【種類別】POSレジの価格相場は?周辺機器や安く抑えるポイントも POSの基礎知識

【種類別】POSレジの価格相場は?周辺機器や安く抑えるポイントも

POSレジは日進月歩で進化しており、その価格も機能やタイプによって大きく変わってきます。本記事では、POSレジの価格相場や値段を安く抑えるポイント、POSレジのメリット・デメリットなどについて解説していきます。

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【今回のコラムをざっくりまとめると…】

この記事では、POSシステムの価格帯について解説しています。初期導入コストは機種や機能によって異なり、数万円から数百万円まで幅があります。また、導入後の保守費用やサポート料金も考慮する必要があります。各店舗に合ったシステム選定が成功の鍵となります。

目次
1 POSレジとは?基本機能と導入メリット 1.1 POSレジの基本機能と特徴 1.2 POSレジ導入のメリット3つ 2 ①POSレジの種類ごとの相場 2.1 パソコン型POSレジ 2.2 タブレット型POSレジ 2.3 ターミナル型POSレジ 2.4 モバイル型POSレジ 2.5 自動釣銭機付きPOSレジ 3 POSレジの導入方法ごとの相場 3.1 購入のメリットとデメリット 3.2 リース導入のメリットとデメリット 3.3 レンタル利用のメリットとデメリット 4 POSレジ利用に必要な周辺機器 4.1 レシートプリンター 4.2 キャッシュドロア 4.3 キャッシュレス決済端末 4.4 バーコードリーダー 4.5 カスタマーディスプレイ 5 他社との価格の比較 6 POSレジの価格を安く抑える6つのポイント 6.1 無料で使えるPOSレジを選ぶ 6.2 中古やアウトレット品を活用する 6.3 必要な機能・オプションを見極める 6.4 レンタル・リースを検討する 6.5 補助金・助成金を利用する 6.6 一括導入でコストを削減する 7 POSレジを安く導入するために知っておきたい注意点 7.1 耐久性に問題はないか 7.2 必要な機能が不足していないか 7.3 サポート体制は十分か 7.4 補助金・助成金の対象内か 8 【業種別】POSレジに追加すべきオプション 8.1 飲食店 8.2 クリニック 8.3 アパレル・スーパーなどの小売業 8.4 美容室・サロン 9 POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

POSレジとは?基本機能と導入メリット

POSレジ(Point of Saleレジ)は、商品の販売時点でデータをリアルタイムに管理できるシステムを搭載したレジのことで、従来のレジとは違い、単に会計を行うだけでなく、 販売データや在庫状況、売上の動向などを自動的に収集し、管理できるメリットがあります。

商品をスキャンするだけで金額の計算はもちろん、その商品の売上情報が自動的にシステムに反映されて、 このデータをクラウド上に保存するため、複数の店舗を運営している場合でも、すべての店舗の売上や在庫状況を一元管理することができます。 また、販売データを基にしたお客様の購入履歴や人気商品の分析も可能で、販売戦略の考察や在庫補充のタイミングをサポートしてくれます。

もちろん、キャッシュレス決済にも対応しており、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などさまざまな支払い方法を簡単に処理することも可能です。 これにより、お客様の利便性を高めるだけでなく、レジでの作業時間が短縮されるため、レジ待ちの時間が減り、スムーズな店舗運営を目指すことができます。

さらに、自動で在庫管理ができるため、過剰な在庫や売り切れのリスクを減らすこともできるようになります。 無駄な経費が削減され、業務の効率化が進み、店舗の満足度向上や他店との差別化を図れるようになるため、今の時代POSレジは店舗運営に欠かせないものとなっています。

関連記事:POSレジとは?種類や機能、選び方を徹底解説

POSレジの基本機能と特徴

POSレジは、単なる会計機能だけでなく、さまざまな業務を効率化できる多機能システムを持っています。 商品スキャンによって金額を自動計算するだけでなく、顧客データの収集にも役立ち、お客様の購入履歴を基にしたマーケティング活動や、リピーターに向けた特典の提供など、お客様ごとのニーズに合わせたサービスの展開にも繋げることができます。

また、POSレジの導入によりスタッフの作業負担が大幅に軽減されるため、商品の価格を手入力する必要がなくなり、打ち間違いや計算ミスのリスクがなくなり、売上管理の精度がアップします。 さらに、特定の商品がよく売れる時間帯や曜日などのデータを活用して、最適な人員配置や仕入れを計画ができるようになるため、無駄な業務を省き効率的な店舗運営をサポートしてくれます。

