.4 お会計の回転率が悪くなる可能性がある 3.5 会計ミスが起こりやすい 4 ドラッグストア・薬局におすすめのセルフレジ 5 セルフレジを選定するポイントとは 5.1 必要な機能がそろっている 5.2 わかりやすく、使いやすい 5.3 費用対効果が優れている 6 実際にセルフレジを導入している薬局の例 7 まとめ

セルフレジとは

セルフレジとは

セルフレジとは、顧客が自分で会計作業を行えるレジのことです。また、セルフレジには、フルセルフレジとセミセルフレジという種類があります。それぞれのレジの概要を、ドラッグストア・薬局での運用イメージとともに解説します。

※関連記事:【2025年最新】セルフレジとは?メリット・デメリットから導入までの種類と選び方

フルセルフレジ

フルセルフレジとは、商品バーコードの読み取りから決済、レジ袋詰めまでのすべてをお客様が行うレジのことです。無人レジとも呼ばれており、商品の登録機と自動精算機の機能が1台にまとめられています。

フルセルフレジをドラッグストアで運用する場合、お客様が自身で商品についているバーコードを読み取ります。その後、表示画面の指示に従い、支払い方法を選択して、会計を済ませます。

また、薬局で運用する場合には、薬とともにバーコード付きの明細書を患者さんにお渡します。その後の流れはドラッグストアと同様です。

セミセルフレジ

セミセルフレジとは、商品の登録機能と会計機能が分離しているセルフレジです。

セミセルフレジをドラッグストア・薬局で運用する場合、商品や薬のバーコード読み取りは従業員が実施します。その後、自動精算機による会計作業は、お客様が自身で行います。

※関連記事:セミセルフレジとは?メリット・デメリットや費用、よくあるトラブル使い方、導入方法を解説

どちらのセルフレジを導入すべき?

ドラッグストアや薬局において、感染症対策の一環としてセルフレジの導入が進んでいますが、フルセルフレジとセミセルフレジのどちらを導入すべきなのでしょうか。

 

まず、薬局においては、セミセルフレジの導入がおすすめです。それは、薬局に訪れる方は高齢者が多い傾向にあるため、こうした機器に馴染みがない可能性が高いためです。

次に、ドラッグストアであれば、どちらでも構いません。一般商品の取り扱いも多いため、来店されるお客様の層に合わせて導入すると良いでしょう。薬局向けPOSレジや調剤薬局専用POSレジの提供も始まっているため、自社にあわせたセルフレジを導入してください。

セルフレジの使い方やメリットについての詳細は以下の記事をご覧ください。

参考記事:セルフレジとは?導入すべき業種やメリット・デメリット、注意点を徹底解説

参考記事:セルフレジの種類は何がある?使い方やメリットを徹底解説

ドラッグストアにセルフレジを導入するメリット

ドラッグストアにセルフレジを導入するメリット

ここでは、ドラッグストアにセルフレジを導入するメリットについて解説します。

従業員の負担を低減する

セルフレジを導入することで、会計業務のすべてあるいは一部をお客様自身で行っていただけるようになります。お金の取り扱いは責任が重いことから、自動での釣銭の計算や受け渡しにより、従業員の負担低減につながります。

また、自動計算により、スピーディーな会計作業が可能になるため、レジ待ちでお客様をお待たせする時間を減らし、回転率の向上にもつながります。

感染症対策になる

コロナ禍の影響により、感染症対策の一環として非接触での対応が求められるようになりました。セルフレジを導入することで、お客様との対面を極力減らした非接触での会計作業が可能になります。

スーパーやコンビニとは異なり、特にドラッグストアや薬局においては、感染防止におけるニーズは従業員・お客様ともに高い傾向にあるため、セルフレジ導入における大きなメリットといえるでしょう。

業務効率化になる

セルフレジを導入することで、自動計算による釣銭の受け渡しが可能になることや、会計作業のすべてあるいは一部をお客様自身に行ってもらえるため、業務効率化につながります。

また、計算ミスや渡し間違いがなくなることから、レジ業務やレジ締め作業にかかる時間や手間も大幅に低減できます。POSレジと連動することで、売上データと現金残高の比較も簡単にできるようになるため、従業員の業務量の低下が期待できます。

キャッシュレス決済に対応できる

最近のお客様のニーズとして、多様な支払方法に対応していることが求められるようになっています。例えば、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済などによる支払方法です。

セルフレジを導入し、キャッシュレス決済機能を取り入れることで対応可能になります。ディスプレイの表示に沿って選択することで、お客様が簡単に会計作業を進められるでしょう。

セルフレジのキャッシュレス決済についてはこちらで解説しています。ご覧ください。

※関連記事:セルフレジのキャッシュレス決済【2025年最新】メリットを徹底解説!

