セルフレジの価格はどれくらい?コストを抑える方法についても解説 POSの基礎知識

セルフレジの価格はどれくらい?コストを抑える方法についても解説

2022/07/04

支払い方法の多様化やコロナ禍の影響を受け、セルフレジの需要が高まっています。しかし、設置に必要なコストがわからず、導入に踏み切れない店舗も多いでしょう。

そこで本記事では、セルフレジの価格相場や費用を抑える方法について解説します。

セルフレジの導入方法

セルフレジとは、スーパーや飲食店で発生するレジ業務の一部または全部を、顧客に行ってもらうPOSレジシステムのことです。こちらでは、店舗にセルフレジを導入する際の方法について解説します。

購入

セルフレジの導入方法は、主に3つに大別できます。中でも代表的なのが購入による設置です。導入するセルフレジの要件を考えた上で、レジメーカーや販売代理店に問い合わせを行い、見積もりを提示してもらってから発注します。

その他の方法とは異なり、機器の所有権がユーザーに帰属し、選択できる商品の種類が幅広いのが特徴です。ただし、導入後の保守や修理も利用者負担となるため、保守サービスも提供している会社に依頼するのが良いでしょう。

レンタル

セルフレジは、レンタルで導入することも可能です。まとまった初期費用が必要ない代わりに、毎月のレンタル料金がかかります。セルフレジのレンタル会社に問い合わせを行い、設置する機種や台数などを決めてから発注しましょう。

レンタルは短期間の使用を想定した導入方法で、例えばサテライトショップや百貨店の特設売り場など、一時的にレジシステムが必要な場合によく利用されます。レンタルの場合、セルフレジの所有権はレンタル会社に残っているため、保守や修理にかかる費用もレンタル会社負担となるのが通常です。

リース

リースも、レンタルと同じく毎月一定の費用を支払い、提供会社からセルフレジを借り受けて店舗に設置する方法です。レンタルとは異なり、長期間の使用を前提とした導入方法で、短期間の使用では費用が割高になる可能性があります。導入方法は、基本的にレンタルの場合と同様です。

ただし、レンタルとリースは厳密に区別されていないケースもあります。レンタルプランでも長期間の使用を前提としている場合もあるため、ホームページの確認だけでなく一度問い合わせてみるのが確実です。

なお、セルフレジをサブスクリプションで提供している会社も一部ありますが、それほど数は多くありません。基本的には上記3つの方法から選択することになります。

セルフレジの導入価格

セルフレジを導入する場合、ネックになりやすいのがコストです。店舗によっては複数台設置するケースもあるため、費用感が気になるところでしょう。ここでは、導入方法別にセルフレジの価格の目安をご紹介します。

購入の場合

購入は、3つの中でもっとも初期費用がかかる導入方法です。選ぶ機種や性能にもよるものの、相場は100〜300万円程度となっています。

セルフレジには、「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」の2種類があります。フルセルフレジとは、商品登録や精算作業をすべてお客様が行うシステムです。一方セミセルフレジは、商品バーコードのスキャンは店員が行い、会計機の操作のみお客様に任せるシステムです。セミセルフレジを導入する場合は、バーコードを読み取る登録機と自動精算機や自動釣銭機を別で設置しなければならないため、費用が高額になりやすい傾向にあります。

なお、前述の通り、設置後は保守や修理の費用もかかります。

レンタルの場合

購入時の初期費用が負担に感じる場合は、レンタル契約もおすすめです。提供している会社にもよるものの、初期費用は0〜数十万円のケースが多く、最初に高額な費用を支払う必要がありません。毎月のランニングコストはかかりますが、購入するより導入しやすい店舗も多いでしょう。また、オプションで保守や修理、設置サポートなども付帯できる場合があるため、スムーズな導入が可能です。

リースの場合

リース契約も基本的にはレンタルと同様です。ランニングコストが発生する代わりに、初期費用を大きく抑えられます。店舗の規模や設置するセルフレジの台数などに合わせて、適切な導入方法を検討しましょう。

セルフレジの価格を抑えるには補助金の活用が効果的

セルフレジ導入の補助金

導入時の値段が原因でセルフレジの導入を悩んでいる場合は、補助金の利用を検討してみてはいかがでしょうか。こちらでは、セルフレジ導入に活用できる補助金を解説します。なお、補助金を受給するための詳細な条件については公式ホームページをご確認ください。