POSレジはキャッシュレス決済をはじめ、さまざまな決済手段に対応しているため、お客様が自分の好きな支払い方法を選べる便利さもあります。 これにより、店舗は多様な客層に対応でき、満足度向上に繋げることができるわけです。

POSレジ導入のメリット3つ

POSレジの基本機能や特徴を紹介しましたが、実際に導入することによるメリットもたくさんあります。 そこで、POSレジ導入による代表的なメリットを紹介していきますので参考にしてみて下さい。

【業務の効率化】
POSレジは、会計作業や在庫管理を自動化するため、スタッフの手間を大幅に削減することで、接客や店舗の運営に集中でき、業務効率の向上を目指すことができます。 また、販売データの自動集計によって、売上分析も瞬時に行えるため、運営戦略に役立てることも可能になります。

【在庫管理の精度向上】
POSレジは、売上に応じて在庫数を自動で更新することもできます。 そのため、売り切れや過剰在庫のリスクを減らし、最適な在庫管理が可能になります。 また、リアルタイムで在庫状況を確認できるため、発注のタイミングを逃さず、無駄な在庫を抱えるということもなくなります。

【顧客満足度の向上】
POSレジは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様な決済手段に対応しています。 これにより、顧客は自分の好きな方法でスムーズに支払いができ、ストレスのない買い物をおこなうことができます。 さらに、販売データを基にお客様の購入履歴を把握し、個別のプロモーションやサービスを提供することも可能になります。

関連記事:POSレジとは?種類や機能、選び方を徹底解説

①POSレジの種類ごとの相場

主なPOSレジのタイプである、パソコン型・タブレット型・ターミナル型・モバイル型・自動釣銭機におけるそれぞれの初期費用の相場を紹介します。

パソコン型POSレジ

パソコンにPOS用ソフトウェアをダウンロードして利用するタイプのPOSレジです。 パソコンとPOSレジの機能をもたせられる一方、レジとして使用するためにバーコードリーダーやカードリーダー、キャッシュドロアなどの周辺機器の導入が必要です。 パソコンがある場合には初期費用がかからずに導入できます。月額料金の相場は約5,000円~3万円であるため、すぐに導入することも可能です。

タブレット型POSレジ

タブレットにPOS用アプリをダウンロードして利用するタイプのPOSレジです。 コンパクトで使用しやすい一方、パソコン型POSレジと同様に会計機能をもたせるには周辺機器の導入が必要です。 タブレットがある場合には、初期費用はかからずに導入でき、月額料金の相場は無料~約2万円ですぐに導入することも可能です。

ターミナル型POSレジ

POS専用の機能を搭載したレジのことで、いわゆるPOSレジとしてイメージされるのはこのタイプのレジです。 高性能でカスタマイズ可能な一方、導入コストが高額になることが一般的です。 レジと一体型であるため、初期費用は約50~100万円と高額になりやすく、月額費用は約1万円以上かかってくるでしょう。

モバイル型POSレジ

モバイル型POSレジは、スマートフォン型の最小サイズのPOSレジです。 手のひらサイズのため持ち運びに適しており、キッチンカーや屋外イベント時にも重宝されています。 基本的に初期費用はかからずに導入でき、月額料金の相場は無料~約2万円ですぐに導入することも可能です。 ただし、パソコン型同様にレジ機能を使用するための周辺機器の購入が必要です。

自動釣銭機付きPOSレジ

自動釣銭機とはPOSレジの周辺機器の一つで、お金を投入すると自動で釣銭を払い戻してくれる機器のことです。 自動釣銭機付きPOSレジの初期費用相場は約100~150万円です。

POSレジの導入方法ごとの相場

POSレジの導入は、今やほとんどの店舗運営に欠かせないものになっています。 売上や在庫を管理するだけじゃなく、お客様へのサービスを向上させるためにも、POSレジのシステム選びはとても大事と言えます。 ただ、導入にはそれなりに費用がかかるので、ちゃんとした資金計画を立てておくことが必要になります。 POSレジを導入する方法は、主に「購入」「リース」「レンタル」の3つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあり、店舗の規模などによって最適な方法は変わってきます。