人目を気にすることなく購入できる

ドラッグストアでは医薬品や化粧品、日用品などを取り扱っていますが、中には購入を人に見られたくない商品もあります。セルフレジは、お客様自身で商品スキャンから会計を行うため、人目を気にせず買い物ができる点はメリットです。

従来のレジよりも気軽に商品を購入できるため、リピーター獲得にもつながり、結果として店舗の売上アップが期待できるでしょう。

ドラッグストアにセルフレジを導入するデメリット

ここまで、ドラッグストアにセルフレジを導入するメリットについて紹介しましたが、考慮すべきデメリットについて解説します。

費用がかかる

セルフレジを導入することで、初期費用や運用コストがかかってきます。セルフレジの導入にかかる価格相場は、製品にもよりますが約100万円となっています。サービス内容や機能によって、価格は変わってくるでしょう。

また、運用コストとしては、POSシステムの月額利用料や保守費用がかかってきます。

高額な費用がかかるため、複数のメーカーに予算について見積もりを取り、相談することがおすすめです。

セルフレジの価格やコストを抑える方法を下記で説明していますので、是非ご覧ください。

参考記事:セルフレジの価格はどれくらい?コストを抑える方法についても解説

設置場所を取る

セルフレジは、本体に自動釣銭機や精算機が付帯している分、従来のレジに比べて場所を取ります。場合によっては、レイアウトの変更が必要になる可能性もあるでしょう。そのため、導入前に必ずセルフレジのサイズを確認するようにしてください。

患者さんへのフォローが必要

お客様や患者さんに対して、フォローが必要になります。ディスプレイに表示されるとおりに選択していけば簡単に会計できますが、こういった機器に馴染みがないお客様の場合にはうまく会計できない可能性があります。特に、導入直後ははじめて利用するために、そうしたお客様の対応が必要になるでしょう。

そのため、導入後からの一定期間は、フォローするための人員を配置することが大切です。事前にレジ袋対応や操作方法などのサポート体制におけるマニュアルを作成し、従業員に教育することで、スムーズなフォローが可能になります。

お会計の回転率が悪くなる可能性がある

セルフレジにより会計業務が効率化されますが、必ずしも会計がスムーズになるとは限りません。特に操作に慣れていないお客様の場合、商品のスキャンや支払いに時間がかかり、結果的に回転率が悪化してしまうからです。

また、セルフレジの機種によっては年齢確認が必要な酒類やタバコなどを扱えない場合があります。そのため、セルフレジではお酒を一切販売しないという店舗も少なくありません。

ただし、遠隔で年齢確認ができるタイプのセルフレジもあるので、必要に応じて導入を検討してみてください。

会計ミスが起こりやすい

セルフレジでは、お客様自身が操作を担うため、慣れていない人だと会計ミスが発生します。具体的には、商品のスキャン忘れや読み取り不良といったミスです。悪意がないケースもあれば、故意にスキャンしない「万引き」の可能性もあります。

万引きなどの被害を防ぐには、防犯カメラの設置や監視スタッフの配置などで対策を行うことが欠かせません。操作のサポート体制を整えておけば、会計ミスや不正を抑制できるだけでなく、お客様も安心でしょう。

ドラッグストア・薬局におすすめのセルフレジ

ドラッグストアや薬局では、混雑緩和や人件費削減に加え、プライバシーを守りながらスムーズに会計できるセルフレジの導入が進んでいます。近年では、非接触対応やキャッシュレス決済機能を備えたタイプも多く、感染症対策や利便性向上にも効果的です。

 

以下では、ドラッグストアや薬局におすすめのセルフレジを比較しているので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

