POSレジの価格とは?料金形態や周辺機能・オプションについて解説します POSの基礎知識

POSレジの価格とは?料金形態や周辺機能・オプションについて解説します

2022/04/09

POSレジの導入費用は機能性や提供会社によって大きく異なります。また、店舗の業種によっても必要なPOSレジの種類や機能は変わるため、予算の検討を難しく感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、POSレジ導入にかかる価格の解説や必要な周辺機能などをご紹介します。

目次
1 POSレジ導入にかかる価格体系を比較しました 1.1 購入 1.2 リース 1.3 レンタル 2 POSレジのタイプ別価格相場 2.1 パソコン型POSレジ 2.2 タブレット型POSレジ 2.3 ターミナル型POSレジ 2.4 自動釣銭機付きPOSレジ 3 POSレジに追加するべき周辺機能とは 3.1 飲食店 3.2 クリニック 3.3 アパレル・スーパーなどの小売業 4 POSレジの導入時に価格以外で意識すべき3つのポイント 4.1 操作性や使いやすさ 4.2 機能性や拡張性 4.3 運用に関わるメンテナンス性 5 POSレジの導入補助金 6 まとめ

POSレジ導入にかかる価格体系を比較しました

POSレジ導入にかかる料金体系を比較

POSレジの導入形態として、購入・リース・レンタルの3つがあります。 それぞれ形態の概要やポイントを理解してから、自社に適した料金プランを検討しましょう。

購入

初期費用

購入する場合の平均的な相場はおおよそ約20〜50万円と、初期費用が最もかかる形態といえます。 相場の幅が広い理由は、周辺機能をいくつ追加するかによって価格も変わるためです。導入時に補助金を利用することで費用を抑えることが可能です。

オプション

自社に合った機能を自由にカスタムすることが可能なため、自由度が高い形態といえます。

ポイント

月額料金などのランニングコストがかからないため、トータルコストが最も安くなります。 ただし、固定資産税となるため減価償却費が必要です。

また、POSレジのメンテナンスやアップデートが発生した際に、対応が難しいことも把握しておく必要があります。

POSレジの購入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。

参考記事:POSレジは購入すべき?メリット・デメリットと購入すべきケースを解説

リース

初期費用

初期費用がかからない、もしくは少額で始められる場合がほとんどです。

オプション

自社が指定した製品をリース会社が購入したのちに借り受けるため、自社に合ったものを使用できます。

ポイント

レンタルに比べて月額料金が安い場合が多いことが特長として挙げられます。

ただし、リースを受けるための条件として、長期契約が必要となります。基本的に途中解約ができない点と、事前審査が必要な場合が多く、審査に通っても導入までに時間がかかる点の2点を押さえておきましょう。

レンタル

初期費用

初期費用がかからない、もしくは少額で始められる場合がほとんどです。

オプション

レンタル会社が取り扱うラインナップの中から選択することが必要になるため、自由度に制限があります。自社にとって必要な機能をつけられるかどうかを見極めることが大切です。

ポイント

月額料金がかかるため、ランニングコストについて精査が必要です。料金プランによって、メンテナンスやサポートの充実度なども会社によって変わるため、よく確認しましょう。

また、導入までにかかる時間が短く、途中解約が可能であることからお試しや短期での使用にも向いています。

 

ここまでご紹介したことを、一覧にしてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

購入 リース レンタル
初期費用 約20〜50万円 かからないもしくは少額 かからないもしくは少額
月額料金 なし 料金プランによるが、

レンタルよりは安い場合が多い

料金プランによる
備考
  • 減価償却費が必要
  • メンテナンスやアップデートの対応が難しい
  • 途中解約ができない
  • 長期契約や事前審査を受ける必要がある
  • 自由度が高いため、自社に適した機能や料金プランの見極めが必要
  • お試しや短期使用にも適している

 