「購入」であれば、初期費用は高めですが長く使うならランニングコストが抑えられる可能性が高いですし、好きなタイミングで自由に機器を使えるというメリットもあります。 「リース」なら毎月の支払いが少額で済むため、初期費用を抑えたい人には最適ですが、長く使うと結局高くなることもあります。 「レンタル」は短期間のイベントや期間限定の店舗に便利ですが、長く使うなら逆にコストがかさむかもしれません。

また、POSレジの価格は業種によっても変わってきます。 飲食店なら、テーブルオーダー機能がついているものなど、特殊な機能が求められるため高価になることが多いですが、その分業務がスムーズになり、売上に直結するメリットもあります。 一方、小さな小売店なら、基本的な売上や在庫管理ができるもので十分な場合もあります。 そこで、ここでは「購入」「リース」「レンタル」それぞれの特徴と、どんなメリット・デメリットがあるのかを詳しく解説していきます。

購入のメリットとデメリット

POSレジを購入する最大のメリットは、初期費用を一度で済ませられる点で、長期的に使うことで最終的にコストが抑えられます。 また、購入したレジなので、カスタマイズや機能追加が自由に行える点も魅力と言えます。 故障した場合もサポートによる迅速な対応がおこなわれ、安定したシステムの運用も可能になります。 ただ、購入の初期投資は高額になる場合が多く、メンテナンスや機器のアップグレードには別途コストがかかります。 また、事業の変化や最新のシステムなどにすぐ対応しづらいデメリットも出てきます。

リース導入のメリットとデメリット

リースの場合、毎月の支払いで最新のPOSレジを使用でき、初期投資を大幅に抑えられます。 資金が限られたスタートアップや小規模店舗にはリースから始めるのがおすすめと言えます。 また、リース契約にはメンテナンスやサポートが含まれていることが多いので、故障時でも安心して利用できるところがメリットと言えるでしょう。 ただ、長期間リースを利用すると総コストが高くなる場合があり、契約期間中に解約することが難しいため、事業が変わる場合には不便になることがあります。

レンタル利用のメリットとデメリット

レンタルは、初期費用をほとんどかけずにPOSレジを導入できます。 短期間のイベントや季節限定店舗での運営にはとても便利で、メンテナンスやサポートが含まれることも多いため、故障時の対応もスムーズなところがメリットと言えます。

しかし、長期間使用するとトータルコストが高くなることがあり、使用できる機器の選択肢が限られる場合や、レンタル期間終了後に返却が必要なため、カスタマイズ性に制限がある点がデメリットと言えるでしょう

 

POSレジ利用に必要な周辺機器

POSレジの利用には、以下の周辺機器を別途用意しなければなりません。

  • レシートプリンター
  • キャッシュドロア
  • キャッシュレス決済端末
  • バーコードリーダー
  • カスタマーディスプレイ

ただし、上記の機器をすでに持っている場合や、選ぶPOSレジによっては周辺機器が必要ない場合もあります。導入する際に、導入候補のPOSレジの詳細を確認しておくことが大切です。

レシートプリンター

レシートプリンターは、会計時にお客様へ購入明細を発行するために欠かせない機器です。レシートプリンターには、LANタイプとBluetoothタイプの2種類があります。 LANタイプはインターネット回線を通じて接続するため複数の端末と連携でき、複数レジを運用する店舗に適しています。 一方Bluetoothタイプは、1台のプリンターにつき1台のPOSレジと接続する形式です。ペアリングするだけですぐに利用できる手軽さが魅力といえます。 レシートプリンターの価格相場は5,000円から50,000円程度で、別途必要となるレシートロールも2,000円から5,000円ほどかかります。店舗のレジ台数やインターネット環境に応じて、自店に合ったタイプを選ぶことが重要です。

キャッシュドロア

キャッシュドロアは、現金を安全に保管するための引き出し型の機器です。従来はレジ本体と一体化されていましたが、近年ではタブレットPOSレジと連携できる単体型のキャッシュドロアが普及しています。 また、鍵付きでセキュリティを強化したモデルもあり、現金管理をより安心して行うことができます。価格相場はおよそ5,000円から50,000円程度です。

