
店舗DX スーパーや飲食店など、さまざまな業界・業種で導入が進むセルフレジ。身の回りでも見かける機会が増えていますが、店舗運営にどのような効果やメリットを期待して設置を決めているのでしょうか。
今回は、店舗にセルフレジを導入する理由や導入店舗の具体例、設置時に気をつけること、導入の流れなどを解説します。
【今回のコラムをざっくりまとめると…】
この記事では、セルフレジの導入が店舗運営に与える影響を解説しています。人件費削減や業務効率化が期待できる一方で、顧客の操作負担や導入コストも考慮が必要です。適切なモデル選定と運用が成功のカギです。
※関連記事:【2025年最新】セルフレジとは?メリット・デメリットから導入までの種類と選び方

店舗にセルフレジを導入する際、まず知っておきたい仕組みについて解説します。
セルフレジの仕組みには、商品を読み取る方法の違いから以下の2つのタイプがあります。
●バーコードを読み取るタイプ
●IC(RFID)を読み取るタイプ
バーコードを読み取るタイプは、セルフレジを導入している店舗のほとんどが利用している形態です。商品に記載されているバーコードを、バーコードスキャナで一つずつ読み取ることで、商品名や値段などの商品情報をセルフレジに反映させます。そして、画面上に表示された商品情報をもとに、顧客が代金を支払います。
一方、IC(RFID)を読み取るタイプは、かごに入った商品のICタグをすべて自動で読み取ってくれるため、より会計にかかる時間や手間を軽減できます。
セルフレジの仕組みの詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:セルフレジの仕組みとは?バーコードやRFIDを利用した種類や事例を徹底解説
セルフレジとは、店舗におけるレジ業務の一部または全部を、利用客が自分で行う形態のPOSレジシステムです。セルフレジを導入する理由には、店舗側のメリットと顧客側のメリットがあります。そこで、店舗レジにセルフレジを採用する代表的な理由をご紹介します。

店舗にセルフレジを導入する顧客側のメリットは、以下のようなものが挙げられます。
●レジ待ち時間を短縮できる
●衛生的に買い物できる
●自分の好きな決済方法で支払える
●店舗によらず、同じ手順で決済が可能になる
顧客側の最も大きなメリットは、レジ待ち時間の短縮です。これまでよりスピーディーな会計ができるため、忙しいお客様も利用しやすくなります。また、そのうえで欠かせないキャッシュレス決済にも対応しているため、自身の利用しているキャッシュレス決済方法を好きに選んで決済可能です。
セルフレジを導入するメリットの詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:セルフレジのメリット・デメリットとは?メリットを最大化するポイントを解説

店舗にセルフレジを導入するデメリットは、以下のようなものが挙げられます。
●導入コストとランニングコストがかかる
●新たなオペレーションが必要になる
●未払いや万引きなどのトラブルに遭うリスクがある
新しい機器を導入するため、費用や新しいオペレーションはもちろん必要です。そのため、導入前にしっかりと事前に準備しなければ、導入直後に混乱したり、資金繰りが悪化したりする可能性もあります。
デメリットを最小限に抑えるための方法は後述していますので、そちらをご覧ください。
大手コンビニにおけるセルフレジの店舗導入事例をご紹介します。多くの店舗で設置が進んでおり、それぞれの企業により、セルフレジのタイプなど特徴が異なっています。
小売店やアパレルにおけるセルフレジの導入事例をご紹介します。自社の顧客の利便性向上を実現するために、それぞれの企業が工夫しています。
店舗に新しくセルフレジを設置する場合は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、店舗にセルフレジを導入する際に注意することを解説します。
セルフレジの魅力には気づいているものの、設置方法がわからず導入できていないケースもあります。そこで最後に、店舗へのセルフレジ導入の手順を解説します。
少子高齢化による人手不足や感染症などの影響により、今後も店舗へのセルフレジの導入が進むと考えられます。セルフレジも日々進化しており、店舗に合わせたさまざまな機能が登場しています。
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