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が利用できる制度です。生産性向上を目的としたITツールの導入に関して、一定の条件を満たすと補助金を受け取ることができます。レジ本体やセルフ精算機などのハードウェアはもちろん、POSレジに必要なソフトウェア購入費用やクラウド利用費なども対象です。

【IT導入補助金】
IT導入補助金のページ

業務改善助成金

業務改善助成金は、機械設備の導入によって生産性を向上させ、従業員の賃金アップを実現した場合に補助金を受け取れる制度です。賃金の引き上げ額や人数によって助成金の上限が決まります。

【業務改善助成金】
業務改善助成金のページ

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化を支援する、小規模事業者向けの補助金制度です。働き方改革や賃上げ、インボイスの導入などに対応するための取り組みにかかる経費を補助してもらえます。明記はされていないものの、セルフレジの導入時にも利用できる可能性があります。

【小規模事業者持続化補助金】
小規模事業者持続化補助金のページ

ものづくり補助金

ものづくり補助金制度では、セルフレジをはじめとした設備投資に必要な費用を支援してもらえます。「デジタル枠」や「回復型賃上げ・雇用拡大枠」など、目的に応じて申請枠がジャンル分けされています。

【ものづくり補助金】
ものづくり補助金のページ

セルフレジの導入時に価格以外で意識すべきポイント

セルフレジ導入のポイント

コロナ禍での衛生面への配慮や決済方法の多様化によるレジ業務の複雑化などにより、セルフレジの需要が増しており、さまざまな製品が登場しています。ここでは、セルフレジを導入する際、価格以外で意識すると良いポイントを解説します。

操作性

セルフレジは、店舗のスタッフだけでなくお客様も利用します。操作が難しく使い勝手が悪いと、クレームや顧客満足度の低下につながるおそれがあります。そのため、直感的かつシンプルなインターフェースの製品を選ぶのが良いでしょう。

導入後のサポート

セルフレジでは、どの導入方法を選んだ場合でも定期的にメンテナンスが必要です。そのため、提供会社を選ぶ際は、製品の種類や価格だけでなく、導入後の保守サービスの充実度も確認しましょう。特に、24時間営業の店舗では、夜間や早朝でも対応してもらえる会社を選ぶと安心です。

決済方法

セルフレジを導入する際は、「どの決済方法に対応するか」も重要な問題です。最新のセルフレジは、基本的にクレジットカード決済に対応しているものの、その他のキャッシュレス決済への対応は機種ごとに異なります。

QRコードや電子マネーなど幅広い決済手段を用意したほうが利用者のメリットは大きくなりますが、その分コストもかかります。顧客の支払い状況などを踏まえた上で、導入すべき決済方法についても検討しましょう。

サイズ

セルフレジは、出入口付近やお客様の動線となる場所に置くケースが多いため、サイズ感も大切です。店舗スペースにゆとりのあるスーパーなどは大型の機器を設置することも可能ですが、小規模な飲食店やクリニックの場合、サイズが大きすぎるとお客様の迷惑になるおそれがあります。近年では、タブレットタイプのレジや省スペースの製品も登場しているため、動線や使い勝手を考慮してサイズを決めましょう。

機能

セルフレジにはさまざまな機能が搭載されており、高機能な製品ほど価格も高くなる傾向にあります。機能が豊富であれば必ずしも良いというわけではなく、中には自店舗に必要のない機能があるケースも考えられます。

そのため、事前に必要な機能と予算を検討しておき、最小限の構成で運用するのが理想です。例えば、クリニックであれば電子カルテとの連携機能、飲食店や小売店であれば顧客管理や在庫管理システムとの連携機能などがあると便利です。

まとめ

セルフレジの価格は、導入方法や機能、提供会社などさまざまな要因で変化します。「高機能な製品が良い」「高いものが良い」というわけではないため、サイズや操作性なども考慮し自社に最適なセルフレジを導入しましょう。また、費用面が気になる場合は、補助金の利用を検討してみるのもおすすめです。

セルフレジ自体についてはこちらの記事でも解説しています。
参考記事:セルフレジとは?概要からメリット・デメリットを分かりやすく解説

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