キャッシュレス決済端末

キャッシュレス決済端末は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など幅広いキャッシュレス決済に対応するための機器です。POSレジと連携させることで、会計業務の効率化や顧客満足度の向上につながります。 端末の価格は0円から40,000円程度が相場です。キャンペーンを利用して初期費用や月額費用を無料にできるケースもあるので、各サービスの詳細を確認しましょう。 たとえばキャッシャーのキャッシュレス決済端末では、初期費用・月額費用・端末費用を0円で利用できます。費用をできる限り抑えたい方におすすめです。 キャッシャーのキャッシュレス決済端末の詳細はこちら

バーコードリーダー

バーコードリーダーは、商品のバーコードを読み取り、POSレジに商品情報を瞬時に反映させるための機器です。会計を迅速化できるため、商品点数が多い小売店では特に重要な役割を果たします。 価格相場は5,000円から30,000円程度で、店舗規模や取り扱い商品数に応じて最適なモデルを選ぶことが求められます。適切なバーコードリーダーを導入することで、業務効率だけでなく顧客の待ち時間短縮にもつながるでしょう。

カスタマーディスプレイ

カスタマーディスプレイは、購入点数や合計金額を顧客に表示するための機器です。特にタブレットPOSレジを利用する場合には、顧客の利便性を高めるため導入が推奨されます。 選ぶ際のポイントは、表示文字の大きさと機器のコンパクトさです。高齢者の来店が多い店舗では、文字が大きく見やすいタイプを選ぶと親切でしょう。 価格相場は5,000円から35,000円程度です。

他社との価格の比較

ここでは、おすすめのPOSレジを初期費用と月額料金を比較して紹介します。

 初期費用月額料金
①CASHIER0円〜スタータープラン:無料 プロフェッショナルプラン:4,400円 モバイル型POS:2,200円~ セルフレジ:6,400円~
②スマレジ0円〜スタンダードプラン:0円 プレミアムプラン:5,500円(税込) プレミアムプラス:8,800円(税込) フードビジネス:12,100円(税込) リテールビジネス:15,400円(税込)
③POS+0円〜小売店向け:14,000円(税抜)~ 飲食店向け:14,000円(税抜)~ 美容・サロン向け:14,000円(税抜)~ クリニック・整体院向け:14,000円(税抜)~
④Square0円〜フリー:0円 プラス:レストランPOSレジ:13,000円(税込) リテールPOSレジ:6,000円(税込)

月額料金0円のPOSレジの場合、コストを抑えられる点は魅力的ですが、使用できる機能は限定されていることがほとんどです。自店舗の運営スタイルや将来的な拡張性を考慮し、単に価格の比較ではなく、必要な機能と費用対効果のバランスを意識したPOSレジ選びを心がけましょう。

▶︎POSレジ導入で実現するコスト削減と売上アップのヒミツ

POSレジの価格を安く抑える6つのポイント

POSレジは店舗運営に欠かせないツールですが、その導入費用が気になる方も多いのではないでしょうか? 初期投資を抑えつつ、効率的に運用するためには、主に下記の5つのポイントを押さえておくことが重要です。

  • 無料で使えるPOSレジを選ぶ
  • 中古やアウトレット品を活用する
  • 必要な機能・オプションを見極める
  • レンタル・リースを検討する
  • 補助金・助成金を利用する
  • 一括導入でコストを削減する

POSレジの価格を安く抑えるために、この6つを参考に具体的なポイントを紹介していきます。

無料で使えるPOSレジを選ぶ

POSレジの導入コストを抑えたい場合、初期費用や月額費用が無料で利用できるタイプを選ぶ方法があります。近年では、iPadなどのタブレット端末にレジアプリをインストールし、無料で利用できるものも増えています。 ただし、無料プランは利用できる機能が限定されているケースがほとんどです。本格的な在庫管理や業種特化の専門機能といった高度な機能を使うには、有料プランや追加オプションが必要になる場合もあります。 そのため、導入前には自社の運営スタイルや店舗規模に合っているかを慎重に確認することが大切です。まずは無料プランで使い勝手を試し、「必要に応じて有料プランへ移行する」といった選択肢も検討しましょう。 無料POSレジの選び方についてはこちらをご覧ください。 関連記事:POSレジは無料で使える?メリットやできること、選ぶ際のポイントを徹底解説

中古やアウトレット品を活用する

新品のPOSレジにこだわらず、中古品やアウトレット品を選ぶことで、初期費用を大幅に抑えることが可能になります。 中古品でも十分に機能を発揮するモデルが多く、信頼できる業者から購入すれば安心して使用することができます。 また、不要な高機能機種を避け、シンプルで使いやすいモデルを選ぶこともコスト削減に繋がります。