導入時だけでなく、運用してからの費用もそれぞれの形態によって変わってきます。どのような運用が自社に適しているのかを検討して選びましょう。

POSレジのタイプ別価格相場

主なPOSレジのタイプである、パソコン型・タブレット型・ターミナル型・自動釣銭機におけるそれぞれの初期費用の相場を紹介します。

パソコン型POSレジ

パソコン型POSレジとは、市販のパソコンにPOSシステムのソフトをインストールして使用するPOSレジのことです。

そのため、パソコンがある場合には初期費用はかからずに導入でき、月額料金の相場は約5,000円~3万円とすぐに導入することも可能です。ただし、レジ機能を使用するには別途、周辺機器の購入が必要となります。

タブレット型POSレジ

タブレット型POSレジとは、パソコン型と同様に、市販のタブレット端末にPOSシステムのソフトをインストールして使用するPOSレジのことです。

そのため、タブレットがある場合には初期費用はかからずに導入でき、月額料金の相場は無料~約2万円ですぐに導入することも可能です。 ただし、パソコン型同様にレジ機能を使用するための周辺機器の購入が必要です。

ターミナル型POSレジ

ターミナル型POSレジとは、レジとPOSシステムを一体化したPOSレジのことです。コンビニやスーパーなどで見かけるタイプで、「据置型POS」ともいわれています。

レジと一体型であるため、初期費用は約50~100万円と高額になりやすく、月額費用は約1万円以上かかってくるでしょう。

自動釣銭機付きPOSレジ

自動釣銭機はPOSレジの周辺機器のひとつで、お金を投入すると、自動で釣銭を払い戻してくれる機器のことです。

フルセルフレジなどタイプがありますが、今回はPOSレジと自動釣銭機を連携できるタイプの費用を紹介します。 POSレジの周辺機器の一つであるため、どのPOSレジを選ぶかによっても異なりますが、初期費用の相場は約100~150万円程度となっています。

 

ここまでご紹介したPOSレジシステムを、一覧にしてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

種類 初期費用 月額費用
パソコン型 かからないもしくは少額 約5,000円~3万円
タブレット型 かからないもしくは少額 無料~約2万円
ターミナル型 約50万円~100万円 約1万円以上
自動釣銭機 約100万円~150万円程度 料金プランによる

POSレジに追加するべき周辺機能とは

POSレジに追加するべき周辺機能

POSレジは基本機能だけでも使用できますが、周辺機能やオプションを追加することでより効率的に業務を行うことができるようになります。 ただし、追加した分だけ費用がかかるため、POSレジを導入する前に自店舗にとって必要な機能や取得したいデータを把握することが大切です。

業界ごとにおすすめされている周辺機能やオプションをご紹介しますので、予算を検討する際の参考にしてください。

飲食店

飲食店では注文を受ける場所、料理を作る場所、会計をする場所がそれぞれ異なる場合が多いこともあり、注文をシステム化することが求められてきました。

たとえば、注文を口頭や紙で伝達することで注文ミスや漏れが発生したり、導線が混雑することによって業務が滞ったりします。

また、メニューや顧客の分析をしようにも、集計から手動で行うことは大変な手間でしょう。 課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。

  • レジ会計機能
  • 売上管理
  • 顧客管理機能
  • オーダーエントリーシステム
  • 複数店舗管理
  • 分析機能

飲食店のPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。

参考記事:飲食店のPOSレジに必要な機能とは?おすすめのPOSレジも合わせてご紹介

クリニック

クリニックでは、通常の会計と異なる複雑な計算が必要となります。

さらに、多くの患者が何度も来院するため、カルテや会計情報などの顧客情報をまとめて管理できる一元的なシステムが求められてきました。

課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。

  • レジ会計機能
  • 顧客管理機能
  • 他システムとの連携機能
  • 衛生面に配慮した機能

クリニックのPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。

参考記事:クリニックにPOSレジは導入すべき?導入メリットや必要な機能を徹底解説

アパレル・スーパーなどの小売業

小売店では、店内に多くの商品を陳列し、一度に多くの消費者が購入に訪れることがあるため、在庫管理の簡易化やレジ業務の効率化が求められてきました。

課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。最近ではセルフレジの導入も進められています。

  • レジ会計機能
  • 発注・仕入れ管理機能
  • 商品管理
  • 顧客管理機能
  • 在庫管理機能
  • 複数店舗管理

また、近年注目されているオフラインとオンラインを融合させた顧客体験を、スマホを用いた機能でサポートできる場合があります。

たとえば、スマホで商品をスキャンすることで、店内のどこにいても会計ができるスマホレジやスマホで事前に商品を購入し、店頭で商品を受け取る店頭ピックアップなどが挙げられます。