CASHIER

テマサックPro

NeoPOS Pharmacy

スマレジ

GooCoPOS

セルフレジJP

ハヤレジ

提供会社

株式会社ユニエイム

株式会社カワニシバークメド

株式会社ナテック

株式会社スマレジ

株式会社グッドサイクルシステム

株式会社パルサー

ハヤレジ株式会社

料金

スターター:無料

プロフェッショナル:4,400/月

セルフレジ:6,400円/月

要お問い合わせ

要お問い合わせ

スタンダード:無料

プレミアム:5,500円 / 1店舗

プレミアム プラス:8,800円 / 1店舗

フードビジネス:12,100円 / 1店舗

リテールビジネス:15,400 / 1店舗

要お問い合わせ

初期費用無料(月額料金は要お問い合わせ)

要お問い合わせ

重量

要お問い合わせ

要お問い合わせ

要お問い合わせ

要お問い合わせ

要お問い合わせ

要お問い合わせ

約89.8kg

サイズ

要お問い合わせ

スタンド:横幅40cm 奥行60cm 高さ157cm

カウンター:横幅53cm 奥行62cm 高さ52cm

要お問い合わせ

要お問い合わせ

標準モデル:幅約38.2cm・奥行約26.5cm

小型モデル:幅約26.2cm・奥行約17.6cm

セルフレジタイプ-1:幅約45cm 高さ約155cm

セルフレジタイプ-2〜4:要お問い合わせ

幅約53.6cm・奥行約49cm・高さ140cm

レセコン・電子カルテ連携

モバイル型決済端末A920で可能(詳細は要お問い合わせ)

レセコンとの連携が可能

◯(ORCA、MRN、MAPs for CLINIC、CLIUS、BrainBox V Ⅲ)

各社レセコンと自動連携

要お問い合わせ

セルフレジを選定するポイントとは

自社に適したセルフレジを選定するポイントを紹介します。

企業側、お客様・患者さん側の双方にとってプラスとなるセルフレジ選定の参考にしてください。また、調剤薬局向けセルフレジやカスタマイズすることもおすすめです。

※関連記事:【2025年最新】セルフレジ11選比較|選び方やメリットまで解説

必要な機能がそろっている

会計機能や売上管理以外に、在庫管理、顧客管理など、POSシステムと連携することで、さまざまな機能を追加できます。

自店舗の運営を改善するために必要な機能をピックアップしましょう。そのためには、自店舗の状況や課題を明確にすることが大切です。

わかりやすく、使いやすい

セルフレジは、お客様が会計作業を行うという特性上、特にわかりやすさや使いやすさが重要な選定ポイントとなります。直感的な使用が可能かどうかを実機デモにより確認することがおすすめです。

また、会計作業以外の機能においても同様に、操作性の高さは業務効率化に影響する要素となるため、確認しましょう。実際に作業を実施する店員の声を聞き、操作性に優れたレジを見つけてください。

費用対効果が優れている

セルフレジの導入には、高額な初期費用がかかってきます。そのため、費用対効果について見極めたうえで導入するようにしましょう。例えば、必要な機能を取りそろえることは必要ですが、不要な機能まで追加してしまうと、無駄な費用がかかってきます。

そのため、ある程度カスタマイズできる柔軟性を備えたサービスを提供している会社を選定することがおすすめです。

実際にセルフレジを導入している薬局の例

大手ドラッグストア「スギ薬局」では、フルセルフレジを導入しています。フルセルフレジは、バーコードのスキャンから会計までを顧客自身が行う仕組みです。

スギ薬局が導入しているセルフレジは、ディスプレイとバーコードスキャナーが一体型になっており、直感的に利用できる設計です。ただし、現金支払いには対応していないため、現金での決済を希望する場合は従来の有人レジを利用する必要があります。

また、医薬品や調剤薬といった専門的な商品についてはセルフレジでの購入ができず、スタッフによる対応が行われているのが特徴です。

まとめ

ドラッグストアや薬局において、セルフレジの導入が進められています。非接触での会計が可能になることから、感染症対策になり、従業員とお客様を守ることにもつながるでしょう。

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CASHIER POSでは、豊富な種類の機能から自由にカスタマイズして、店舗に合ったセルフレジをご提供できます。ぜひこの機会にPOSレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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