必要な機能・オプションを見極める

必要な機能・オプションを選定することで、価格を最低限に抑えられます。 そのためには自店舗の現在の状況を分析し、課題を明確にしましょう。 そうすることで、どのような機能・オプションが必要になるかが見えてきます。

レンタル・リースを検討する

レンタルやリースを検討することで価格を抑えられます。 特にリースの場合には月額料金もレンタルより低額になっている場合が多くあります。 ただし、長期契約する場合にはトータルコストで考えると購入した方が安くなる可能性もあります。

POSレジをレンタルするメリット・デメリットとは?選定ポイントも解説  

補助金・助成金を利用する

POSレジの導入が補助金や助成金の受給要件に当てはまる場合があります。 補助金や助成金は、国や地方自治体が管轄している公的な資金で、受給できれば原則として返済不要です。 そのため、予算に悩んでいる場合には補助金や助成金を検討することもおすすめです。 POSレジの導入に利用可能な補助金・助成金はこちらをご覧ください

関連記事:【2025年1月】POSレジ導入に活用したい補助金・助成金まとめ

一括導入でコストを削減する

複数の店舗でPOSレジを導入する際は、一括契約を検討すると費用が抑えられることがあります。 同じPOSレジを複数台導入することで、メンテナンス費用の割引が適用され、運用面でも統一されたシステムで効率化を図ることができるようになります。 また、導入時のトレーニングやサポートも一括で受けられるため、長期的なコスト削減に役立てることもできます。

POSレジを安く導入するために知っておきたい注意点

POSレジの導入時に価格以外で意識すべき3つのポイント POSレジを安く導入する前に、以下の点に注意してください。

  • 耐久性に問題はないか
  • 必要な機能が不足していないか
  • サポート体制は十分か
  • 補助金・助成金の対象内か

これらの注意点を見落としてしまうと、導入後に思わぬトラブルや余計な費用が発生する可能性があります。

耐久性に問題はないか

POSレジや決済端末は毎日使う機器なので、長期的な使用を前提に選ばなければなりません。特に安価なPOSレジは導入コストを抑えられる一方、耐久性が低い場合があるため注意が必要です。

導入直後に故障すれば、修理や買い替えで余計な費用が発生してしまいます。さらに飲食業では水に濡れた手で触れるケースもあるため、耐久性に優れたモデルを選ぶことが重要です。

初期コストを抑えるよりも、長期的に安定運用できる耐久性を確保することで、結果的にコスト削減につながるでしょう。

必要な機能が不足していないか

POSレジを導入する際は、店舗に必要な機能が備わっているか必ず確認しましょう。安価なPOSレジは、基本的な売上管理や在庫管理には対応しているものの、顧客管理や複数店舗管理、予約機能など、業種によって必須となる機能が不足していることがあります。

必要な機能がオプション扱いで別途費用がかかるケースや、そもそも提供されていないケースも珍しくありません。導入時には、現在必要な機能だけでなく、今後の事業拡大を見据えた機能も揃っているか確認することも大切です。

不要な高機能はコスト増につながりますが、必要な機能が不足していると業務効率が低下するため、バランスを考えて選定しましょう。

サポート体制は十分か

POSレジを安く導入する際は、サポート体制も確認しておきましょう。安価なPOSレジではサポートが限定的であったり、電話対応が有料だったりする場合もあります。

POSレジの導入時には、アプリのインストールや商品登録、在庫設定、決済サービスとの連携など多くの作業が必要です。ITに不慣れな人にとっては難しく感じることもあるでしょう。

そのため、導入時やトラブル発生時にどれだけ迅速で適切なサポートを受けられるかが大切です。サポート体制が整っていれば、安心して長く利用を続けられるでしょう。

補助金・助成金の対象内か

POSレジの導入費用を抑える方法として、国や自治体が実施する補助金・助成金を活用するのも有効です。ただし、補助金や助成金には対象事業者の条件、申請期限、支援内容など細かい要件が定められています。

そのため、申請すれば必ず支給されるわけではなく、採択されなければなりません。申請には事業計画や申請書類の作成など時間と労力がかかるため、余裕を持った準備が必要です。