新しい顧客体験の提供を検討されている小売業の方は、「CASHIER OMO」をご覧ください。

アパレル店舗のPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。 参考記事:アパレル店舗がPOSレジを導入するメリット・デメリットとは?

POSレジの導入時に価格以外で意識すべき3つのポイント

POSレジの導入時に価格以外で意識すべき3つのポイント

ここまで、POSレジの価格の形態や価格を大きく左右する周辺機能・オプションについて解説しました。 価格は大きな検討材料のひとつとなりますが、それだけで判断してしまうのはリスクを伴います。というのも、実際の使い心地というのは運用してはじめて分かるものだからです。

そこで、導入後にギャップが生まれないように、POSレジの導入時に価格以外で意識すべきポイントを3つ解説します。

操作性や使いやすさ

導入後、実際にPOSレジを扱うのは店舗スタッフです。扱いが難しく、店舗スタッフに負担をかけてしまってはPOSレジを購入する意味がなくなってしまいます。

操作性はシンプルか、使いやすいインターフェースかどうかの見極めは必須といえます。操作説明がなく、表示を見て直感的に使用できるかを確認してみましょう。

導入に不安があれば、より店舗スタッフの負担を軽減するためにも導入におけるサポートが充実している会社を選ぶと良いでしょう。

機能性や拡張性

導入後、運用を続けるうちに、追加したい機能やオプションが出てくるかもしれません。

たとえば事業の拡大や店舗数や規模が増大したときなどです。 また、近年急速に拡大したキャッシュレス決済など、外部的要因によっても拡張が必要になる場合もあるため、柔軟な対応が可能かどうかも考慮して選択しましょう。

運用に関わるメンテナンス性

POSレジを効果的に運用するためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

誰が、どのように運用するかを決めておき、不具合があったときの対応についても確認が必要です。また、購入・リース・レンタルといった導入形態によっても保守の内容は異なることも覚えておきましょう。

業種ごとのPOSレジの選び方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

参考記事:POSレジの選び方とは?業種別のPOSレジの特徴や専門レジをご紹介

POSレジの導入補助金

POSレジの導入における価格について解説しましたが、導入費用や運用コストがかかることから、導入に一歩踏み出せない企業も多くあるのではないでしょうか。 その場合、POSレジ導入時に助成金や補助金を活用することで、費用を低減できる可能性があります。

助成金や補助金は、国や地方自治体などが主導しており、基本的に返還義務のない支援制度です。資金調達に活かしたい企業の方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

参考記事:POSレジ導入時は補助金を活用するべき!申請方法や注意点を解説

まとめ

本記事では、POSレジの導入時に発生する価格、価格以外に考慮すべきポイントを解説しました。

POSレジの導入費用や月額料金は、機能性や周辺機器、提供会社によって大きく異なります。安ければ安いほど良いというわけではなく、価格以外にも押さえるべきポイントがあります。 ぜひ本記事の内容を参考にし、自社に合った最適なPOSレジを導入しましょう。

なお、株式会社ユニエイムが提供するCASHIER POSは、POSレジに多彩な機能が備わっているほか、導入後のサポートも充実しています。初めてPOSレジを導入する方にもおすすめです。 詳細はクラウド型POSレジサービスCASHIER POSのページをご覧ください。

また、新店舗を開業するオーナー様必見の「POSレジを活用した店舗経営のコツ」を解説した資料をご用意しております。 是非ダウンロードください。

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