さらに、採択後には報告義務や実施条件の遵守が求められるケースも多くあります。条件を十分に理解し、自社で確実に対応できるかを検討してから活用しましょう。

【業種別】POSレジに追加すべきオプション

POSレジに追加するべき周辺機能 POSレジに追加するべき周辺機能 POSレジは基本機能だけでも使用できますが、周辺機能やオプションを追加することで、より効率的に業務を行えるようになります。 ここでは、業種ごとにおすすめのオプションをご紹介します。

飲食店

飲食店では注文を受ける場所、料理を作る場所、会計をする場所がそれぞれ異なる場合が多いこともあり、注文のシステム化が求められています。 たとえば、注文を口頭や紙で伝達することで注文ミスや漏れが発生したり、導線が混雑することによって業務が滞ったりします。 また、メニューや顧客の分析をしようにも、集計から手動で行うことは大変な手間でしょう。 課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。

  • レジ会計機能
  • 売上管理
  • 顧客管理機能
  • オーダーエントリーシステム
  • 複数店舗管理
  • 分析機能

飲食店のPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。

参考記事:飲食店のPOSレジに必要な機能とは?おすすめのPOSレジも合わせてご紹介

クリニック

クリニックでは、通常の会計と異なる複雑な計算が必要となります。 さらに、多くの患者が何度も来院するため、カルテや会計情報などの顧客情報をまとめて管理できる一元的なシステムが求められてきました。 課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。

  • レジ会計機能
  • 顧客管理機能
  • 他システムとの連携機能
  • 衛生面に配慮した機能

クリニックのPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。

参考記事:クリニックにPOSレジは導入すべき?導入メリットや必要な機能を徹底解説

アパレル・スーパーなどの小売業

小売店では、店内に多くの商品を陳列し、一度に多くの消費者が購入に訪れることがあるため、在庫管理の簡易化やレジ業務の効率化が求められてきました。 課題を解決するために、以下の周辺機能の追加がおすすめです。

  • レジ会計機能
  • 発注・仕入れ管理機能
  • 商品管理
  • 顧客管理機能
  • 在庫管理機能
  • 複数店舗管理

また、近年注目されているオフラインとオンラインを融合させた顧客体験を、スマホを用いた機能でサポートできる場合があります。 たとえば、スマホで商品をスキャンすることで、店内のどこにいても会計ができるスマホレジやスマホで事前に商品を購入し、店頭で商品を受け取る店頭ピックアップなどが挙げられます。

新しい顧客体験の提供を検討されている小売業の方は、「CASHIER OMO」をご覧ください。

またアパレル店舗のPOSレジ導入に関する詳細は、こちらの記事でも解説しています。
参考記事:アパレル店舗がPOSレジを導入するメリット・デメリットとは?

美容室・サロン

美容室・サロンでは、顧客のうち多くがリピーターです。 またほとんどが予約制であることが特徴であるため、以下のような機能の追加がおすすめです。

  • 予約管理機能
  • 顧客管理機能
  • キャッシュレス決済機能
  • 在庫管理機能

美容室・サロン向けのPOSレジに関する詳細は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:美容室・サロン向けのPOSレジとは?おすすめの機能や選び方を解説

POSレジを導入するならキャッシャーがおすすめ!

POSレジの導入で後悔しないようにするには、自社の課題・目的に合ったPOSレジを選ぶことが重要です。 自社に最適なPOSレジを導入できれば、業務効率化や売上・利益の向上といったメリットを最大限に享受できるはずです。

CASHIER(キャッシャー)は、初期費用0円 or 月額費用0円から簡単に導入できるクラウド型のPOSレジです。 業界最低水準の手数料で利用できるクレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済など、幅広いキャッシュレス決済に対応しています。

対面販売時に使用する一般的なPOSレジのみならず、セルフレジやタッチパネル型券売機、飲食店専用のオーダーシステム、キャッシュレス決済端末など、店舗運営の総合的なPOSプラットフォームとして、幅広い業種・業態のお客様にご導入いただいております。

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記事の投稿者PROFILE

CASHIER カスタマーサクセス

田口 帆夏

2022年12月入社。前職は大手スーパーにて接客や店舗管理を経験。
接客以上にお客様に寄り添ったサービス提供を行いたく、カスタマーサクセスに転職。
持ち前の人柄の良さと丁寧な対応でチームにかかせない存在となっている。

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